第2話

翌日


宗「おっ真依琉お早う」


浅「押手くんお早う」


真「宗二、浅香さんお早う」


剛「よお無能w良く学校に来れるなw」


浅「ちょっと剛田くんっ!」


剛「くくくっ当たりスキルを持っててもw無能が持つとクズスキルに成っちまうんだなwww」

ザワザワ…ザワザワ…


骨「wwwホント勿体ないよなぁwwwやっぱり無能は無能なんだなwww」


剛「プッ骨川もそ~思うかっwww」


宗「剛田っ、骨川っ、言って良い事と悪い事の、区別も付かないのか!」


剛「うるっせぇなっ外野は黙ってろよっ!コイツはなぁ必要経験値1000倍のクズスキル持ち何だよっ!分かるかぁ?幸運なんて当たりスキルを持ってても、必要経験値が1000倍だぜっwwwそんな無能が良く学校に来れるよなwww俺なら自殺もんだぜwww」

ザワザワ…ザワザワ…

真「別にスキルと学校は別もんだろ!何で他人のお前にそんな事を言われなきゃ成らないんだよっ!」


剛「はっ!お前見たいな無能と同じ空気を吸いたくねぇんだよっ!無能のクズがっ!」


浅「剛田くんっ!いい加減にしなさいよっ!」


剛「あぁんっうっせぇなっ、なんで何時もこんな無能の肩を持つんだよっ!」

ザワザワ…ザワザワ…

担任「何を騒いでる、廊下まで丸聞こえだぞ!ほらっ席に付け」


剛「ちっ」


………………

………………

………………

4時限目が終わり昼休み


宗「真依琉、一緒に弁当食おうぜ、こっち来いよ」


真「おぉ」


剛「オラッwww」


真「なっ!」

「「「えっ?」」」

剛田が俺の弁当を窓の外に投げ捨てた


剛「骨川w今のちゃんと撮れたかwww」


骨「勿論バッチリ撮れたぜっwww」


浅「ちょっとっ何で押手くんのお弁当を投げ捨てるのよっ」

「「「ひどい、サイテ~」」」

ザワザワザワザワ

剛「うっうるせぇっお前達に関係無いだろっ!」


真「剛田っっっ…………いい加減にしろよっ!」


剛「あぁぁっ?悔しかったら、殴って来いよwww」


真「てめぇっ」


宗「ダメだ真依琉っ!落ち着け」


真「放せ宗二っ!」


宗「ダメだ!お前は捜索者なんだ、殴ったらコイツの思う壺だぞ」


真「くっ」


剛「ちっ後少しだったのによっ!」


宗「剛田お前…本当に殴られたかったのか?下手したら死ぬぞ?」


剛「あぁっ?」


宗「ステータスを持って無いお前と、ステータスを持ってる、真依琉とじゃあ、ヘビー級のプロボクサーと10歳児の子供くらいの差が在るんだぞ?分かってんのか?」


剛「うっ……」


宗「分かったんなら、真依琉に謝って、投げ捨てた弁当拾ってこいよっ!」


女子「先生早くしてください」


教師「おいっ剛田っ」


剛「ちっ……骨川行くぞ」


骨「まっ待ってよ剛田ぁ」




放課後俺は捜索者協会(ギルド)に向かった……


空いている相談カウンターに行き、捜索者カードをカウンターに置く


真「あのぉスミマセン?ちょっと聞きたい事が在るんですけど?」


受付「はい?何でしょうか?」


真「協会の職員や講習の付き添いの捜索者って、他人のステータスの事を関係者以外に話しても良いんですか?」


受付「えっ?守秘義務が在るので、関係者以外に話す事は禁じられてます!ダンジョン法でも同じですよ?」


真「ですよね!今日学校に行ったら、俺のスキルの事をクラスメートが皆の前で話したんですよ…」


受付「えっ?それって……」


真「まぁ…そ~言う事です…」


受付「協会の職員か付き添いの捜索者の誰かが、そのクラスメートに話したと?」


真「そうですね!まぁ誰だかは判ってるんですけど!」


受付「えっ?……判ってるんですか?」


真「はい、クラスメート本人に聞きましたから…」


受付「……この件は私では…少々お待ち下さい」


そう言って受付のお姉さんは奥へと、足早に向かって行った



受付「お待たせ致しました、支部長がお話を伺うそうです、どうぞ此方へ…」


真「分かりました」


コンコン

受付「支部長、押手さんをお連れしました」


支部長「入ってくれ」


「「失礼します」」


