第22話みんなの憧れの生徒会長はもう俺に堕ちていました!??

「こんにちわ。」


「こんにちわ、リーゼ生徒会長。」


「今日は僕に何か用があるのかな、、?」


ここでリーゼの言葉を聞いた一色はぴたりと止まった。


今リーゼ会長は“僕”と言ったのか、、?まさかこんな美人の一人称が!?エロゲの世界でこんなにも容姿端麗でスポーツ万能な人がこの世界エロゲにいるのになぜ、登場しなかったんだよ!!こんなにもヲタクの性癖に刺さるキャラがいるのに、、、


一色は内心驚きすぎて、リーゼの話を全く聴いていなかった。


銀髪の長い髪が腰まで伸びており、さらさらと輝くまるで月が光っているようであった。目はブルーサファイヤのような瞳でとても輝いていた。少し目吊り目であるが、目がもともと大きのか、とても美しかった。しなやかな体で出ているところはしっかり出ておりまさに噂に聴いていた高嶺の花にふさわしい人であった。


「と言うことで、僕はそろそろ用事があるから」


そう言って、リーゼは生徒会室から出て行った。一色はあまりの美貌にうっとりしており、そのままリーゼが部屋から出て行くことを見た。



あっ!俺としことが、、全くリーゼ会長と話ができなかった。このままだと絶対にイベントを回収できない、、だから今からリーゼ会長を追いかけて少しでも話をしよう!


決心したらすぐに行動しようと生徒会室から出た一色であったが、廊下にはもうリーゼの姿が見えなかった。



くっそ、、リーゼ会長はどこに行ったんだ、、



一色は廊下を走ってリーゼを探した。しかし見つからず、空いている教室を片っ端から見てみた。すると、、、



ある空き教室でリーゼを見つけた一色であったが、一色はリーゼに声をかけることができなかった。



「本当にムイくんは可愛いな❤︎僕の話を聴いている時の少し虚ろな表情が本当に可愛い。虚ろな表情が可愛いのはいいのはいいが、僕の話をあまり聞いていないとこいうことでもある。これは今後もっとムイくんとお話ししてもっと仲良くなれば虚ろな表情以外も見れるということではないか、、?よし、そうとなればまずは相手が興味を持っている話を見つけたり、今のでは“自分磨き”というものがあるから僕も自分磨きというものをしてみよう!!


そうと決まれば生徒会の仕事は後にして、自分磨きと話の話題を探すために頑張って調べてみるとするか!!」


ガッツポーズを小さくやって教室から出たリーゼ



一色はリーゼが本当にムイのことを好きであるということや、ムイのせいで生徒会の仕事を疎かにしていることがよくわかった。



そして何よりも、、、、



アリナみたいな気質を感じる、、、、、



と頭の中に浮かんでゾッと背筋が凍った。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る