第4話 メインヒロインは俺を襲うつもりです!?

その後一色とアリナは楽しくお昼を過ごした。



「美味しかったー、本当にありがとなアリナ!」



「これからもムイが望んでくれるなら、、私お弁当作るよ、、?」



アリナはムイからすごく褒められて嬉しくなって、これからもお弁当を作ろうか提案してきた。



「いいよ、アリナだって忙しんだし。でもたまに時間がある時ならいいと俺は思うよ。」



「うん!分かった!!」



アリナは嬉しそうにして返事をした。



「ところでムイは私のお弁当を食べてなんともないの?」



「うーんそうだな、、強いていうなら少し体が熱い気がするけど、、、」



それを聞いたアリナはニッコリと一色に気づかれない程度に笑った。



「お昼だってまだ時間あるしここで少し休も?ここは涼しいしね。」



「そうだな。」



あれ、、俺この展開見たことかるような気がするんだけど、、、、




それから一色はそのあと、十分くらい休んだが、なかなか体の熱が冷めず、「はぁ、はぁ」と息を吐くまでになってしまった。



「ムイ、大丈夫?」



「う、うん。まだ昼休みもあるんだし、もう少しここにいるよ。」



「心配だから私ももう少しここにいるね。」



「ありがとう、アリナ。優しいね。」



アリナはそれを聞いて嬉しくなったのかムイの方にさらによって、「ムイといると落ち着くね。」と言って、ムイの肩に頭をそっと乗せた。




あれ?俺、アリナ推しじゃないのどうしてこんなにも心臓がドキドキしているんだ?俺は、カイナ以外には何も反応しないのに今俺の息子も少し反応している、、、これって、、まさか、あのイベントに突入しているのか!?



一色はやっと心に引っかかっているものの正体が分かったようだった。



これってまさか、アリナルートの超有名なシーンだ!



ここのシーンは俺でもすごく印象的だった。確かここではアリナの作ってきたお弁当には、媚薬が入っており、ムイはそれを知らずに食べてしまって、体が熱いと言って、アリナに助けを求めた。



そして、アリナは服を脱ぎ始めるっていう、まさにアリナの罠にかかったムイはそのままアリナに襲われるという、、アリナ推しの人にとっては「積極的はアリナがかわいい!!」とか、「大胆で素晴らしい」とか言われている。



くっそ、、俺はこの先どうすれば、、、



一色が解決策を出すために一生懸命考えていると、




「ムイ、、、その体の熱さ私が治してあげようか、、?」



「え、、?」



いやまて、イベント通りなら絶対にムイが言わないと始まらないはずなのに、、、



「私ムイのこと心配だから、、、私が助けてあげる♡




お礼は私と結婚してね♡」




そう言ってアリナはだんだん服を脱ぎ始めた。
















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