第14話
俺達はあれから1時間ほど狩りをして、セーフティーエリアに戻って来た、
結局誰もレベルは上がら無かった、
今回の狩りの成果の内訳は、俺2枚フェンが2枚の計4枚だ、従魔達の分だけは確保が出来た、
夕食にはまだ少し時間が早いので、テントで2時間ほど仮眠を取る事にした、
ピピッピピッピピッピピッ
ポフポフ
ポフポフ
わふっ
真「………ん?……zzz」
わふっ
ポフポフ
わふっ
真「…分かった起きるよ、ふぁあ…」
わふっ
真「じゃあ夕食の支度するか」
わふっ×2
俺はマジックバッグから取り出した、カセットコンロ、鍋等を乗せたクーラーBOXを持ってテントから出て、もぉお馴染みのボア肉を湯煎する為にお湯を沸かす、
お湯を沸かしている間、自分が何を食べるか考える、
パンばかり食べてたから、まだおにぎりが残ってるんだよなぁ、おにぎりとスープで良いか
等と考えていると、
小「真依琉さん何を考え混んで居るんですか?」
真「えっ?あっ小鳥さん!えぇッと何を食べようか考えてました……」
小「そうなんですか?」
真「ん?あのぉ何故に小鳥さんが居るんでしょうか?もしかして、ずっと居たとか?」
小「ちっ違いますっ!リンちゃんが来たがっから、今来た所です………………」
真「そっかぁリンちゃんはオルトとフェンの家族、家族?家族なのか?もしかして、親兄妹なのか?どうなんでしょうか小鳥さん?」
小「えぇっ!わっ私に聞かれても……」
真「そうですよね、なぁオルト、みんなは、親兄妹なのか?」
わふぅ???×3
小「あの真依琉さん?この子達と言うより、モンスターって、仲間意識は在っても、親とか兄妹って言う概念は無いんじゃ無いでしょうか?」
真「そうなんですか?」
小「みんなは中の良いお友達や仲間だって思ってるんじゃ無いでしょうか?」
真「そうなのか、お前達?」
わんっ×3
わふっ
小「あっアリスちゃんと南ちゃん!」
南「はぁぁ遂に小鳥の中で、私よりアリスの方が上に成った見たいね!まぁ良いわ」
小「違ますっ上も下も無いです!2人とも私の大切なお友達です!」
お湯が沸いたのでビニールごと鍋に入れ、4匹に水をあげる
南「あら悪いわね、もう私たちで用意し無いといけ無いのに」
小「そうですね、此からは私たちで…………リトルボアのお肉なんて無理です………南ちゃんどうしよぉぉぉ」
南「どうしよぉって、私にも無理だわ、リトルボアのお肉なんて!このダンジョンに来た時に、食べられるかどうかなのに、ぽんぽんドロップする真依琉くんが、変なのよ!」
真「変って………」
南「そう言えば真依琉くんは明日、ダンジョンわ出るのよね?」
真「そうですね、予定よりだいぶ多くボア肉が手に入ったので、一度帰って叔父さん達や大家さんにお裾分けして来ようかと思ってます」
南「お裾分け!売らないの?多分ギルドで泣き付かれるわよ、売ってくれって」
真「えぇっそうなんですか?」
真「6枚づつお裾分けするから、売る分なんて無いですよ」
小「お裾分けに6枚も………」
真「ん?小鳥さん何か言いました?」
小「なっ何でもないです」
南「そう言えば小鳥、真依琉くんと連絡先を交換したの?」
小「えっあのぉ(///ω///)まだです……チラ」
南「まだなのね……真依琉くん連絡先、交換しましょう良いでしょっ?」
真「えっあぁはい」
南「ほらっ小鳥も」
小「はっはいっ(///ω///)」
田「三人だけで連絡先を交換なんてずるいな!僕も仲間に入れてよ」
真「田中さんもどうぞ」
南「あら田中くん居たの?」
田「ありがと真依琉くん、来栖さん酷いなぁ僕も一緒に来たじゃないか!」
僕達は4人で連絡先の交換をして
みんなで夕食を食べ、他愛の無い話をして、其々にテントに戻った、俺もテント入りその日は眠りについた
翌朝5時30分
朝食を食べ終った俺達はテントを畳み荷物をリュックにしまい、リュックとクーラーBOXを背負って、セーフティーエリアを出てダンジョンの出入り口に向かった、
セーフティーエリアを出て4時間ほど狩りをしながら歩いき、
もうダンジョンの出入り口の前だ
狩りの成果はボア肉が15枚程
ドロップした、
そしてオルトとフェンのレベルが4に成った………流石にスキルは覚えなかったが、レベルが上がるのが早すぎる、
リトルボア15匹と狼を3匹倒しただけで、レベル2~4に上がるなんてあり得ない、
それこそ経験値が10倍にでも?
