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    第254話 見当外れ?への応援コメント

    筋性防御の無い急性腹症というと腹部大動脈瘤破裂か上腸間膜動脈血栓症を思いつきますが、経過からは違うみたいですね。
    糞便イレウスが解除されたのでしょうか?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    当院では造影CTが取れないので確定診断をつけられないのですが、腹部大動脈に瘤はなく、かなり目を凝らしましたが、大動脈解離のflapもありませんでした。腹水もありません。SMA thrombosisやSMA dissectionについても、単純CTながら目を凝らして確認しましたが、それを疑うような所見はありませんでした。

    Sigmoid Colonに便塊は貯留していましたが、下行結腸はempty、横行結腸は普通のガス像+便塊像で、上行結腸だけが極端に拡張していました。小腸にニボー像や拡張像は認めず、上行結腸~横行結腸にも閉塞機転はなく、糞便性イレウス、という感じでもありませんでした。

    今朝の回診では、腹痛、残便感は残存するもののバイタルは安定しており、「先生、昨日はありがとうございました」と私の手を握って感謝してくださいました(病棟の患者さんや、訪問診療の患者さんの診察時には手を握りながらお話しするように(患者さんが嫌がればしませんが)心がけているのです)。

    Over triageでしたが、腹痛の原因、まだよくわかりません。


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    この話で言いたいことは山ほどあるのですが、大阪府が人口あたり死者数がNo1になったのは是非切り込んで欲しいです。
    都道府県医療の最後の砦になる府立病院の徹底的な合理化と廃止。
    新潟県立病院はたくさんあると批判されますが(10以上)、救急、精神科、感染症は県庁、知事から県立病院長に電話が「ひきうけてくれ、ベッドを増やしてくれ」とすぐ電話がいくそうです。
    最後の砦がたくさんあるので、新潟県のコロナ死者数は260人くらいにおさまっており、それはすべて高齢者です。大阪府の人口は新潟県の4倍。大阪府の死者数は1000人くらいにおさまってないとおかしいですよね。確保したベッドは本当に稼働して、見合う医療従事者は本当にいたのかと。

    維新の政治家が府立病院長に「お前が最後の砦だ、頼む」という先の病院がほとんどない状態になっている。いや、直接に電話をかけてお願いしたのかと。政治家がどれほど汗をかいたのか?
    これはいずれか総括しなければならないと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    これについてはなかなか複雑な問題が横たわっていると思います。

    私は公立病院での臨床経験はありませんが、民間病院では、病棟の損益分岐点が、稼働率90%程度になります。

    COVID-19はエアロゾル感染を起こすので、本来は陰圧室で管理すべき疾患なのですが、陰圧室は結核病棟でない限り、大学病院レベルでも2,3床です。なので、一つの病棟を完全にCOVID-19病棟にせざるを得なくなります。

    私が修業をした病院は、私の師匠が院長をしており、呼吸器内科医でもあったため、最前線で戦っておられたようです。ICUでECMOまで回していたそうですが、緊急性の高い心臓血管外科手術、循環器内科の急性心筋梗塞緊急PCI後、脳神経外科手術を行なわなければならないため、ICU8床のうち、3床(すべて隔離管理部屋)しかCOVID-19に使えませんでした。一般病棟が9病棟で415床の病院なので、1病棟あたり約45人、90%の病棟使用率なので各病棟に約40人の患者さんがいることになります。一病棟を空けようとすると、その40人をどうにかしなければなりません。COVID-19専用病棟を1棟作っていたそうですが、患者数の激増でもう1棟増やさなければならなくなり、本当に苦労されたと聞いています。

    第6波だか、第7波だか忘れましたが、そこからは「自院内で発生、あるいは訪問診療などでfollow中の方がCOVID-19に感染した場合は、極力自院で対応すること」となったので、第7波の感染大爆発の時は、急性期病院は目いっぱい。急性期病院に新たな病棟を確保しようとしても、あふれる患者さんをうけとるべき私たち回復期、療養型病院も院内クラスターで患者を受け入れられない、という状態になっていました。

    病棟の損益分岐点が稼働率90%、というのはおそらくどの病院でもそれほど変わらないので、「ベッドを空けてくれ」と言ってすぐにベッドが用意できるほどの余裕がある、という事は、通常運転時であれば「赤字垂れ流し」病棟、という事でもあります。ちなみに病院の病床数を越えて患者を受け入れる「オーバーベッド」、へき地の病院に修行に行った際にしばしば起こりましたが、月の半分まではお目こぼし、月の半分を超えると地方厚生局からペナルティ(詳しくは知りませんが)があると聞きました。

    第7波では医療従事者にも影響を与えました。特に中堅の看護師さんは既婚者が多く、家族の誰かが感染すれば「濃厚接触者」となって出勤できなくなりました。私の病院でも、看護、介護職の方はピーク時には感染者、あるいは濃厚接触者として1/3以上が出勤できなくなったようで、病棟師長が頭を抱えながら、綱渡りの勤務を組んでいました。当然、必要数のスタッフを充足させることはできず、出勤したスタッフはオーバーワークとなりました。

    システムに冗長性を持たせればコストがかかり、赤字体質になる。冗長性を削れば、このような緊急事態に対応できない。これはジレンマだと思います。

    これは個人的感想ですが、第7波で、全国で1日に21万人以上の新規患者さんが発生していた時は、大阪では純粋にベッドも、医療従事者も不足していた、と思っています。


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    私はバブルは高校→大学なので
    山下達郎の「クリスマスイブ」
    それからマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」
    そしてクリス・レアの「ドライビング・ホーム・フォー・クリスマス」

    三段活用となりました

    (追記)
    ご返答ありがとうございます。
    私も、クリス・レアの前は、ワム!を何回かループした覚えが。

    BASICのgosub returnの式のように(波)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    山下達郎の「クリスマス・イブ」、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」はよく耳にするのですが、クリス・レアの「ドライビング・ホーム・フォー・クリスマス」という曲は今日初めて知りました。YouTubeを見ましたが、いい曲だと思いますが、初めて聞いた曲です。教えてくださり、ありがとうございます。

    私は、達郎、マライアと、あとはワムの「ラスト・クリスマス」の三段活用になりますが、活用したことがありません(泣)。ラスト・クリスマス、中学時代の曲でしたが、大人になり、歌詞の意味が分かると切なくなりました。

