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新潟県で米山隆一さんが知事だった時に医療ビッグデータ計画を議会に提案しました。
米山隆一さんの構想は
新潟県内の約15の県立病院、約20の厚生連、診療所、済生会、赤十字、市町村立病院、大学病院、ほか協力民間病院(といっても新潟大医局の傘下にある)の膨大な電子カルテを統合したデータベースを作製して、統計学や人口知能解析エンジンを使って、適切な治療法を導き出すという構想でした。
今の医療はここまで来たのか、って感じの話でしたが、おじいさんの自民党県議は理解不能だったようです。
米山隆一さんはある事情で知事を辞めたようで頓挫したように見えますが、大学病院の有志が続けているようです。
カルテって大事ですね。
新潟市民病院はクラークが横でタイプしてますが、小さな病院はまだまだ。今は自動文字起こしのアプリもあるのに、活用すれば、と常々思います。
AI・バーチャル・クラークのカルテ入力アプリを開発して、医師会にセールスしようかな(笑)
新潟県で新型コロナの死者が全国最低レベルになったのは、データベースが活用された、っていう説もあります
作者からの返信
コメントありがとうございます。
現在勤務している病院は、完全紙カルテで、オーダリングシステムもなく、血液検査、画像検査、心電図は院内イントラネットで確認できるものの、3周くらいDXに乗り遅れています。
前の職場は有床診療所(私の退職時には病棟は閉鎖後でしたが)でしたが、私の在職中に電子カルテを導入しました。理事長の外来にはクラークさんがつき、カルテ入力をしていましたが、私の外来にはクラークさんは付きませんでした。SOAP形式で入力の際、Sは入力できても、O,A,Pについては他人が入力するのは難しい、と考えたからです。
私の勝手な思い込みですが、クラークさんがつかなくても、私が一番、電子カルテを使いこなしていたと思っています。
「医療ビッグデータ計画」、米山知事だけでなく、様々なところで話題になりますが、一番大きな問題は、「医師」そのものが標準化、均一化されていないので、そこから上がってくるデータそのものの信頼性に問題があるのでは、というところだと思います。ただ、「医師」そのものが標準化、均一化されていない、というのは悪いことばかりではない、とも思います。生身の人間を扱う学問をするうえで、これらの問題は永遠の課題だ、と思っています。
紙カルテだときついですね。
ウチは2006年に電カルを導入しました。
もう紙には戻れません。
私は患者さんの話を聞きながら、その場で入力しています。
それが一番省エネかと。