経験値が10倍…………いやいやいや!あれは必要経験値が1000倍に成るデメリットがあるし、
共有スキルには無かった、
其にあの時リンちゃんとアリスちゃんはレベルが上がら無かった、
うちの子2匹との違いは何か?
其は俺の従魔じゃない事………
なら、パーティーを組んだら?
もしパーティーメンバーにも効果が在ったら…………
其に榊原支部長が言っていた、
デメリットが大きい程メリットも大きく成る、
なら逆にメリットが大きいから、デメリットも大きく成るのか?
もし考えてる事が当たっていたら…………
「おい来んな所で立ち止まってんじゃねぇよ!邪魔だ」
真「あっすみません」
入ダンして来た捜索者の人に怒られてしまった……そのせいで纏まり掛けてた考えがスパ~ンと全て何処かに行ってしまった
真「ん~何か大事な事を考えてたような?まっそのうち思い出すだろ」
そう言いダンジョンからでる
真依琉であった
真「押手真依琉です、予定時間より早く成りますが退ダン手続をお願いします」
ガヤガヤザワザワ
ガードを机に置いく
ガヤガヤザワザワ
職員「ガードをお預りします、押手真依琉さんですね…………あの……そちらは…………?」
ガヤガヤザワザワ
真「あっ2匹とも俺の従魔です」
ザワザワザワザワザワザワ
職員「あのぉスモールレッサーコボルトですよね?本物?」
わんっ×2
真「そうですけど何か?」
ザワザワザワザワザワザワ
職員「直ぐに協会に行って下さい!連絡はしておきましので、直ぐに行って下さいっ!」
真「えっ?はぁ?分かりました???何処の協会でも良いんですか?」
職員「はぁっ?コホン失礼しました、統括支部でお願いします、」
ザワザワザワザワザワザワ
真「其って浜松にある支部ですか?」
職員「そうですが?」
真「遠いなぁ行かないとダメですか?」
職員「行って下さい!」
うわぁ圧が凄いんですけど
職員「行って下さい良いですねっ!」
真「いやぁ俺にも予定が……」
職員「スモールレッサーコボルトをテイムした時点で諦めて下さい!」
真「あっ!なら、大丈夫だ良かったぁ俺テイムしてませんから!」
ガヤガヤガヤガヤ
職員「はっ?」
ガヤガヤザワザワ
真「俺テイムのスキル持ってませんから!」
ザワザワザワザワザワザワ
職員「はぁっ?」
ザワザワザワザワザワザワ
職員「じゃあどうやって従魔にしたって言うんですかっ💢!
そんな嘘で誤魔化せると思ってるんですかっ💢💢💢!!!」
真「真弓くん何もそんなに青筋立てんでもいいやねん」
職員「💢誰が真弓くんですかっ💢貴方は何処ぞの宇宙超人の委員長さんですかっ💢!ハァハァ」
真「……大丈夫ですか?」
職員「💢くっだから誰のせいで……あっ……」
真「あぁあ言わんこっちゃない、後2~3時間したらもう2人出て来ますよ、その2人はちゃんとテイムしてますから、話はその2人に聞いてください、
じゃあお大事に」
職員「ふぇ?」
後の事は南と小鳥の2人に擦り付け逃げ去る真依琉
真「行ってられるか!静岡市から浜松市までなんキロ在ると思ってんだよ!逆方向だっつうの」
そして静岡支部に向かう真依琉であった
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