カレヴァの大地にて〜ヒロインなんてトラブルメーカーだ、なんてこと言っときながら振り回される俺の滑稽な冒険譚〜

一般社会人としてほどほどにオタク活動していた青少年、酒門虎太郎。
会社帰りに雷雨に遭遇したが、早く帰ってゲームがしたい一心で雨の中をひたすら走った。
そして雷に打たれてくたばった。

魂だけになってしまった虎太郎が宇宙空間をふよふよと彷徨っていると、目の前に現れたのは大神ウォッコと名乗る神様。
ウォッコ様からお願いされたのは邪神に支配されそうな異世界を救ってくれというテンプレ展開。
オタク活動をしていた虎太郎にとっては異世界転生などやぶさかではない。
しかし彼は、少々というかなんと言うか、性格にかなり難があった。

非常に捻くれている上に、超がつくほどのナルシストなのだ。

ヒロインなんてトラブルメーカーだと主張し、美少女に付き纏われないように異世界生活を送ろうとするが……
うっかり手が滑っ…続きを読む