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概要
兄弟間の嫉妬。死への一方通行。
子供の頃から性格の違う弟の誠は、兄と比較して嫉妬を抱いていた。兄を意識していると、断崖絶壁、吊り橋、洞窟と目まぐるしく変わる光景を夢に見ながら、自分の中に生まれるはずだった姉が存在していることが分かった。夢の世界は姉を意識したからだろうか? 昔の兄を思い出すたびに、「死への一方通行」を想像し、次第に姉が自分の中で存在していることを意識するようになる。自分をどう納得させるか、考え続ける誠だった……
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