第9話

何とか引き離す事が出来た真依琉、そして自分が何処にすがり付いて居たのか自覚し、顔を真っ赤にする女


真(ふぅ~ふぅ~危なかったぁ)


女1「あぅぅゴメンなさい……」


真「別に見せるのは構わないですけど、無理やり触ろうとしたりしないで下さいよ!」


女1.2「「見せてくれるのっ!」」


男1「さっきの光景を見た後だと何かエロく聞こえるな」


真.女「「(///∇///)ちょっとやめて下さい言わないでぇ」」


真「とっ取り敢えずあの子達を見せるだけですよ、絶対に無理に触ろうとしないで下さいねっ!それとあの子達が出てくるのを嫌がったら、其までですよ」


女1.2「「分かったわ」」


真「じゃあ少し下がって下さい、」


全員を下がらせて地面に足で線を引く


真「此処の線から近付かないで下さい」


女1「そんなぁ~」


真「あの子達から近付く分には何も言いません、お姉さん達からは絶対に近付かないで下さいっ!」


しつこく念を押す真依琉


女1「う"ぅっ……分かりました」


真依琉はテントの入口に戻り、トイプードル達に声をかける


真「みんなに会いたがってる人達が来てるから出て来てくれるかな?」


わふっと、可愛らしく首を傾げ、4匹で集まり相談をし出す、トイプードル達


(おぉぉ俺の言葉が通じてるのか!しかも集まって相談し出すって、どれだけ頭が良いんだ?)





女1.2「「ねぇまだぁ」」


真「ちょっと待ってて下さい、相談してる見たいですから」


男女「「「「相談?」」」」


男2「はぁ?何の冗談だ?彼奴らにそんな知能が在るかよっ!」


真「💢実際にしてるんだから仕様が無いでしょっ💢さっきから何なんですかアンタはっ!」


ウゥ~わふっ💢

わふわふっ💢×3

わふっ

フンッ×4


真「あっ!」


女1「ねぇどぉしたの?」


真「あぁあ………誰かさんのせ~でスネちゃった見たいです」


女1.2「「えっ?どぉ言う事?」」


真「寝ちゃいました」


女1.2「「そんなぁぁぁぁ」」


真「じゃっそう言う事でっ!お引き取りください」


女1「そんな何でぇ……折角会えと思ったのに……グスンうぇぇ~ん」


女2「💢ちょっとアンタっどぉしてくれるのよっ💢」


男2「おっ俺が悪いって言うのかよっ!元々コイツが見せる気が無かったんだろ!だからそんな嘘を言って、見せねぇんだよ」


男1「お前この場から離れろ、少し頭を冷やしてこい」


男2「なっお前まで……おいっ

クソガキそこをどけっ俺が引きずり出してやる」

ザワザワ…ざわざわ

女2「ちょっと何する気、やめなさいよ」


女1「やめてっ酷い事はしないでぇ」

男1「いい加減にしろっ!」

真「そんな事させる訳無いだろ」


男2「うるせぇぶっ殺すぞクソガキがっ」


そう言って男は剣を抜いた

ざわざわざわざわ

男女2「「おいやめろやめてっ」」

うぇ~ん

?「ウォーター」


男女2「「えっ?」」

グスグス

剣を抜いた男に水がかかる


男2「冷てぇ何しやがる」


?「ぶっ殺す?穏やかじゃねぇなぁ!誰が誰をぶっ殺すっだって?」


男2「てめぇ何しや………」

うぇ~ん

?「誰をぶっ殺すっだって?もう一度言ってみろや」


男2「嫌そのぉただ脅しただけで、何も本気で殺そうとした訳じゃ………」


?「おいそいつを拘束しろ!

脅迫と殺人未遂の現行犯だ」

うぇ~ん

?「「はっ!直ちに!」」


男2「まっ待ってくれ……俺はそんなつもりは無かったんだ」


?「黙れっ!此処は俺たち、

クラン明けの明星が管理しているセーフティーエリアだ!此処で不埒な真似はさせねぇ」


男2「頼む見逃してくれ、二度とこんな事しないから」


?「ギルドまで連れてけ」


?「「はっ!連行します」」

うぇ~ん

真「えぇっと……有り難うございます?」


?「何故疑問系なんだ?」


真「えぇっとあぁっ!何処かで見たこと在ると思ったら、夕べ入口に居たもう1人の人だ!」


?「ほぉ良く覚えていたな、

改めて自己紹介をしよう、俺はクラン明けの明星の轟竜二とどろきりゅうじだ、宜しくな坊主」


真「押手真依琉です、宜しくお願いします」


轟「おう、後あれを何とかしてやれ、じゃあまたな!

