エロゲの主人公に転生しましたが、可愛くてエロいメインヒロインより隠れ美少女のモブとパッピーエンドに向かいたいと思います。
あかごはん
第1話 エロゲ主人公に転生しましたがやっぱり僕は隠れ美人モブの方が好きです!
「ムイ様起きてください。」
この声どこかで聞き覚えのあるような、、、。まぁ、ゲームのしすぎでついに幻聴が聞こえるようになったのか。
長岡一色は社会に出てから数年、彼には趣味というものを挙げるならば、一年ぐらい前からハマっているエロゲを毎日プレイすることであった。
「起きてくださいムイ様。起きないと学園に遅刻しますよ?」
この幻聴すごく聞こえるな。まさか、これって俺の家に誰か不法侵入しているのか、、!?だったら起きないと
一色は自分の瞼をいつも起きる時のよりも早く開けた。
すると一色の目に入ってきたものは
「やっと起きましたねムイ様。朝食の準備は整っていますので早く着替えてください。」
「ここはどこだ、、、?」
「何をおっしゃっているのですかムイ様。まさか寝ぼけているのですか?そうでしたら尚更早く着替えて朝食を食べないとですね。」
ムイのメイドであるイコはそう言ってその場を離れた。
「まさか、ここって学園LOVEライフの世界なのか、、!?いや、、、そんなことないはずだ、、。だって俺は昨日まで自分の部屋にいたのはずなのに」
一色は今自分が「学園LOVEライフ」の世界にいるとは思っていなかった。
「これはきっと夢だ。そうに違いない!まさかゲームをしすぎてこんなにも鮮明な正夢を見れるなんてな、、、。よっし!今はこの世界を堪能して、いい目覚めにさせるぞ!!」
自分に「これは夢だ」と言い聞かせてなんとか今の状況の整理をつけた。
そして、ゲームで培われてきた知識をフルに生かして着替えを済ませてムイが朝食をとるリビングに行った。
「きましたかムイ様。」
一色がリビングに着くとそこにはイコが朝食をお皿に盛っていた。
「ありがとうなイコ。」
「お礼を言われる筋合いはありません。これは私の勤めですので」
やっぱりイコはツンツンしているよなー。まぁそこがいいところだけど!!!
一色は内心「学園LOVEライフ」の夢を堪能していた。
「それでは、ムイ様いってらっしゃいませ。」
「いってきます」
さぁ、ここからが僕の本当の楽しみってやつだ!待ってろよカイナ!!俺は絶対に夢が覚める前までには君に会いに行ってくるからな。
「おはよう!ムイ!!」
「あー、アリナか。おはよう」
「ちょっとムイ私を見て何か言うことがあるでしょ?」
「そ、そうだな、、、、。うーん、、髪の毛切ったか?」
「違うよ!もう、ムイのばか」
ほっぺを膨らませて、怒っていることを表しているアリナ。
それを見て一色は
本当にゲームの絵でも見たとうり、金髪ロングヘアーでスタイル抜群。公式の数量限定の設定が書かれているレアな本によるとアリナのカップ数はEカップ。画面上では見れなかった後ろ姿や、短いスカートからちらっと見える太ももはすごくいい。
「ムイ、、、、、私をそんなに見ても何も出ないよ、、?」
一色はアリナの怒っている顔から体まで、今までゲームで見れなかったところをじっくりと見ていたため、アリナは怒りの気持ちよりも恥ずかしい気持ち方が勝ってしまった。
「い、いや、、アリナが(画面越しで見た時よりも)可愛くってつい、、、」
「ムイ急に褒めてくるのなに??もしかして私に惚れちゃったとか、、?」
「そんなわけはないよ!!(だって僕にはカイナがいるから)」
一色は自分の本心を一部隠してアリナに言った。
「まぁ、それを言うのは今のうちだからね!、、、、、待っててね、私の王子様」
「最後なんて言ったの?俺、聞こえなかったけど」
「なんでもなーい!ほら、そろそろ教室に着くし!」
嬉しそうにしているアリナはそう言って、教室に入り同じクラスの人たちに挨拶した。
一色はその挨拶の声に紛れてこっそりと自分の席に座った。
「おはようカイナさん」
「お、おはようございますムイさん、、、」
一色は隣に座っている本を読んでいるカイナに挨拶をした。
本当にカイナは可愛いな、突然声をかけられて、びっくりしてビクんとなっているのが本当にたまらない、、俺もう今すぐ目覚めてもいいかも、、、
一色は夢の目標であるカイナに出会えて嬉しい表情が隠せていないのかニヤニヤして、カイナをずっと見つめてしまっていた。
「あ、あの、、私の顔に何かついてますか、、?」
「ごめん、ずっと見てたよね、、、迷惑だったよね、、」
「い、いえ、私は特に何も、ありません、」
ずっと顔を見られていて恥ずかしがっている顔がとても可愛い!!
カイナは肩まで伸びている黒髪にメガネをかけて前髪は少し長いけどそこから覗く美しい黒色の瞳が最高にいい!!
スタイルもアリナの引けを取らないほど良くて公式の数量限定本にはカップ数がGカップ。しかもカイナは黒タイツをはいているからこれもまたタイツの沼へと引き摺り込まれていく、、、
夢なんていつ覚めるかわからない、今の目標はカイナに会うことだったけどカイナの姿を見てやっぱり夢が覚める前に俺はこれを言わなきゃ、きっといい朝を迎えられないだろう、、
「カイナ俺言いたいことがあるんだ。」
「な、なんですか?」
「俺、カイナのこと好きなんだ」
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