  • 「クリぼっち」もさることながら、「シングル・ベル」もいい得て妙と思います

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    そうでした。僕らのころは「シングル・ベル」と呼んでいました。

    最近、適切な用語が出てこず、あとで「ああ、そうだった」と思い出すことが多くなってきました。

  • 子供には、欲しいものを短冊に書いてクリスマスツリーにぶら下げる、というものでした。和風ですね。

    「サンタクロースを信じなくなったら、サンタさんはやって来なくなる」という説明が子供には分かりやすかったようです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。

    和洋折衷もかわいいですね。

    我が家は、サンタさんがやってこなくなったのは、全くこちらの事情なので、恥ずかしい限りです。


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    失礼いたいます。
    δまでは感染者数が少なかったのですが、οになると感染者が多く、死亡率は低くても分母になる感染者の数が大きいので、見た目上、οの方が多くなるような印象ですね

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    おっしゃる通りです。母数が比べ物にならないくらい多いので、重症者数は大きくなります。


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    親に子供を育てる能力がなかった場合には、子供を育てる施設が存在するわけです。
    新潟市ではおよそ半数強の児童が里子として養育できる親のもとに行くわけで、その率としては全国1位です。
    新潟市担当はもっとこの割合を増やして行きたいそうですが、他の自治体は2割とかその程度。生みの親と育ての親の縁は切れない形で。

    本来あるべき児童福祉が不備なばかりにこうした事案があることが日本という国の福祉の貧困をものがたっているようです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    新潟市、半数強の子供が里子になれるとのこと。びっくりです。

    少しずつ改善しつつはありますが、施設育ちの子供が18歳で全くサポートが外れること、大学生は生活保護を受けられないことなど、民法では18歳を成人の年齢としていますが、実際問題としては18~24歳くらい、いわゆる「大学生」となる年齢の(施設で育った子供たちへの)サポートがとても不十分だと感じています。

    里親になること、私たち夫婦も考えたのですが、子供たちが嫌がったので諦めました。

  • 地域枠で入った学生はその責務を果たして欲しいですね。
    諸般の事情でそれができない場合には、学費全額返還だけではなく、さらなる金銭的なペナルティーを科すべきかと思います。
    東北大学、新潟大学はそれぞれ旧帝、旧六という名門なので全国から人が集まるのは仕方ない部分があります。
    それでも地元に残ってもらうためにはあの手この手で引きとめる事を考えるべきでしょう。
    高給での引き留め合戦は厚労省に禁止されてしまったので、住宅などの待遇面での工夫も1つだと思います。
    私自身、医師リクルート係をしばらくやっていたので色々苦労させられました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    家族を持ち、子供を持ってしまうと「教育」の問題が出てきます。どうしても学歴をつけさせることを考えると、どうしても都会に出ざるを得なくなりますね。

    医師の偏在については、難しいところがあると思います。

    個人的には、第二次世界大戦後すぐの時に、医師をすべて準国家公務員扱いとし、国家政策として医師の配分を強制的に行うシステムを作っておけば、とブラックなことを考えてしまいます。


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    COVID-19の第8波の東高西低には、仮説があっていわゆる冬季による気温低下で暖房のため部屋を閉め切り換気不十分になることによるものといわれています。
    西日本も気温が下がり、冬季の暖房によって部屋を閉め切ればクラスターも増えていくでしょう。家庭用エアコンをはじめほとんどのエアコンには換気機能はありませんから。

    こちらでは、早くから部屋の換気励行が呼びかけられていました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    診察室は換気のため、ずいぶん寒く、外来日は厚着をして、凍えながら仕事をしています。待合室は暖房が効いて暖かいですが、換気、という点から見ると難しいところです。


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    ここには別の問題があります。厚労省、文科省は東京にあって主に東日本にしか目が向いてないようですが、とくに東北大学、新潟大学などに顕著な課題があります。

    旧帝大で全国から一番学生が集まる大学はご存じでしょうか。
    実は東北大学なのです。東北大学での宮城県出身学生は18%程度しかいません。
    新潟大学の医学部も新潟県出身学生は20%から30%くらいでしょう。
    なぜなら関東地区の学生が東北大学、新潟大学の医学部に来るのです。
    他の県はここまで顕著じゃないのですが、宮城県は私立医大があるので賄えますが新潟県の10万人あたりの医師数は全国最低レベル。県民のための医学部でなく、関東地区の医学部になってしまっています。
    そのため、近隣東北地方の県の医学部に進学して、その県の医療を担う人材になってしまう。帰りたくても帰れないという問題に直面するため、そのための地域枠ということになります。
    新潟大学も手をこまねいているわけでもなく、通常100人くらいの医学部定員も120人くらいに拡大していますが、いわばその枠を東京の学生が食っている状態は変わりません。
    地域病院では症例も集まらす、医師も来ないということで、魚沼基幹病院は大学病院の分院にしたりしていますが、なかなか良い方策が見つからない、というのが実情。
    医師の海外留学補助も行う自治体も出てきました。

    ただ、地域枠など公金を投入して育成された医師はその目的を果たして欲しいですね。医道審議会に掛けて欲しいくらいに思います(笑)

    (追記)
    ご返答ありがとうございました。
    だいたい認識は一致しているような気がします。
    旧帝国大学は、それぞれの地方に1校(東北に1校、関東に1校…)という考えから始まっており、九州大学はやはり6割から7割は九州地方出身者になります。
    ただ、東北大学の東北地方出身は約4割と言う形でおっしゃるとおり東京から新幹線で学生がやってきます。北大、名大、九大あたりは圏域出身者が多数をしめています。新潟大学は完全に関東の大学の扱いです。地元出身が2割となると医師が残りませんね。

    東大は約6割は関東地方だと思われます。そしてほとんどが東京都内という印象です。全国から学生が集まると思われている早稲田や慶應も半数以上は東京とその近郊(神奈川、埼玉、千葉)出身です。地方の人は少数派になります。

    私はコンサルみたいな仕事で医師ではありませんが、そういういろんな問題を解決する一つとして地域枠というアイディアなのでしょう。
    症例の話は詳しくはわかりませんが、脱線なのでまたいずれかご教示いただければと思います

