第5話

ピピッピピッピピッピピッ

ふわぁぁぁあ……もう朝か……

食事をし学校の支度をして、部屋を出た、


大「真依琉くんお早う」


真「大家さんお早うございます」


大「真依琉くん、はい、お弁当」


真「何時も有り難うございます」


大「良いのよ、行ってらっしゃい真依琉くん」


ま「行って来ます」


数十分後


宗「お早う真依琉」


浅「押手くんお早う」


真「浅香さん宗二お早う……

今日は剛田と骨川は、まだ来てない見たいだな?遅刻か?」

……………………………………

……………………………………


担任「お~し席に付けぇ」


今日は何事もなく授業は進だ、


俺は早退させて貰い捜索者協会に向かった、


時刻は14時55分結構ギリギリだったな!


真「緑川さん、こんにちは」


緑「押手さん、こんにちは、相手の方はもう来られてますよ、どうぞ此方へ」


真「はい、有り難うございます」


コンコン


緑「押手さんをお連れしました」


榊「入ってくれ」


「「失礼します」」


(ふんっやっと来たか、国会議員たる私を待たせるとは)


榊「押手くん、こっちに掛けてくれ」


真「はぁ失礼します」


榊「此方が、国会議員の伊屋見いやみ議員だ」


伊「国会議員の伊屋見だ!TV

で顔位は見た事はあるだろ!早速だが、此にサインをしてくれ」


真「何ですかこれ?」


伊「何って?譲渡する為の書類だ」


「「「譲渡?」」」


真「どう言う意味です?」


伊「君は譲渡の意味も知らんのか?」


榊「伊屋見議員!譲渡とは、どう言う事ですかっ?」


伊「榊原くん、そのままの意味だよ!」


真「ただで、寄越せって言っているんですか?」


伊「分かってるなら、早くサインをしろっ!」


真「支部長?何を言って居るんですかこの人は?

話しに成りませんね!何で譲渡しなきゃ行けないんです?」


伊「良いからさっさとサインしろっ!」

バンッ


真「何です?脅しですか?それは?

…………!! 支部長、緑川さん!お願いが、在るんですけど?」


榊、緑「何かね何ですか?」


真「今から動画撮影してくれませんか?出来ればライブでSNSに投稿して下さいw」


伊「なっ!何を言ってるのかね!そんな事が許される訳が無いだろっ!」


コソコソ…………コクコク………


緑「えぇとぉ撮影始めました!続きをどうぞ!」


伊「なっ!こんな事をしてどうなるか分かってるいるのかっ!直ぐに撮影を止めなさい!」


真「撮影されてると、不味いんですか?」


伊「くっ…………」


真「w此が伊屋見国会議員の持って来た書類です!」


伊「!?それを返しなさいっ!」


真「しっかり映ってますw?」


榊「うむ、しっかり映っているぞw」


伊「止めなさい!直ぐに撮影を中止しなさいっ!」


真「で?何でしたっけ?俺のドロップ品をただで寄越せでしたっけ?」


伊「なっ何を言って居るのかね?わっ私は一言もその様な事は言っていない、君が良ければ国に譲渡をして下さいと、お願いをしただけでは無いか!」


真「へぇ~あれがお願いですか?あと、あれ何か分かります?」


伊「あれ?んっ監視カメラ!」


榊「音声は入っては無いが、映像は録れているはずだ」


真「はっきり言います、ドロップ品は譲渡もしないし、売りもしません!良いですね!」


伊「くっ…………」


緑「しかも此は、国に譲渡する物ではなく、伊屋見議員個人への譲渡契約書じゃないですか!こんな事が許されると思って居るのですか?」


伊「くっ……きゅっ急用を思い出した、私は此で失礼させて貰う」


伊屋見議員は慌てて会議室を出て行った


緑「うふふ、慌てて帰っちゃいましたねw」


榊「さて押手くん、この動画はどうするかね?」


真「何かに使えますかね?」


榊「貸しは作れるだろうね!」


真「SNSに投稿したら?」


榊「間違いなく、議員辞職だね!彼が所属している政党も、大騒ぎに成るだろうね!あとは詐欺罪も適用されるかもな?」


真「そうですか………まぁその辺は、お任せします、それで?ドロップ品は持って帰って良いんですよね?」


榊「あぁそうだな、緑川くん、ドロップ品を持って来てくれ」


緑「分かりました、それでは、用意してきます」


榊「はぁしかし、あの様な者が来るとは………二度とこの様な事が無い様に、上に話しは通しておく、もしこの事が公に成れば、捜索者は誰もドロップ品を鑑定に出さ無くなる、闇取引が横行し、国外へ流出しかねんからな、」


