概要
やっぱり私は、ドレスの裾を刻んで捨てるのだわ
薔薇を国花とする『薔薇の帝国(ガルデン・ローザリー)』の王女メリルは十六歳の誕生日を迎えたその日に父である王から政界入りを決められる。メリルは将校である寵臣スカーレットとその同期と後輩になる将校ダズマールとミゼルから祝福されるも、同君連合国の君主で従姉の公女ロックハーティアから冷たく扱われる。公女とメリルはそれぞれ王位継承権を有しているゆえに次期君主の座を巡って険悪な間柄だった。また公女はメリルの寵臣スカーレットを自国の反帝国体制を訴えて蜂起した軍を虐殺した軍人として邪魔に思っていた。国王が病に倒れ、王の大側近である宮廷悪魔バフォメットはメリルを次期君主に推さないという発言をする。王位をめぐる策略と思惑の宮廷謀略劇。
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