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    全くおっしゃる通りです。私の在籍した鹿児島大学では、鹿児島県に全国区の進学校である鹿児島ラ・サール高校と、それに匹敵する県立鶴丸高校があり、その他の高校を含めた鹿児島出身者が1/3,修猷館高校や久留米附設高校、熊本高校など鹿児島県以外の九州出身者が1/3、それ以外が1/3という人数分布でした。その他1/3でも、関西圏<首都圏という人数構成でした。

    私が在籍したころは九州新幹線がなかったころなので、今は変わっているかもしれません。

    東北大学と新潟大学に首都圏の学生が集まる理由の一つは新幹線の存在だと思います。首都圏からのアクセスの良さ、東北大学はそれに加えて旧帝国大学であることが大きいと思います。

    いわゆる「エリート校」の多くが首都圏、近畿圏にあり、生徒総数も多いことから、人口の多い県から少ない県に人が流れていくのは避けられないことではあります。

    以前は、医学生はほとんどが出身大学の医局に残っていたので表面化しませんでしたが、初期臨床研修必修化により、初期研修医が大学に残らなくなってしまったことは、地域医療の維持に悪影響を与えたものだと思っています。

    地域の中核病院の症例数については考え方が2通りあり、一つの考え方は、重症患者さんの受け入れ先はその病院しかないので、多彩な症例を経験できる、という考え方です。私のような「総合内科医」にとっては理想的な状況です。その一方で、各専門領域、という視点での症例数はどうしても人口に比例するので、「臓器別専門医」が手技をトレーニングする、という点では利点が少なく、どうしても人口の多い地域で修業を積む、ということになります。ただ、ある程度の「臓器別専門医」がいないと、重症例に対応できないので、「総合診療医」と「臓器別診療医」のどちらも、地域の中核病院には必要です。

    少し脱線してしまい、すみませんでした。ご意見ありがとうございます。


  • 編集済

    ちょっと前ですが、ストライキ通告は公告されるので、「県報」に掲載されていたのを見たことがあります。
    民間病院だと、深夜12:00から30分とかでした。賃金の問題だったでしょうか。
    15年くらい前でしたでしょうか。県立病院で看護師確保出来ず妙高病院病棟の閉鎖が協議がこじれて経営側が強行したとき、朝8:30から30分くらいで10以上ある県立病院でストライキになったのをみました。

    民間病院の深夜ストライキ通告はたまに見かけます。通告なので実際に行われてたかはわかりません

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    私の勤務先でも職員のストライキがありました。時間は1時間。やはり患者さんの命優先なので、私が子供のころに良く行われていた鉄道のストライキみたいに、完全に仕事を止めて、というわけにはいかないところが難しいところです。

  • 第231話 おバカちゃん…。への応援コメント

    難しいですね、この問題!
    私には見当もつきませんでしたが、調べてみると「著効した」という症例報告がチラホラありました。

    あと、軌道は気道でしょうか?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    誤字が多くてすみません。ご指摘ありがとうございます。


  • 編集済

    なるほど、勉強になります。
    味気ない症例報告と違って、私も同席している気になるくらいリアルに書いていただいて、ありがとうございました。
    1つ教えていただきたいのですが、振り返ってみて、A病院で行うべき治療はどのようになるのでしょうか?
    たまにフェリチンが馬鹿上がりしている症例に遭遇することがあるので、この機会に知りたいと思う次第です。

    あと「画像評価は前日B病院で目一杯してくれていたので」は「画像評価は前日A病院で目一杯してくれていたので」が正しいのでしょうか?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    患者さんが最初に運ばれたのはB病院で、そこのERで徹底的に検査をしてくださったので、「画像評価は前日B病院で」のままでよいです。

    血液内科がしっかりしているのもB病院でしたが、ご本人がどうしてもB病院は山奥だからいやだ、という事で、しぶしぶA病院に紹介した、という流れです。

    自身で血球貪食症候群の治療をしたことはないので、文献からの情報になりますが、血球貪食症候群は遺伝子異常に伴う家族性のものと、ウイルス感染や悪性腫瘍に起因する二次性のものがあるそうです。

    治療については、標準としてはHLH-2004プロトコルというものがあるようで、ステロイド、シクロスポリンA 、エトポシドの3剤併用を行なうのと同時に、原因となった疾患を検索。原疾患に対する治療を行なう、とのことです。家族性の血球貪食症候群では骨髄移植を行なう、とのことで、いずれにしても免疫抑制+抗がん剤での治療、となるようです。

    不勉強で申し訳ありません。

    追記
    再度本文確認しました。私の記載が間違えていました。すみません。ご指摘ありがとうございます。

    編集済

  • 編集済

    確かに8時半頃というのは魔の時間ですね。
    ウチもよくトラブルがありました。
    むしろ魔の時間の怖さを知っている先生は、その時間にかかりそうな症例には応需しませんでした。
    8時半からの担当医を決めて確実に引き継ぎをするようにしてから、そのようなトラブルは減りました。
    ただ、今度は魔の時間にかかりそうな症例は、応需しておいてすぐに引き継ぐ「取り逃げ」みたいな事が起こりがちになりましたが、その方が100倍マシかと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    「途中から引き継ぐ」というのはどうしてもリスクがありますね。

    私が有床診療所で働いていた時の恥ずかしい思い出ですが、とある土曜日のお昼過ぎ、3軒隣の歯科クリニックから意識消失の患者さんが担ぎ込まれてきたことがありました。当院に受診歴のない、全く事前情報のない人でした。

    理事長である私の恩師が対応されましたが、しばらくすると処置室から「あなたは私を馬鹿にしているのですか!」という恩師の怒鳴り声が。

    ちょうど午前の診療を終えたところの私が覗きに行くと、患者さんはニヤニヤした感じで、自分の名前は問うと答えるが、その他の質問には答えない(本当は答えられない)状態でした。その態度を見て、恩師は怒っていたのですが、私も診察に加わり、恩師に「先生、馬鹿にした態度ではなく、意識障害、JCS-3ですよ」と伝えると、恩師も落ち着き「先生、そうですか。一応院内の検査では全く異常はありませんでしたよ」と伝えてくださいました。

    院内ではCBC,CRP,AST,ALT,BUN,Amy、Na,K,Clが緊急検査で行えるので、恩師の「検査で異常なし」という言葉から、感染や代謝異常を除外してしまいました。研修医時代に同様の症状で、前頭前野の脳梗塞患者さんを経験したことがあったので、前頭前野の脳梗塞を疑い、近隣の大学病院の脳卒中センターに紹介、恩師が救急車に同乗して搬送となりました。

