第14話

夜。今日の巴はハルカのもとには行かず自室にいた

巴「へえ。外で裸になると開放感になり…興奮もする…」

なんの本を読んでいるのか。巴は読書家なので気になった本はどんどん買って読んでいる

今日は変態プレイの本を読んでいた。ある程度ハルカとは変態なことをしたがまだまだあるようだ

巴は思ったがハルカにこういうことやらせたらきっとハルカは興奮するだろうと…

分厚い本でも無いし元々の読解力のある巴なのであっという間に読み終えた。たまにはこういう本もいいだろう

巴「…うふふ、外…ハルカの裸体を見て興奮…ふふふ」

自分でニヤニヤしてこれで何度目かの気持ち悪い顔をしていた

そうだ。あまり人が来ない場所でそれをしよう。ハルカだって拒否はせずに外で裸になってくれるはずだ

私もちょっと裸になってどんな感じか試してみるのも面白いかも。誰も来ないことを条件に、だが

巴「…ねえ、ハルカ。スイッチ入っちゃった。貴女を裸にして羞恥心を見させてもらいたいわ」

はい。もう女王様スイッチオンになりました。こうなると止められない。早速ハルカに連絡を入れよう

そう思い連絡を入れようとしたがふとハルカの言葉を思い出した

巴「でも…結婚しようとは言われたけどさ。だけどもうちょっと変態なことしたいよね」

そう。結婚しようと言われた。いつになるのかはわからない。ただ、もう約束としてあるためいつでも可能だろう

後は…自分たちの問題だ。指輪もどこで買うかまだ決めていない。あくまでもそうしようと言われただけだ

どちらかと言うとまだ変態なことをしたい。巴だって変態だ。そんな感じで自分で思った


ハルカの自室…

今日は巴がいないため寂しいが、いつも会えるわけではないのは心に受け止めている

スマホを見て巴の通知を見る。だが来ない。寂しいわけだ。依存、してるのだろうか

そもそも夫婦になるというのも依存なのかもしれない。そうなら早く一緒になるべきだろう

後は時間。きっと巴だって側にいたいと思っているはずだ。そう思うとこれからの人生が楽しくなる

そんなこと考えていたらスマホから通話の着信音が鳴った。巴か?

ハルカはスマホを見ると違う人であった。豪龍焔ソトノだった。なんだ…違った

がっかりしつつ仕方なく通話をすることになったハルカ。急にどうしたのだろう

ハルカ「ソトノか?」

ソトノ「そうよ~!久しぶり!元気にしてる?後巴と仲良くしてる?」

早速質問攻めだ。ひとつひとつ答える

ハルカ「我は元気だし巴とは仲良くしてる」

ソトノ「良かった!巴は私の祝福をかけたし、まだその効果はしばらくの間続くからね~」

ハルカ「お前の効果は凄いからな。…で、なんのようだ?」

それを言うとソトノから喜びの声があった

ソトノ「実はね~。私彼女できたのよ~」

ハルカ「…は?」

びっくり。ハルカはソトノの彼女できた発言で一言しか言えなかった

ソトノ「貴女たちのおかげよ。ちょっと街に出てナンパしたら見事にゲットしちゃってね~。すんなりと彼女できたわ!

