第3夜 おなら

おならふったでしょ?

え? ふらないよ


えー! 絶体ふったってー! しらばっくれても匂いはぷんぷんよー!

そこまで言うなら、そこのワインのフタで栓をしてもらえる?


分かったわ……こう!!

ひゃんっ! 君も情け容赦ないねえ、まさか本当にしてしまうとは……


しらばっくれてる誰かさんに比べればマシだわ!

ところで、折角開けたんだ。飲んじゃおうよ


ダ〜メ!嘘つきにはあげないわ!

そんなあ……


ごきゅっ、ごきゅっ……ぷはぁ〜! あなたにはこれをあげるわよ、はいお芋♪

君、それで僕のお腹をガス大爆発させて、殺す気だろう?


おっほっほっほ♪ そんなそんな♪ まあ食べてみなさいよ

ハムハム、美味しいねえ。心なしかお腹が膨らんできた気がするよ。アレ? その手に持っているのは……


ふっふっふ♪ それじゃあ、この針でパン!、と逝ってらっしゃい!

まったく……そう来ると思って、僕も用意してたんだ。ほら、君が大切にしていた絵が、汚れて台無しになっちゃうよ?


よくもっ! こうなったら栓を抜いてやるわ!

ふっ、待ってました……カチッ


それは、ライター!? ぎゃあああ!!!

ヘルファイアーーー!!!

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