    そして週明けの月曜日、検査会社からのデータを整理しているときに倒れそうになりました。

    上記の通り、院内検査には血糖は含まれておらず、血糖の確認は別個に簡易血糖測定器で測定していたのでした。自分が最初から見ていれば、必ず血糖も確認しているのですが、恩師は血糖を確認しておらず、検査データでは血糖 35mg/dl。血圧が維持されているのに少し汗をかいていたことなど、いろいろな謎が氷解するとともに、やはり途中から介入するのは難しいなぁ、と実感したこと、総合内科専門医のボードを持っていながら、こんな初歩的なミスをするなんて、と非常に恥ずかしく思ったことを覚えています。

    編集済
  • 先日はたいへん失礼いたしました。サッカーの掃除のことです。自分の言葉足らずでした。申し訳ございません。

    以下が舛添要一氏のtweetです。
    『日本のサポーターがスタジアムの清掃をして帰るのを世界が評価しているという報道もあるが、一面的だ。身分制社会などでは、分業が徹底しており、観客が掃除まですると、清掃を業にしている人が失業してしまう。文化や社会構成の違いから来る価値観の相違にも注意したい。日本文明だけが世界ではない。』
    と舛添要一氏がtweetして批判を浴びておりました。

    座席周りだけらしいですが、僕は外国でも掃除してくれた日本の人、ありがとうと思いました。すみませんでした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    私の返信で不快な思いをさせてしまっていたら、大変申し訳ありません。

    加藤さんから頂いたコメント、反論するつもりでは決してなく、掃除をして帰る日本の観客、素晴らしいと思っています。

    舛添氏のツイートも存じておりました。観客が掃除まですると…の下りですが、清掃を生業にしている人は、それでも残った汚れなどを掃除されるので失業することはない、とも思っています。

    日本国内に目を移すと、必ずしもみんなが道徳心を持っているわけではありませんが、それでも、このような大会で、少なくとも自分の出したごみを持って帰る日本人、それを海外の人が称賛する、ということはとても良いことだと思っています。

    私のコメントで、不快な思いをお感じになられたら、大変申し訳ありませんでした。

    今後とも拙文で楽しんでいただけたらと思っております。よろしくお願い申し上げます。


  • 編集済

    息子さんがサッカーのユースチームに所属している患者さんから聞いた話です。
    そのチームでは掃除、洗濯、服を畳むことなど、身の回りの事をサッカーと同じくらい仕込まれるそうです。
    ユースチームといえどもプロになれる子は数十人に1人。
    プロになれなかったとしても、キチンとした躾はその子にとっての財産です。
    そう考えると代表チームの選手たちも掃除の習慣が体に叩き込まれていたのかもしれませんね。
    そのような価値観を持つ国に生まれて本当に幸せな事だと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    先生のおっしゃる通りだと思います。

    「チームで仕事をする」という点ではサッカーと共通だと思いますが、消防学校、警察学校、自衛隊、アメリカ軍、そして先日YouTubeで観ましたが、アメリカ海軍の精鋭 SEALSの訓練でも、まず最初にマスターすべきことは完璧なベッドメイキングと自分の衣服、持ち物をきちんと整理することだそうです。

    これは小さなタスクだが、小さなタスクを一つ一つ完璧に行うことによってこそ、大きな作戦が成功する、とYouTubeの動画で、SEALS出身の海軍大将が、自身の卒業大学のスピーチで述べていました。

    おそらくそれはどこに行っても同じことなのだと思います。もしかしたら、日本の歴史の中で、そのような躾の大切さが他の文化より強く残っているのかもしれませんが、私個人もそのような価値観のもとで生まれて幸せなことだと思います。

  • 舛添要一も同じようなことを書いていて、すごく叩かれていました。
    心が痛くないのか不思議に思います。
    僕は掃除してくれた方、ありがとうと言いたいです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。

    実際問題として「文化の違い」はあり、出たゴミは「ゴミ集め」をする仕事の人にお任せするのが正しい、とするところもあるので、難しい問題です。

    個人的には、「そんなの自己満足じゃないか」という批判に対して、「私たちの文化規範の中で「正しい」とされていることをしている「自己満足」であって、その自己満足の何が悪いんだ?」と思ったのです。

    いわば、「自己満足」で私たちの文化規範に沿って行った行為が、他の文化を持っている人から「素晴らしい」と言われたら、それは言葉通り受け取ればいいと思ったのです。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    大王製紙は製紙業界3位くらいの大企業でしたが、今は新潟県の北越コーポレーションの連結子会社になってしまいましたからね。
    彼がカジノでスッたのが原因のはず。自分の会社がそれこそ奴隷になったのです

    なぜマヌケ経営者の戯れ言をマスコミが取り上げるか意味不明ですが、無視しておくのが一番でしょう。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    会社の金をカジノに入れ込んだ挙句、自分自身が実刑判決を受けた、という事は知っていたのですが、そこはあえて書かないでおきました。

    自分のしたことを振り返りもせず、服役し、自省する時間もあったであろうに、いまだに氏の文章からは「選民思想」がプンプン臭ってきたのに不快になり、文章にした次第です。

    無視するのが一番なのですが、思わず文章にしてしまった、というのが正直なところです。

  • 私も初めて知りました。
    ありがとうございます!

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。


  • 編集済

    第193話 車に早めの冬支度への応援コメント

    タイヤ交換は基本的に自分で行うので、アルミホイールにしています。

    10年前はアウディ・クアトロですら自分で交換してました。その前のゴルフGTiも。今は日産のe-powerなので軽くて楽です

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    タイヤ交換をご自身でなさるとは、すごいですね。

    私みたいな素人が、下手にいじると命にかかわると思うので、ディーラーさんにお任せしています。「安心メンテナンスパック」みたいなものに入って、定期的に足回り、ブレーキとエンジンオイル関係を見てもらっています。

  • この気持ちは良くわかります。
    出先のPCでCTやMRIをチェックすることがあるのですが、最近の画像は1回の撮像で1000枚を超えるものがあり、なかなか表示されません。
    どれだけ時間の無駄かと思うと溜息が出ます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    他院からCD-ROMで送られてきた画像などは、特に困ってます。
    診察室に呼び込む前に画像の確認だけで10分近くかかることもあり、独英だけでヘトヘトになります。

  • あるあるかもしれませんね。
    私も自分の人生でゴルフは2回しかしたことがありません。
    うち1回は教授の名前を冠した「○○杯」でしたが、教授は参加していなかったです。

    講演→公園、でしょうか?