支部長「初めまして私が支部長の、 榊原美鈴さかきばらみすずです」


真「初めまして、押手真依琉オシデマイルです…」


榊「さて、緑川くんから話しは聞いたが、押手くんのステータスを付き添いの捜索者が外部に漏らしたとか?それは本当なのかな?」


真「はい、間違いありません」


榊「ふむ…君に付いていた捜索者は確か……棚橋くんだったな?」


真「はい、そうです」


榊「はぁ~……それで、クラス中に知れ渡ったと…」


真「はい」


榊「それで、言い触らしたクラスメートは捜索者なのかな?」


真「いいえ、まだ、捜索者では無いです」


榊「ん?まだ?その言い方だと」


真「来週からの捜索者講習会に出るそうです」


榊「そうか…そのクラスメートの名前は?」


真「剛田武ごうだたけしです」


榊「ふむ…緑川くん、棚橋くんに来週の土曜日の13時に協会に来る様に連絡してくれ」


緑「分かりました、連絡して来ますので、失礼します」


榊「ふぅ~ステータスとは、絶対に偽れない個人情報だ、それを他者に漏らすと言う事は、ダンジョン法違犯及び、個人情報保護法違犯に当たる、まして付き添いの捜索者ならば、守秘義務違反だ、また君の場合は特にな……」


真「やっぱり俺みたいにレベルが上がりづらい人は居ないんですか?」


榊「まぁそ~だな、レベルの上がりづらい者は居たが、其でもゴブリンを2~3匹倒せば、レベルは上がった、」


真「ゴブリンを2~3匹ですか?あはは…俺…90匹以上倒してます…」


榊「……レベルの上がりづらい者は皆、獲得経験値1/2やレベルアップに必要な経験値が3倍等のスキルを持っていた、たがこれは、デメリットだけがある訳では無い、ドロップ率アップやステータス上昇率アップ等のメリットも有していた、そしてデメリットが大きい程メリットも大きく成る傾向がある」


真「…俺の場合は運が良くなるですか?……でもレベルアップの時以外で、ドロップ品一度も見た事が無いですよ……」


榊「………そっそうよね……」


真「………………」


榊「取り敢えず今日は此処までだ、済まないが来週の土曜日、13時に来て貰えるかな?」


真「分かりました、来週また来ます、それでは失礼します」


榊「あぁ後、押手くんが持って来たポーションなんだが………やはり、3つ共、初出の物らしい、」


真「やっぱりですか?赤紫のポーションなんて、ネットで調べても出てきませんでしたから、もしかしたらって、それで?どんな効果のポーションだったんですか?」


榊「緑色のが、上級回復ポーションで、オレンジ色のポーションが上級キュアポーションで、赤紫のポー」

真「!!じょっ上級キュアポーションっ!そっそれって、どのく位の病気が治るんですかっ!!」


榊「わっちょっと、押手くん?少し落ち着いてっ!」

ビックリしたわねぇ…少し自が出ちゃったわ

真「すっすみません…」


榊「おほん…んん…効果は難病やLV5の末期ガンすら、完治するそうだ」


真「……難病も………………」


榊「上級回復ポーションは、欠損すら治るそうだよ、リジェネポーションは72時間、中級回復ポーションと同等の回復効果が続く物らしい、

それで…………………………が………………………………

……………で…………………

…………売……………………

…………………………………

真「………難病が治る………」

…………………………………

……………………………………押手くん?…聞いているかな?押手くん?押手くんっ?」


真「はっ!すっすいません」


榊「それで、日本政府が三方とも買い取りたいと言っているのだが?」


真「駄目ですっ!キュアポーションは絶対に売れません‼️」


榊「おぉ何故かね?身内に誰か重病の者が居るなかな?」


真「はい、妹が10年前から、

3歳の時から寝た切りなんです」


榊「10年前から?」


真「はい、高魔力魔石化症……ダンジョン病です………」


榊「ダンジョン病……分かった、政府には此方から伝えておこう…………」


こうして僕は捜索者協会ギルドを後にした

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