第11話 これからエロいことを起こさせれば問題ない!

一色は授業中ずっと考えていた。




もしかして今のカイナは俺の望んでいるのではないか?




少し疑問系になってしまっているが実際のところ確信をしていた。しかし少し前までムイを避けていた行動から急に話しかけるようになっていることに対して気になっていた。



もしかしてカイナは何か俺に対して仕掛けているのではないだろうか?もしそうだったら急に冷たくなったり話しかけるようになったりした行動に説明がつく。

本当にそうであるならカイナは何を俺に試しているのか全く皆目検討もつかない、、、。




一方その頃カイナというと、、、、



ムイさん、私が頑張って誘ったのを全て断っています、、、もしかして私気わられているのではないのでしょうか、、、?本当に嫌われているのなら私、、、、、。



いけないです!!これ以上考えてはいけないです!!



カイナはムイを誘っては断られるたびに自分の感情を追求しようとして、辞めることを繰り返していた。


なぜならカイナは今の自分の感情がいけないものということを知ろうとする前からなんとなく察していたからだ。



この感情はきっと消えないのです、、、ですから


これ以上この思いを大きくさせてはいけない、、私自身でなんとしないと、、、、でもどうしたらいいのでしょうか、、、



これ以上思いを大きくさせてはいけないのにムイに会うたびにこの思いは自分の意思とは関係なく大きくなってしまう。どうしようもないこの感情をどうにかして抑えるためにも次はどんな策にしたらいいのか分からなくなっていた。



二人はこれれから何をしたらいいのか考えていた。



二人はここでついに同じ決断に到達した。





「「えっちなことをすればもしかしたらいけるのでは、、?」」




二人の考えがどうしてこうなったのかの経緯は以下の通りであった。



一色は、、



カイナはもしかしたら自分の思いを自覚してどうしたらいいのか分からない→ムイとどうやって関わればいいのか分からない→俺がすることは、カイナにこの感情がどういうものかを教えてあげればいい→方法としてはエロゲでは絶対にエロいことをすればいい!!





カイナは



ムイさんはきっとアリナさんのような可愛くて純潔という感じの女の子が好きなはずです→私がビッチになればムイさんもきっと私から離れていくはず→でも自分の純潔は他の男に汚されたくない→えっちな誘惑をすれば勘違いしてくれるはずです!!




というものであった。




ここから始まるのは二人のエロい戦いであった。













  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る