    作者からの返信

    ご指摘ありがとうございます。

    生来のうっかりものなのか、小さな誤変換を見逃してしまうことが多く、恥ずかしい限りです。ご指摘ありがとうございます。

    しばらく時間をおいて、自分の投稿を読み直すと、意味が通りにくかったり、誤変換があったりして、こっそりと書き直しています。

    重症の患者さんの転送のため、大慌てで紹介状を書いていると、必ず読み直してから印刷しているはずなのですが、のちに恥ずかしい誤変換があり、気まずい思いをすることもしばしばです。反省しきりですが、それでも治らないのが「性分」というものでしょうか。

  • 楽しく拝見させていただいてます。奥様とのご関係が素敵ですね!

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。

    「割れ鍋に綴じ蓋」というわけではありませんが、私にとって彼女が、彼女にとって私が良いパートナーだと主観的にも、客観的にも思っています。


  • 編集済

    ナポレオンですが、シエスト(スペイン語でシエスタ、昼寝)の習慣があったそうです。

    日本でも、私のおじいちゃんは昼12:00から13:00頃まで昼休みする習慣があり昼寝していました。

    私の住む新潟県の山沿いでは、実際にこの時間に、選挙の街宣を行ってはならないと規則(自主規制?)を定めている所があります。

    日本は広い、と思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    ナポレオン、シエストをとっていたとのこと、知りませんでした。
    教えていただき、ありがとうございます。


  • 編集済

    第174話 三本の聴診器への応援コメント

    こんにちは。
    ローマ数字ですが、数字キーの3を叩くか、「さん」の変換候補にⅢ(PCでは環境依存と書かれてあるかも)が出てきませんか? 見た目がたて三本線に見えるかも知れませんが、それがⅢです。
    12まではローマ数字が変換候補にあると思うので一度やってみて下さい。


    追記)こちらこそ不躾に失礼しました! wordでローマ数字が出ないという相談もネットでいくつか発見しました。お忙しい中記事を書いて下さっているのに、些末なことで大変失礼いたしました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    WORDで下書きをしているのですが、どういうわけか文字化けしてしまうので、アラビア数字を使いました。

    ご指導ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。


  • 編集済

    今朝の新聞で住所が成城と書いてありました。(丁目まで書いてありましたが伏せます)
    私はこのすぐ近く、徒歩20分くらいの場所に住んでいました。中畑清さんもご近所です。

    お一人でこの地区に住んでおられたのでしょうか。家政婦さんはいなかったのか、と思いました

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    そのあたりが不思議だなぁ、と私も思っています。

  • 答えを知ってから物を言うのは誰でもできます。
    これを英語では hindsight bias と言うそうです。
    今回の脳膿瘍の件では、どっちみち肝膿瘍に大量の抗菌薬を使っているわけですから、たとえ脳膿瘍を想定していなかったにしても、結果的には正しい治療をしていることになりますが、被告側の弁護士はそのように主張しなかったのでしょうか?

    話は変わって、先生が「有罪」としているのは「有責」の方がいいと思います。
    というのも医療裁判の大半は民事事件なので。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    有罪→有責、変更します。

    内科医から見ると、血液脳関門が厄介で、中枢神経系感染症とその他の部位の感染症では投与量が異なります(BBBを通過する薬剤で、中枢神経感染症をターゲットとするなら、通常のほぼ2倍量)。もちろんBBBを通過しない薬剤もあります。

    なので、医療に詳しい弁護士が、抗生剤の種類やdoseを突っ込んできたら、苦しいところだと思います。

  • これが本当のことだったら、ちょっとマズイですね。
    この会場にいた医師は何歳のどういう経歴の人なのでしょうか?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    先生と同じ疑問を私も持っています。
    どんな経歴を経た人なのでしょうか?

  • 私もそう思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。


  • 編集済

    督戦隊という部隊でわが国でも日露戦争頃には置かれていたようです。
    神風特攻隊にも後ろからついて行ったといわれています。
    映画「スターリングラード」(ジュード・ロウ主演)の冒頭の部分で登場します。

    私の祖父の部隊が記録した戦記で、東京浅草の高橋組というヤクザ(現存する)の人間が徴兵で紛れこんでいて、兵舎でバクチをしたりしていたので、その人物を、別の部隊が置いて行ったのを拾って、憲兵隊と一緒に連れていった。と記録がありました。
    そのヤクザは「処分」されたと思われます。その後の消息は誰も分からないとありましたから。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    大日本帝国軍でもそのような戦いをしていたのですね。

    勉強になりました。ありがとうございます。

  • 第161話 Taxmanへの応援コメント

    death & tax という英語があるそうで、逃れられないものの事を示すのだとか。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    私たちが良く使う単語"immune"も、もともとは「税金などの義務から逃れること」とのことです。

    体内のimmune systemは頑張ってくれていますが、社会的には私たちは "immunodeficiency"なのでしょう(笑)。

  • ひどい判決ですね。
    現実には病院で転倒する何倍もの数の高齢者が自宅や道路で転倒して救急外来に搬入されているわけですが、それも注意していれば防げたのでしょうか?
    転倒・転落アセスメントなど、やるべき事をやった上での転倒であれば無責が妥当であると思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    私自身も、裁判になったわけではありませんが、何度か転倒事故を経験しています。

    ADL問題なし、病棟自立歩行free、ベンゾ系の薬も入っていない前期高齢者の患者さんが、ベッド端坐位で食事中、ベッドの枕元に置いてあったラジオを取ろうとしてバランスを崩しベッドから滑落、大腿骨頸部骨折となりました。

    ご家族の方に来ていただき、急性期病院の整形外科に転院してもらいましたが、ご家族から「なんで入院してるのに、骨折なんかするんだ!」と怒鳴られました。「すみません」と謝罪しましたが、内心、「それはこちらの責任か?」とモヤモヤしたことを覚えています。

  • 私も大丈夫ではないと思います。
    200回も後頭部から落とされたのであれば、びまん性軸索損傷や慢性期の脳萎縮、それに伴う高次脳機能障害が起こっても不思議ではないですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    先生のおっしゃる通りだと私も思います。