おらっお前達も散った散った」


真「有り難うございました」


男1「俺の連れが済まない事をした、本当にすまん」


真「貴方が謝る必要は無いですよ!悪いのは彼奴ですから」

うぇ~んヒックヒック

男「そう言って貰えると助かる、有り難う」


女2「ねぇやっぱりだめ?見せてくれないの?ほら、あの子が」


真「はぁ~仕方が無い、説得してみますよ……」


男「俺からも頼むよ、流石にあれは………」


俺はトイプードル達の説得を試みた


真「なぁ女人が皆に会いたいって泣いてるんだよ、機嫌治して顔だけでも見せてあげてくれないかな?もうやな奴も居ないからさ」


わふっ?

わふわふっ

わふっ×3

わふぅ~わふっzzz


真「ダメかぁ慰めてくれたら、お肉をあげようと思ってたのに」


ピクッ

わんっ×4


真「あはは元金な奴だな」


トイプードル達はテントから出て、女座りで泣いているお姉さんの所に行き、お姉さんの腕や足を前足でポフポフと叩いた


女1「ふぇっ?あ"あ"ぁぁ

あい"に"ぎでぐれだのぉ」


クゥ~ン×4


女「ざわっでも良い?」


クゥ~ン……スリスリ×4


女1「はうぅぅぅ」

バタッ

わふっ!×4

男女真「「「えぇぇぇっ」」」


女2「ちょっと大丈夫……?ダメ完全に気を失ってるわ」


真「はぁ仕方が無い、今シートを敷きますから、そこに寝かせましょう」


俺はシートを敷きお姉さんを寝かせた


男「重ね重ね済まない、しかし気を失う程とは………」


女2「まぁこの子は昔からペットを飼うのが夢だったからねぇ、実家も学生寮もペット禁止だしさ、テイムしたモンスターはペットじゃないから、それに賭けてるのよこの子」


男「はぁ~取り敢えず俺は自分のテントに戻るけど」


女2「そぉ…私はこの子が、起きるまで様子を見てるわ」


男「分かった頼むよ」


ポフポフ

はっはっはクゥ~ン×4


真「はいはい今用意するよ、

ちょっと待っててな」


女2「?何かするの?」


真「この子達と約束したんですよ、お姉さんを慰めてくれたらお肉をあげるって」


俺はテントに戻り、水、鍋、カセットコンロ、昨日の紙皿等ををクーラーBOXの上に置き、クーラーBOXを持ってテントを出て、準備を済ませた


真「危ないから近付いちゃダメだよ」


わふっはっはっは×4


真「はいっ先ずはお水ね」


俺は4匹の前に水を差し出す、

トイプードル達が美味しそうに水を飲んでいる、それを見ながら、俺はお湯を沸かす


女「人から出された物を口にするの初めて見たわ!」


真「そう何ですか?肉も美味しそうに食べてましたよ?」


女1「ぅ~ン………あれっ?私」


女2「気が付いた?貴女ねぇ余りの嬉しさに気絶したのよ!」


女1「あっ!ワンちゃんはっ」


女2「ほらそこに居るわよ」


真「気が付来ましたか?あのこれを使って下さい」


そう言って俺はウエットティッシュを差し出した


女1「へっ?」


お2「貴女ギャン泣きしたから酷い事に成ってるわよ、早く拭きなさい」


女1「ふぇっ?ゴメンなさい、有り難うございましゅ」


そう言って恥ずかしそうに顔を拭き出した



お湯が沸いたので昨日と同じ様に肉を湯煎する


女1「あのぉどぉやってこの子達をテイムしたんですか?」


真「ん?俺は別にテイム何かしてないですよ?何故かこの子達に懐かれただけです」


女1「えぇぇっそぉ何ですかぁ?じゃあどうやってこの子達と仲良く成ったんですか?」


真「俺は何もしてないですよ、」


俺はこの子達と仲良くなった経緯を話した


女1.2「そんな事で……仲良く」


真「そろそろ良いかな、まだ熱いから冷めるまで待っててな」


わふっ×4


そう言って皿に肉を乗せ少し冷ます


トイプードル達は尻尾が千切れんばかりに振り目は肉に釘付けだ

うん可愛い💕


冷ました肉をトイプードル達に差し出し、

とうぞと言ったら一心不乱に食べ出した、その姿を見て


女1「はうぅぅぅ」

女2「ちょっと気を失わないでよっ!」

キャ~ッ可愛いぃぃ

周りからも黄色い声が聞こえる



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