概要
妻でもなく嫁でもなく娘でもなく、わたしを生きる。生きなおす。
あれほど祝福されて結婚したのに、子どもを育てるにはいい場所だと説得されて引っ越したのに、何もかも違ってしまった――と嘆く主婦・平野陽子の物語。
かつて美大生だった陽子はあるきっかけで絵画教室に通いだす。そこで講師の山本から絵画の公募展の新人賞に応募しないかともちかけられる。ひさしぶりに絵を描くことができて喜ぶ陽子に山本は急接近してきて――
不倫相手、夫、義母、義理の姉、両親、旧友、それぞれの関係を見つめなおし、最後に陽子が選んだのは?
該当する〇 やや当て嵌まる△ なし×
1. LINE・マッチングアプリ等がからんだ浮気やサレ妻 〇
2. 全般的なサレ妻 〇
3. セックスレス ×
4. 夫・彼氏がいても好きな人ができた 〇 これで登録
5. ママ友 ×
6. モラハラ・DV △
かつて美大生だった陽子はあるきっかけで絵画教室に通いだす。そこで講師の山本から絵画の公募展の新人賞に応募しないかともちかけられる。ひさしぶりに絵を描くことができて喜ぶ陽子に山本は急接近してきて――
不倫相手、夫、義母、義理の姉、両親、旧友、それぞれの関係を見つめなおし、最後に陽子が選んだのは?
該当する〇 やや当て嵌まる△ なし×
1. LINE・マッチングアプリ等がからんだ浮気やサレ妻 〇
2. 全般的なサレ妻 〇
3. セックスレス ×
4. 夫・彼氏がいても好きな人ができた 〇 これで登録
5. ママ友 ×
6. モラハラ・DV △
いつもありがとうございます!現在難病疑いで療養中ですが元気になってまた小説をガシガシ書きたいです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ひとりの人間の、魂の再生の物語
選んできたこれまでの道のりを見晴るかせば
選べなかった選択肢がある。
選ばなかった選択肢がある。
振り返る暇などない人生、主人公は、ふと、振り返ってしまう。
おそらく自分は不幸ではない。
けれどもなにか見えざる「型」にはめ込まれて、おおきな流れに飲まれて生きている自分は、幸福と言えるのだろうか?
契機となった事件すら、流されるままに過ぎなかった、そんな在り方が。
三章で背景として登場する利根川が、最終章でその雄渾な姿を主人公の前に現すように、物語の最後に口にした保温瓶の紅茶が、熱く感じられたように……生の実感、自身の本来の視界を取り戻した主人公の姿は、孤で有りながら充溢して…続きを読む