  • 編集済

    第156話 何気ない会話への応援コメント

    ら抜き言葉は以前書きましたが、関東方言は「ら」が入る方言なので、すぐにら抜き言葉は関西人だとわかります。

    来れない→来られない→
    関東方言「来(こ)らんない」

    食べれない→食べられない→
    関東方言「食べらんない」

    だから関東方言を基本とする標準語ではら抜き言葉は認められないのです。

    入(はい)れない→入られない
    関東方言「入らんない」
    「仕事が終わらなくて帰らんない」

    などたくさんあります。

    私の今住んでいる新潟県でも、年寄りの会話はら抜き言葉にはなりません。

    新潟弁の「ご飯、食べらったけ?(食べらったかいね?)」
    →「ご飯食べられたかな?」という意味です。ら抜きでなく、「れ」が音便になるのが関東の言葉の方言の特徴です

    (補足)
    「られる」を尊敬の意味で使用するときは、「れ」を音便にしないので、それで尊敬と可能を区別しているような気がします。

    「今日は早く帰らった」可能
    「先生が帰られた」尊敬

    さらに補足すると新潟弁だと「られる」でなく「なさる」を付けて、

    「食べなさる」「来(き)なさる」となるなど混同を避ける用法があり、関東系でも工夫されています
    「お帰りなさい」はその例です。
    「お帰りなされましたか」の略ですね

    作者からの返信

    貴重なコメントありがとうございます。

    長年の「ら抜き言葉」議論、なぜこれだけ揉めるのか、非常によくわかりました。「方言」との親和性、初めて気づかされていただきました。目からウロコが落ちた気分です。

    本当にありがとうございます。


  • 編集済

    おはようございます。
    私は首都圏で仕事をしていましたが、始業は9:30とか10:00の役所、会社が多く、6:00代は寝ていました。
    霞が関の官庁は9:30始業です。
    起床7:00、家を出るのが8:00というパターンが多いのです。
    7:30から9:00がラッシュ帯でしょう。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    当方は近畿圏で生まれ育った人間です。首都圏で仕事の経験がなく、通勤事情は全く知識がありませんでした。

    こちらでは、「首都圏では通勤に片道1時間以上かかるのは珍しくない」ということをよく耳にするもので、9時に業務開始(こちらでは8:30始業、というところも珍しくない)と考えて逆算すると、それくらいの時間に起きなければならないのだろう、と考えていました。

    近畿圏では「通勤に片道1時間以上」ということは少数派だと思います。1時間あれば、滋賀県の琵琶湖のあたり(もちろん南側の大津近辺)に住んでいても、新快速を使えば、京都から大阪を抜け、神戸の向こうまで行けると思います。


  • 編集済

    私もこの記事を読みました。この教授は哲学科も卒業しているそうです。
    それで理解しました。

    私もその指導教官が出た文系大学を卒業しました。
    私の専攻は入学時35名いましたが、4年で全単位履修し卒業できた者は4名
    その4名のうちの一人が私で、主席でした。
    及第点に満たなければ留年は当然だと思います。
    その大学を卒業をした教官ならば、と理解しました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    及第点に至らなければ単位を落とすのは当然のことですが、では、その点数の算定方法には、何らかの規定が存在するはず(客観性のある規定が存在しない、という事は「理系的思考」を行なう私たちにはあり得ない、あるまじきこと)なので、それは明確に公表すべきではないか、と思います。

    私は総合内科専門医の資格を持っていますが、認定試験を受ける前の症例レポートを内科9分野について各2症例ずつ、救急対応症例を2症例、外科転科症例を2症例、解剖症例を2症例の提出が求められました。試験は分野がわからないようにまんべんなく数百問出題され(もちろんマークシート)、結果については合否のほかに、症例レポートの得点、症例レポートの採点者からのコメント、試験結果については各分野の配点と実際の得点が印刷されて返却されました。

    病気を持った患者さん(もちろん医師も病気にかかりますが)は、色々と不安を抱えます。医師であっても、大切な人の病気であれば、良く知って、自分でも治療経験のある病気でも心配します。授業の目的が「そのような不安な患者さんにどう接していくか」を習得するものであるにもかかわらず、「単位取得のための客観的指標が提示されず、強い不安を感じている学生」に対して、点数開示もせず、ただ合格、不合格のみを発表し、平然としている教官側の態度に強い矛盾を感じた次第です。

    学科による文化の違い、と言えばそうなのかもしれませんが。

    編集済
  • JATECだったかでは「キキョータテヨココツナンチュウ」と憶えて、気管、胸部、縦隔、横隔膜、骨、軟部組織、チューブ類の順に見るのだそうです。
    私自身はAI君に頼りっぱなしです。

    形態は携帯ですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    誤変換が多くてすみません。見つけていただいて、ありがとうございます。
    自分でも見直しているつもりですが、全くもって恥ずかしい限りです。

  • 第148話 あら、珍しいへの応援コメント

    常駐は静注?

    作者からの返信

    ご指摘ありがとうございます。訂正しておきました。

  • 2週間後に見つかった2mmの損傷って、ホントかな?
    それとも腹腔内の血腫を辿っていった先にあったのでしょうか。
    謎が多いですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    一度、どの診療科からも断られた、という理由で右後腹膜出血の患者さんを総合内科で管理したことがあります(右腎周囲の出血で、泌尿器科にお願いしたら「常勤医が一人だけだから無理」、外科にお願いしたら「後腹膜出血やから、ほっとけば止まる」と言われました(泣))。血腫が後腹膜のスペースを押し広げるのはかなり痛いようで、当初は急性胆嚢炎疑いで紹介された方でした。

    この患者さん、車いすで退院された、と報道されていましたが、侵襲の少ない手術のはずなのに、どうして車いすだったのか?と引っ掛かります。最終的に大出血を起こして失血死、ということですが先生のおっしゃるように、退院時点で血腫を作っていたのかもしれませんね。

    ちなみに上述の患者さん。透析を受けておられた方だったのですが、第5病日(日曜日)に激しい疼痛を訴えられたそうですが、たまたま主治医の私が法事で京都の山奥にいたため、「主治医と連絡がつかない」という理由で放置されていたそうです。月曜日の朝回診の時に私の目の前でCPAとなり永眠されました。ご家族にお願いして解剖させてもらったところ、後腹膜の血腫は約3kg、出血源は細い右副腎動脈の破綻でした。今でも、「あれは内科が診るべき患者さんだったのか?主治医に連絡がつかない、という理由で当直医がほったらかしにしていいのか?」ともやもやしています。

