応援コメント

第81話 COVID-19クラスターとお看取りの姿勢」への応援コメント

  • 私はいつも「痛いこと、辛いこと、苦しいことは避けて、そうでない治療だけをやりましょう」と御家族には説明しています。
    ひたすら苦痛のないように、ということですね。
    DNRを「取る」という言い方に抵抗があるので、そのような説明をするようになりました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。DNARを「取る」という表現は確かに軽率な表現でした。ご指摘ありがとうございます。

    私も、急変時対応については、時間をかけて、蘇生処置は具体的にどのようなことをするか、それに伴うご本人の苦痛と、蘇生する割合が極めて低いこと、仮に蘇生をすると、生命維持のための装置についてはご本人が機械なしでも生存できる状況に改善するか、命が終わってしまわない限りは外せず、一度始めてしまうと、それを中止するのは「現在の日本」では殺人罪などに問われてしまうことなどを説明しています。
    当院に入院される方はほとんどが80代以上の高齢者で、ADLも認知機能も結構低下していることもあり、意思決定の代理者として認知機能のある程度しっかりした配偶者やお子様などに話をすると、希望されないことがほとんどです。

    急変時の蘇生を望まない、と決定された後も、その決定は決して命を軽んじている、というわけではないこと、延命とは関わらない治療についてはどの患者さんも同じように行なっていくこと、命に関わる状態になった時は、「命を延ばす治療」ということよりも「苦痛の少ない治療、あるいは苦痛を取るための治療」を行なっていく、ということを、再確認するようにしています。

    ありがとうございました。