概要
あぁ……と彼女は切なげな声をあげた。義経に憑依したオレの冒険噺
顔立ちはお前――飛車顔だよね、とよく|揶揄《からかわ》われる逆五角形。
中肉中背の陰キャ――これがオレ。
モブキャラ確定のオレが浜辺で拾った呪物のせいで源義経に憑依してしまう。その時代で出会った浦島太郎に「乙姫と娘のシズを救出してくだされ」と依頼が。
あれよあれよと巻き込まれ、やってきたのは竜宮城のある“アの国”。
なにやらお伽話と違う展開に焦るオレを置き去りに、“アの国”を狙う“ラの国”との戦いに巻き込まれていく。
“愛”なのか? “勇気”があるのか? “冒険”なのには違いないけど、そんなこと望んでなかったオレが巻き込まれた竜宮アドベンチャー。
中肉中背の陰キャ――これがオレ。
モブキャラ確定のオレが浜辺で拾った呪物のせいで源義経に憑依してしまう。その時代で出会った浦島太郎に「乙姫と娘のシズを救出してくだされ」と依頼が。
あれよあれよと巻き込まれ、やってきたのは竜宮城のある“アの国”。
なにやらお伽話と違う展開に焦るオレを置き去りに、“アの国”を狙う“ラの国”との戦いに巻き込まれていく。
“愛”なのか? “勇気”があるのか? “冒険”なのには違いないけど、そんなこと望んでなかったオレが巻き込まれた竜宮アドベンチャー。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!現れ出たる義経公。御覧じよ、浦島伝説後日譚――異聞・九郎判官義経伝説
江戸時代の頃、九郎判官義経公は浄瑠璃や歌舞伎等で大人気のキャラクターで、源平伝説などとんと関係ない話にも「現れ出たる義経公」という語りと共に義経が登場し、「さしたる用もなかりせば」と何もせずに引っ込んでいくという演出があったとか。
そんな雑でいいの? と思ってしまいそうなところですが、これが普通に拍手喝采だったとか。
――閑話休題。
そんないにしえからの愛されキャラクター、九郎判官義経公にどういう訳か憑依してしまった現代の大学生・中村蔵人。
義経公の目を通して彼が見聞きするのは音に聞く源平合戦の世界――かと思いきや海の底、竜宮城の世界。しかも和風ファンタジーかと思いきやそうでもなく、海の…続きを読む