応援コメント

第156話 何気ない会話」への応援コメント


  • 編集済

    ら抜き言葉は以前書きましたが、関東方言は「ら」が入る方言なので、すぐにら抜き言葉は関西人だとわかります。

    来れない→来られない→
    関東方言「来(こ)らんない」

    食べれない→食べられない→
    関東方言「食べらんない」

    だから関東方言を基本とする標準語ではら抜き言葉は認められないのです。

    入(はい)れない→入られない
    関東方言「入らんない」
    「仕事が終わらなくて帰らんない」

    などたくさんあります。

    私の今住んでいる新潟県でも、年寄りの会話はら抜き言葉にはなりません。

    新潟弁の「ご飯、食べらったけ?(食べらったかいね?)」
    →「ご飯食べられたかな?」という意味です。ら抜きでなく、「れ」が音便になるのが関東の言葉の方言の特徴です

    (補足)
    「られる」を尊敬の意味で使用するときは、「れ」を音便にしないので、それで尊敬と可能を区別しているような気がします。

    「今日は早く帰らった」可能
    「先生が帰られた」尊敬

    さらに補足すると新潟弁だと「られる」でなく「なさる」を付けて、

    「食べなさる」「来(き)なさる」となるなど混同を避ける用法があり、関東系でも工夫されています
    「お帰りなさい」はその例です。
    「お帰りなされましたか」の略ですね

    作者からの返信

    貴重なコメントありがとうございます。

    長年の「ら抜き言葉」議論、なぜこれだけ揉めるのか、非常によくわかりました。「方言」との親和性、初めて気づかされていただきました。目からウロコが落ちた気分です。

    本当にありがとうございます。