第7話 黒髪美少女に攻められるのはお好きですか?
一色は屋上の件でこの世界からエロい展開があまり出ないことに少し疑問を肝心ながら5時限目の授業を受けていた。
この世界ってエロゲの世界のはずなのに屋上の件といい、放課後のアリナのイベントといい。「学園LOVEライフ」は女性キャラが強引にムイをエロいことに誘うのが人気になった理由の一つでもあるのに今の所全部エロいうことを避けられる選択肢ができるイベントばかり、どうしてなのだろうか、、?
一色はまだこの世界を夢だと思っている。一色がこの世界で自分の望んでいるイベントをやるには一つの条件を達成しないといけない。
残念ながらその条件を達成していない一色は女性の強引なエロ展開が来ない。
もしかしたらアリナたちの好感度がまだ低いから強引エロイベントが来ないってことか、、。俺的には早くカイナのエロイベントが来て欲しいけどな、、、
5時限を一色はずっとどうしたら好感度を上げられるか考えていた。
「あのムイさん私、ムイさんに話があるのですが放課後いいですか、、?」
授業が終わった時カイナはムイに恥ずかしそうに言った。
これってもしかしてカイナの放課後イベントってこと、、!?
一色はカイナのお誘いを聞いて内心嬉しそうにしていた。一色はカイナのお誘いを断ることなく放課後屋上で待ち合わせすることにした。
カイナの髪型が昼休み以降からパニーテールになっていた。もしかしてこれってかっこいいカイナの姿が見れるってこと、、!?そしてそのままエロイベントに行くってことか!
期待を膨らませどんなイベントなのだろうと妄想していた一色はその後の授業の内容は全く耳に入れなかった。
放課後になって一色はすぐ屋上に向かった。
一色が屋上につくとカイナはいなかった。
俺が楽しみすぎてくるのが早すぎただけだよな、、
カイナがいないことに対して少し残念そうにしていたががっかりする時間は思ったよりも短く、カイナが一色の前に現れた。
「私ムイさんに聞きたいことがあるのですが、いいですか?」
着いた時から真面目な顔でムイに言ってきたカイナを見た一色はカイナのために真剣に答えようと思い、がっかりした顔からすぐに切り替えた。
「俺に答えられることならなんでもいいよ。」
優しく返答する一色に対してカイナはその後言葉にどれから話せばいいのか困ったのかそれとも話すのが恥ずかしくなったのかもじもじしながらも言葉を紡いでいた。
しかし、そんな可愛らしい様子も長くは続かず、カイナはプチッという線が急に切れたように雰囲気が変わった。
カイナはムイを屋上の壁まで追いやった。
困惑した一色は壁にカイナの圧によって向かわされたが「もしかしてこれはあの名シーンでは!?」と嬉しくなっていた。
カイナはムイを壁まで追いやりその勢いで壁ドンをした。
「ムイさんって複数の女の人と付き合っているんですか?」
黒い髪の毛から少し見られるカイナの目は鋭く、ムイに真剣な眼差しで聞いてきた。
それに対して一色は
待って、、、これってゲームでのムイが他の女とエロい展開になって自分はヤっていないと嫉妬してムイを壁ドンするシーンじゃん、、、
かっこよすぎてカイナに抱かれたい///、、、
一色は名シーンが今体験できてすごく嬉しかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます