第13話 好きな人がバニーガールのコスプレを着たら、、
二人は、これから自分が18歳以上の人がすることをするんだと改めて実感してゲームセンターに向かった。
その間二人が会話することはなくただただこれからすることだけを考えていた。
カイナはゲームセンターでどういう反応をするんだろう、、、。俺は見た目はムイであるが中みは残念ながら違う。カイナは普段はムイらしく振る舞ってきたはずの俺に違和感を持ってくるかもしれない、、それでも俺はカイナを自分の手でカイナが俺を惚れさせるようにしてみせたい!!
というのも当たり前であった。一色自身はまだ自分が転生してきたことを完全とまではいかないが自覚していない。だから今焦っている。
「もし夢から目覚めたら俺はカイナを攻略していないまま現実の世界に戻る。それは嫌だ。やると決めたらやるからもちろんやり切ってから目覚める方がいい」というようなことを思っている。
一方カイナの方はというと
ムイさんは私のコスプレを見てくれるのか心配です、、私スタイルがよくないからもしかしたら嫌な顔をされるかもしれません、、、違う違う!!むしろ嫌われた方がいんです!!私としたことが、本当にいけませんこのままでは私がムイさんのこと“好き”だってわかって、、、
ここでようやくカイナは今までの自分の気持ちを具現化することができた。今ままではこの気持ちを曖昧にしてでも自分に自覚させないようにしていたが今回はもう、それができなかった。
自分はムイのことが“好き”である。
こんなに食らう自分にも優しく声をかけて、優しく接してきてくれるムイが好き。
しかしこれはカイナにとって嬉しいことではなかった。ムイにはアリナがいる。それを知っているからこそカイナは自分とアリナを比べて自分はムイには釣り合わないからこの気持ちはいけないと思っている。
二人が考え込んでいるうちに二人はゲームセンターについた。
「ムイさん私はあちらに用事があるのでちょっと待っててください。」
「わかった。気をつけて行ってね。」
カイナはムイの言ったことを聞いて言葉返事をせずに頭を下げて走った。
一色はカイナが走って行ってしまったため何もすることがないから一人でカイナにあげるれるようなキーホルダーをクレーンゲームで取ろうかと考えていた。
一色がゲームセンターでカイナにプレゼントできそうなものを見つけた。
「この可愛いクマのキーホルダーにしよう!!」
小さいぬいぐるみのクマのキーホルダーをカイナにプレゼントしようと張り切ってお金を入れて取ろうとしたが、10回やっても取れなかった。
まだここで諦めてはいけないと思ってさらにお金を入れようとした時
「ムイさん、、、私似合ってますか、、?」
バーニーガール姿のカイナがムイの前に立っていた。
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