第6話 学校の屋上で3Pはやばいですか、、?

俺は今、この場からなんとしてでも逃げなければないらない。



俺が童貞を卒業する相手は決まっているのに、今の状態では俺は絶対にこの二人に襲われて卒業してしまうかもしれないからだ。




「ムイ、あの女も加わったけど、ちゃんと私だけを見ててね♡」



「ネイもしっかり見てよね。ネイはすんごく可愛んだからすぐにアリナ先輩よりも好きになっちゃうかもよ、、?」




本当にどうしたらいいのか俺には全くわからない。今の俺にはこの場面をなんとかする策は思いつかない、、、。



一色は今までのゲームをしてきた経験からこの場をなんと打開する策を考えているが、残念ながら全く思いついていない状態であった。



一色がなぜここまで考え込んでいるのかの理由は単純明快であった。


その理由は一色が今までゲームをプレイしてきて、一度もアリナとネイに迫られていることがなかったからだ。



俺は今までこの場面をゲーム越しで見たことがない。もしかしたらこの場面は「学園LOVEライフ」のアリナとネイを攻略したときと何かしらの条件をクリアしなければならないと出てこない隠れイベントかもしれない。このゲームならこのような要素をたくさん入れているから絶対にこう言うことはあり得る。



「学園LOVEライフ」と言うゲームがどうしてここまで絶大な人気を誇っていたのかについての大きな理由の一つがこの隠れイベントの種類とその隠れイベントのエロさがとても人気であったと言うことだった。



この隠れイベントとは、攻略対象を攻略しつつ、ある条件を突破していれば見れるというものである。この隠しイベントは数が多く、毎月二、三個新しいのが配信される為プレイヤーを飽きさせにくいようにするという効果もあった。



残念ながら俺はカンナ以外の隠れイベントをあまりやっていないから、この場を切り抜けるいい方法が思いつかない、、、


一色が頭をフル回転させながら考えているとふと、あるものを思い出した。




確か、アリナってムイと二人の状況でしかセックスしないのにどうして今はネイが加わっていることを許しているのだろうか、、?



一色が今まで「学園LOVEライフ」をプレイしてて、アリナルートの時にアリナは必ず二人だけの甘々セックスをしていた。しかし今はネイが加わっている。つまり今はアリナルートであるから決してエロ展開にはならない。




これを頭の中で考え結論に至った一色は、




今の俺がするべきことは二人に身を任せればいいと言うことだ。





そして、一色はこの後、ネイとアリナにマッサージをさせられ、熱を下げる薬を飲ませた。



もちろん口移しではなかったけどね。






ムイの体調が少し良くなっていた時にちょうど昼休みが終わるチャイムが鳴った。




三人はそのままそれぞれの教室に戻ったが、屋上にいたのは決して三人だけではなかった。





「ムイさんってやっぱりモテるから私みたいな人絶対に見合わないですよね、、、、、、。」



三人が帰ったあとその美少女は困惑したような声を出して独り言を言った。




その後その美少女は自分の黒い髪の毛をサッと束ねて結んだ。
















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