第13夜 空の向こうの雲の彼方
私は男が好きだ。
そんな自分には、どうしてか妻がいる。
私が同性が好きだという事を分かっていて、その上で一緒になりたいと言うのだ。
もう何年も彼女と一緒に生活しているが、一度も触れた事はない。
そんな関係がどこか心地よかった。
しかし、些細な喧嘩をした翌日。
探さないで下さいと書かれた置き手紙がテーブルに置かれてあった。
私は泣いた。
触れた事もない彼女の大切さを、今知った気がした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます