第17夜 ペ◯スリン

 医師は嘆いていた。



 戦場から帰還してくる多くの負傷兵たちが、直接の傷が原因でなく、感染症によって息絶えることを。



 そこで医師は、人に寄生する菌を顕微鏡を使ってじっくり観察することにした。



 触媒に色々な物質を与え、ある日、とうとう見つけたのだ。



 自らのチ◯カスを投与する事により菌に耐性のある物質が作られることを。



 その名はペ◯スリンと名付けられ、今でも抗生物質として最前線の医療の現場で用いられている。



 ……臭いがキツイのが唯一の難点だったが。

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