真「上?支部長より偉い人って居るんですか?」


榊「当たり前だ!私は国家公務員の一人でしか無い、捜索者協会はダンジョン省の管轄だからな、言わば警察署の署長見たいな物だ、人事で支部長に成ったに過ぎん」


真「捜索者協会の職員って国家公務員だったんですか!」


榊「なんだ?知らなかっのか?」


真「あはは…勉強に成りました、じゃあ上に報告したら、さっきの伊屋見議員って………」


榊「どのみち議員辞職する事に成るかも知れんな」


コンコン


緑「緑川です、押手さんのドロップ品を御持ちしました」


榊「入ってくれ」


緑「失礼します」


榊「押手くん確認をしてくれ」


真「確認も何も、アイテム鑑定を持って無いので、すり替えられてても分かりませんよw」


榊「うむ、そこは、我々を信じて貰う他あるまい」


真「それは、そうですね、まぁマジックバッグは物を入れたら分かりますしね」


俺はマジックバッグにポーションを入れてみた


真「うぇっ!?」


榊「押手くんどうした?」


真「えぇぇとあの~俺はもう、アイテムの鑑定を協会でして貰わなくても、良いかも知れません」


榊「どう言う事かな?」


真「ん~実際に試した方が早いかな?支部長マジックバッグに手を入れて見て下さい」


俺はマジックバッグに残りのポーションを入れて支部長に渡した


榊「手を入れれば良いのか、」


真「はい、入れて見て下さい」


榊「ん!?これはっ!」


真「どうでしたw」


榊「まさかマジックバッグにこの様な機能が在るとは………」


チラ……チラ……チラ……

真「w緑川さんも手を入れて見て下さいw」


緑「えっ私も良いんですか?」


真「wどうぞ、どうぞ、手を入れて見て下さいw」


緑「それじゃぁ……ふぇっ!?何ですかっ?何ですかこれっ?

バッグの中身が頭の中に……」


どうやらマジックバッグには、中身が分かる機能が付いている見たいだ、

中に何が何個入っているか分からなければ、取り出せなく成るからなのかも知れない、


緑「あの~なんかですね?頭の中に使用者登録が完了しましたって………聞こえて来たんですけど?」


「「えぇっ」」


真「ちょっとバッグ貸してください………取り出せますね?」


緑「あのですね?使用者は押手さんと支部長と私の、3人見たいです………」


真「どう言う事なんでしょうか?」


榊「ふむ………最初に使った者3名が使用者として登録されるのか、又は、最初の使用者が許可した者が、使える様に成るかの、どちらかであろうな」


真「そんな事って在るんですか?」


榊「ふむ、上位捜索者の使う、マジックアイテムの中には本人以外使えない物が在ると、聞いた事が在るが、本当だったとは」


真「じゃぁこのマジックバッグは支部長と緑川さんと俺しか使えないって事ですか?」


榊「うむ、そうなるな」


真「色々検証したい所ですけど、これ以上使える人が増えるのは嫌だなぁ」


榊「うむ、検証するにしても、信頼の置ける者だけにしておきなさい、」


真「あっそうだ!青色のポーション、えぇと、middle Abnormal status prevent sustainable medicineか、

しかし長ったらしい名前だな、しかも何故英語?和名は無いんですかね?」


ミドル アブノーマルス テータス プリベント サスティナブル メディスン


middleは中級で、Abnormalは異常って意味だよな、statusは状態だよな?preventは防ぐだっけ?えぇとPersistenceこの場合は持続だよな?medicineは薬?


真「日本語にしたら、中級状態異常防止薬ですよね?

うわっ!」


榊「行きなりどうした?」


真「英語で表記されてたのが、行きなり日本語に変わりました!」


榊「何を言って………………」


緑「…………本当ですね?不思議ですね?」


真「全部日本語の方が分かりやすいから、良いんですけどね」


榊「確かに分かりやすいな」


真「それで、この中級状態異常防止薬って、売ったらどの位に成ります?」


榊「緑川くん」


緑「はい、現状初出のドロップ品ですので、効果が確認出来ていないのです、中級と言う事を加味して、5千万円です、因みに上級回復薬は5億円で、上級治癒薬は3億円です、持続回復薬も5億円です………」


真「……………………………」


緑「押手さん?押手さ~ん、戻って来てぇ押手さんっ」


真「はっ!何か夢を見ていたみたいです、5億円とか3億円なんて有り得ないですよねwww」


緑「いいえそれで、あってますよ!」


真「マジですか?」


緑「本当と書いてマジです!

マジックバッグは100億円ですよw」


真「ひゃ100億円……………」


中級状態異常防止薬を売る事にした俺は、ふわふわした状態のまま帰路についた


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