    編集済
  • DPC制度よりも病院の姿勢、個々の医師のポリシーによる問題が大きいのでは、と思います。
    経鼻胃管なんか本人には鬱陶しいだけなので、PEGにしてしまった方が楽でいいと私なんかは思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    私もいろいろな意味で、PEGを行う方が楽でいい、と思っています。

    経鼻胃管のままでこちらに来られる患者さんを受け入れるたびに、前医が栄養のことについて真剣に考えていないように感じられて、少し悲しくなるのです。

  • 紙カルテだときついですね。
    ウチは2006年に電カルを導入しました。
    もう紙には戻れません。
    私は患者さんの話を聞きながら、その場で入力しています。
    それが一番省エネかと。

  • 分かりやすい解説ありがとうございました

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。


  • 編集済

    私の住むマンションは、売り出し時点で高級がうたい文句でした。
    意識高い系住人ばっかり(古紙回収では学会誌が多く、漫画雑誌は見たことない・笑)で、車はエコカーとか妻用軽自動車だらけです。私も日産e-power

    80台の駐車場で、高級ドイツ車は1台か2台。最近の「高級マンション」は気楽ですね。


  • 編集済

    新潟県で米山隆一さんが知事だった時に医療ビッグデータ計画を議会に提案しました。

    米山隆一さんの構想は
    新潟県内の約15の県立病院、約20の厚生連、診療所、済生会、赤十字、市町村立病院、大学病院、ほか協力民間病院(といっても新潟大医局の傘下にある)の膨大な電子カルテを統合したデータベースを作製して、統計学や人口知能解析エンジンを使って、適切な治療法を導き出すという構想でした。
    今の医療はここまで来たのか、って感じの話でしたが、おじいさんの自民党県議は理解不能だったようです。

    米山隆一さんはある事情で知事を辞めたようで頓挫したように見えますが、大学病院の有志が続けているようです。

    カルテって大事ですね。
    新潟市民病院はクラークが横でタイプしてますが、小さな病院はまだまだ。今は自動文字起こしのアプリもあるのに、活用すれば、と常々思います。
    AI・バーチャル・クラークのカルテ入力アプリを開発して、医師会にセールスしようかな(笑)

    新潟県で新型コロナの死者が全国最低レベルになったのは、データベースが活用された、っていう説もあります

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    現在勤務している病院は、完全紙カルテで、オーダリングシステムもなく、血液検査、画像検査、心電図は院内イントラネットで確認できるものの、3周くらいDXに乗り遅れています。

    前の職場は有床診療所(私の退職時には病棟は閉鎖後でしたが)でしたが、私の在職中に電子カルテを導入しました。理事長の外来にはクラークさんがつき、カルテ入力をしていましたが、私の外来にはクラークさんは付きませんでした。SOAP形式で入力の際、Sは入力できても、O,A,Pについては他人が入力するのは難しい、と考えたからです。

    私の勝手な思い込みですが、クラークさんがつかなくても、私が一番、電子カルテを使いこなしていたと思っています。

    「医療ビッグデータ計画」、米山知事だけでなく、様々なところで話題になりますが、一番大きな問題は、「医師」そのものが標準化、均一化されていないので、そこから上がってくるデータそのものの信頼性に問題があるのでは、というところだと思います。ただ、「医師」そのものが標準化、均一化されていない、というのは悪いことばかりではない、とも思います。生身の人間を扱う学問をするうえで、これらの問題は永遠の課題だ、と思っています。


  • 編集済

    第137話 日本語の退化?への応援コメント

    司馬凌海という医師はドイツ人講師が話す横で、医学用語の和訳語を作ったと言われています。天才的ですね。

    現在の中国の学術用語は日本からもたらされ、日本人は中国の学術書を読めますが、今は中国の方が漢語訳が進んでいます。
    将来は日本が中国から言葉を輸入する時代が来るでしょうね

  • ツートップが使えなくなると厳しいですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    本当に困りものですが、血液内科のある病院などはもっと困るのでは、と心配しています。

  • 第131話 もう無理だよ…。への応援コメント

    わが県は、コビド19のおかげで、オンライン診療の知見や問題点、対策が蓄積されたと誰かが話してました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    実際にオンライン診療を始めることで、新たな知見、問題点が見えてくると思います。

    ただ、私たち医師は、意識するとせざるにかかわらず、五感をフルに使って患者さんを診察していると思っています。

    訴えのよくわからない「しんどい」という主訴でご主人が連れてこられた30代前半の女性。血圧を測ろうと手を取った瞬間に、高熱と爪甲色のチアノーゼに気づき、バイタルサインと聴診所見だけで、重症肺炎、敗血症性ショックと判断し、速やかに救命救急センターに転送したものの、3日後に永眠された、という経験をしています。ディスプレイ越しではわからないことが、解決のきっかけになることは多いと思うので、やはり初診や急性期は対面診療が適切ではないかなぁ、と個人的には思っています。


  • 編集済

    第129話 面倒だなぁ…。への応援コメント

    ぶっちゃけの話ですが、銀行口座とマイナンバーとひも付けすれば、個人の所得が完全に把握されて確実に税金を取ることが出来るためです。

    投資信託口座を作る時にマイナンバーの番号を提出しました。これからは普通預金もそうなるでしょう。

    マイナンバーカード自体には、個人情報は入らないはずです。このカードで役所のデータベースにアクセスしてデータを返す仕組みだったはず。

    20年前に役所のあるシステムの設計したのですが、カードなどには意味がある情報は保存されておらず、多分それと変わってないでしょう


  • 編集済

    突然のコメント失礼します。私はバブル期に大学生だったものです。東京都内の大学です。大学から「このサークルは統一教会である」という注意文書が配られました。知り合いの新潟大学に入った学生も同様の注意文書をもらっていたようです。50代以上の政治家で統一教会がなんたるかを知らない政治家はいないと思います。知ってて関わった人は罪深い。
    その後のオウムの影に隠れてましたが

    (追記)
    御返信ありがとうございました。そうでした「原理研」と書かれていましたね。
    思い出しました。ありがとうございます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    当方もアラフィフで、医学部に進学前は大阪大学に学んでいました。私の入学の時も「原理研」(統一教会の大学内組織)に注意、という文書が新入生に配布されていました。

