概要
「私の色、分けてあげようか?」甘い夢は、その一言から始まった。
卒業式の日、主人公の浅葱透(あさぎとおる)は夢を見た。深瀬藍(ふかせあい)という見知らぬ先輩に出会う夢。
浅葱が所属する写真部の部室で、ビデオカメラを回しながら深瀬は提案する。
「混ざっちゃう? 私達」
藍色の青春を過ごしたという深瀬藍。彼女のどんよりとした青春を薄めると浅葱は約束するが、目が覚めると深瀬の姿はなかった。
なんだ、夢か。
そう思っていたのに、まさかの現実で再会⁉︎
それにしては出来過ぎだ!
深瀬は一体何なんだ⁉︎
夢と現実の狭間で巻き起こる、ちょっと不思議なラブストーリー!
浅葱が所属する写真部の部室で、ビデオカメラを回しながら深瀬は提案する。
「混ざっちゃう? 私達」
藍色の青春を過ごしたという深瀬藍。彼女のどんよりとした青春を薄めると浅葱は約束するが、目が覚めると深瀬の姿はなかった。
なんだ、夢か。
そう思っていたのに、まさかの現実で再会⁉︎
それにしては出来過ぎだ!
深瀬は一体何なんだ⁉︎
夢と現実の狭間で巻き起こる、ちょっと不思議なラブストーリー!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!夢と現実が入り混じり、青春が色づいていく
夢で出会ったミステリアスな先輩と現実で再開して――といったところから物語は始まります。
藍色の青春を透明な青春で薄める――この表現だけで心を鷲掴みにされてしまった訳ですが、物語が進むにつれて明らかになっていく先輩の秘密に、続きが気になって仕方ありません。
ミステリアスな背景が明らかになっていく度に、加速度的に魅力を増していく深瀬先輩のヒロイン力、そして練り上げられたストーリーラインの凄みを感じました。
脇を固めるキャラクターたちも個性豊かで、掛け合いの巧みさや所々で光るワードセンスが私のツボを的確に穿ってきて、高頻度で悶えています。
主人公とヒロインによる、瑞々しくて切ない青春模様。
是…続きを読む