    学生運動の名残で、ヘルメットをかぶった中核派が行進していても何も言わない大学当局がわざわざ文書を配布するほどなので、よほどのことだと思っていました。

  • 方便になりますが、エリキュースを極々少量使うってのはどうですかね。
    患者さんに対して嘘をついた事にはならないし、抗凝固作用は限定的になるでしょうから。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    この方、自宅にいるときは自身で薬の管理を間違えることなくされていた方で、それまで自分が飲んでいた量もしっかり記憶されている方です。

    腎機能と体格の問題で、使用量としては承認容量の中で、最低量になることを薬の添付文書を(スマホで)見せて説明し、最小容量で投与していました。

    その後も、繰り返し休薬を勧めましたが、聞いてもらえませんでした。

  • 苦痛を取るのが1番ですね。

  • 何でもニコニコ対応しておけば間違いはない、と若い医師には言っていますが、それを実行するためには心身ともに余裕が必要ですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    どこかで聞いた言葉ですが、「怒りの背後には恐怖、不安がある」とのことです。少しのミスが人の命を左右する現場にいるので、その恐怖心がおそらく怒りを増幅しているのだと思います。
    今も、一つ一つの判断に「ミスはないか」と思いながら仕事をしていますが、恐怖心を超える自制心と、「どのみち自分が診察するのだから、自分のペースを守ろう、と思って仕事をしています。

  • その通りだと思います。
    マスメディアは思いつきで物を言うのをやめていただきたいですね。
    国民の皆様には、御自分がコロナをもらわないよう最大限の注意をお願いするしかありません。
    しかし第7波では子供がもらってきて、濃厚接触ゆえ出勤できない、という医療スタッフが数多くいて、相変わらず苦戦を強いられることになっています。
    それでも救いがあるとすれば、徐々に感染者数が減ってきていることでしょうか。

  • 「先生、そのように些細なことで短気を爆発させ、でも結局、患者さんが心配で診察なさるのでしょ?それなら、そんな短気を起こすのは大人げないし、もったいないですよ」と叱ってくれた看護師さんたちに☆☆☆☆☆☆!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    研修病院も、前職場も多忙でストレスも多く、研修病院ではみんながピリピリしていました。ERでnear CPAの方を懸命に対応中に病棟から電話がかかり、「患者さんのSpO2が低下していますが、病棟当直の先生が見つかりません。見に来てください」とのこと。「こっちも手いっぱいで行けるわけないでしょ!」と爆発するものの、その処置が終われば、病棟の患者さんのことが気になり、診察に行く、という小心者の私でした。最初に怒らずに「今、手いっぱいだから、あとで行くから待ってて」と伝えれば誰も不快にならずに済むわけです。そういったことを指導してくださった多くの看護師さんに、本当に感謝しています。


  • 編集済

    その通りですね。
    貧乏でも優秀な学生に国はお金をかけるべきです。
    そして、レベルの低い大学は淘汰されても仕方ありません。
    文字通り、publish or perish です。

  • 第82話 あぁ、受験生…への応援コメント

    自分の経験からしても進学校は先生にうるさいことを言われないので、過ごしやすいですね。

  • 私はいつも「痛いこと、辛いこと、苦しいことは避けて、そうでない治療だけをやりましょう」と御家族には説明しています。
    ひたすら苦痛のないように、ということですね。
    DNRを「取る」という言い方に抵抗があるので、そのような説明をするようになりました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。DNARを「取る」という表現は確かに軽率な表現でした。ご指摘ありがとうございます。

    私も、急変時対応については、時間をかけて、蘇生処置は具体的にどのようなことをするか、それに伴うご本人の苦痛と、蘇生する割合が極めて低いこと、仮に蘇生をすると、生命維持のための装置についてはご本人が機械なしでも生存できる状況に改善するか、命が終わってしまわない限りは外せず、一度始めてしまうと、それを中止するのは「現在の日本」では殺人罪などに問われてしまうことなどを説明しています。
    当院に入院される方はほとんどが80代以上の高齢者で、ADLも認知機能も結構低下していることもあり、意思決定の代理者として認知機能のある程度しっかりした配偶者やお子様などに話をすると、希望されないことがほとんどです。

    急変時の蘇生を望まない、と決定された後も、その決定は決して命を軽んじている、というわけではないこと、延命とは関わらない治療についてはどの患者さんも同じように行なっていくこと、命に関わる状態になった時は、「命を延ばす治療」ということよりも「苦痛の少ない治療、あるいは苦痛を取るための治療」を行なっていく、ということを、再確認するようにしています。

    ありがとうございました。

  • 報道のおかしさにもう1つ突っ込みを入れるなら「目にプレートを二枚挿入」というところで、吹き抜け骨折なら「眼窩内に挿入」ですね。
    目に挿入したら大変な事になってしまいます。

    作者からの返信

    hekiseiさん、ありがとうございます。

    仰る通りですね。すっかり私もスルーしていました(笑)。

  •  人間、自分で歩いて自分で食べる、というのが基本だと思います。もちろん、例外的な状況は沢山ありますが。
     転倒や誤嚥は、施設での何倍もが自宅で起こっているわけですが、そこにもメディアは突っ込みを入れないとフェアとは言えませんね。

  • 確かに野田首相は手堅い印象がありますね。

  • 第11話 ギターのお辞儀への応援コメント

    ギターは下にする人が多いですが、見栄えがかっこいいからかな?私は上じゃないと弾けないですね。

  • 人間は欲深く、いまさら江戸時代に戻ることはできない。エネルギー問題の解は原発しかないと思います。このまま化石燃料に頼っていては早晩行き詰るでしょう。地熱はK県にありますねえ。

  • 第5話 「PLAN 75」の広告への応援コメント

     最近読んだ本はアマゾンの原住民について書かれています。彼らは身体が資本です。自分で狩りをすることができなくなったら終わりです。病気になっても自分でなんとかする必要があります。時には姥捨てのようなことも起こります。誰も手助けはしません。それはその人の寿命だからと考えます。そしてその人たちは死ぬことを恐れてはいません。
     寝たきりで動けなくてそろそろお迎えが来ても不思議でない人にどこまで手をかけるのか?そのような余裕のある家はそうすればいいのかもしれませんが、若者が少なくなり高齢者が増える社会になると、そろそろ安楽死とか死ぬ権利とかの議論も出てくるのかもしれません。