で、今はその恋人ちょくちょくこっちに来て一緒にいるわ!今日も一緒にいるのよ彼女が!」

ハルカ「…」

開いた口が閉まらない。ちょっと待て、死んだ旦那のことはどうしたのか

ハルカ「お前…死んだ旦那はどうしたんだ」

ソトノ「んー?旦那のことは愛してたし子供と孫はいるけど、新たな旅立ちってことで彼女作ったのよ!」

ハルカ「…そ、そうか」

ソトノは龍人としては結構な年数は行ってるものの顔が若い。そこはマドカと同じぐらいである

ソトノ「だからね。ハルカも私たちの恋を見守ってほしいなって!早速ハルカに連絡を入れたのよ~」

ハルカ「…わかった。あまり変に旦那と見比べるなよ」

ソトノ「そこはわかってるわよ~。じゃあそういうことで!」

ハルカ「ああ。じゃあな」

電話を切る

しかし…ソトノは幽閉されてるくせにアクティブだ。龍人っぽい。早速ではないが彼女を作るとは…

やはり一人でいるのが寂しかったのだろうか。そこは何も言ってはいなかった

そう言えば巴が告白した際に言ってた言葉をふと、思い出した

「だって…ハルカ…このままでいいの?ずっと悲しい生活を続けて…私、もう耐えきれないよ」

このままではよくなった。龍人として祀られるだけの存在をして悲しい生活をしていた

巴に会って、巴と一緒に出かけて、巴と愛を育み、そして結婚しようという約束もした

巴がいたからこそ、告白されたからこそ、今の自分がいる。恋人がいるハルカという存在が

「そんなハルカを見てね、私、思ったの。私で、ハルカのことをこの世界の広さを知ってもらいたい。だからこそ、なんだよ」

巴のおかげで世界は広いものだと感じた。巴のためならなんだってやる。守ることも、視点がずれるが変態なことも…

そう思ってると巴から連絡が来た。嬉しい。会話アプリで話すことにする

ハルカ「…え?私が、外で裸になってほしい?そんな、恥ずかしいよお…」


休日。巴は早速ハルカの場所へ行き合流してから外へ向かう。バスを使って移動する

ハルカはもう外出という許可が簡単に降りるため全然問題がなく行ける

一方巴はワクワクした表情でハルカとともにバスで移動していた。裸になれという命令は恥ずかしいが…

巴とハルカは街から離れた場所まで行くことになった。目的地は人が少ない場所

しかし恋人のお願いだ。ハルカはちょっと薄着な服を着ている。巴もどちらかというと薄着だ

ハルカは小物などを入れたポーチを身に着けていたが巴は似合わないようなリュックを背負っていた

これからやることをハルカは言ってみる

ハルカ「ね、ねえ巴。私を裸にするって…これ露出じゃない…?」

ドキドキしながら言った。すると巴はすぐに答える

巴「あら?嫌いだった露出?」

口調がなんだか違う。もう女王様モードに入ってる。こうなると止められない…

ハルカ「い、いやそういうことじゃ…」

巴「ならいいわね」

山奥に着いた。山奥と言ってもその下には川が流れてる場所だった

ここはさすがに人が来るのでは?そう思いつつ2人はバスを降りて移動する

ザッザッザッ…舗装されていない山道を歩く。休日だが人を全く見なかった

移動するたびにハルカはドキドキした。なにせ裸になれというのだから。巴は普通の顔をして歩いていた

そう言えばハルカは巴に愛の舞をして裸になったがあれは神社内でできたことだから…そう思うしかない

歩くと古い矢印の場所に着いた。下に行けば川。上に行けば山頂。どちらに行けばいいだろうか

ハルカ「ねえ巴。ここはどっちに行ったらいいか…」

そう言うと巴は何も躊躇もせずに言う

巴「川ね。川に行きましょう」

そう言うと従うようにハルカは巴の後に付いていく


川…そこはちょうど何かできそうなキレイな川が流れていて当然石がいっぱいある場所だった

効果音と言えば川のせせらぎの音。たまに風が吹いて樹木がなびく音。そして2人が歩いた石の音である

もちろん誰もいない。2人だけの世界。そんな場所に巴とハルカはいた

巴もハルカも動きやすい格好をして靴も動きやすい靴をしてたため石が多い場所でも難なく動けた

そんな川を見ていた。巴はワクワクするのが止まらない。ハルカは意識をしだすとドキドキが止まらない

しかし巴は言う

巴「ねえ、ここで昼ごはん食べよう?」

ハルカ「う、うん」

ちょうど大きい石の上で2人は昼ごはんを食べることにした

昼ごはんと言っても弁当ではなくおにぎりであった。ここへ来る前にコンビニに行き買ってきただけだ

そんなおにぎりをほうばる。ここで食べるおにぎりはまた違った食感がして美味しかった

巴は昆布やしゃけ。ハルカはシーチキンや梅干し。好みはバラバラだが食べているものは一緒なので違和感はない

気がつけばもう食べ終えた。ゴミは捨てないでかばんの中にしまう

ハルカは少しだけほっとしている。ああ、今日はこんな雰囲気だから脱ぐことはないわね。と思ったら…

巴「さあハルカ。ここで脱ぎなさい」

…え?何もしないと思ったら脱げ命令?ハルカは巴の顔を見たが本気の目をしていた

その目…マドカと同じような目をしていた。まさに命令に逆らうことができない目。いつの間にかラーニングしたのか?

外で脱ぐなんて神社内でもない限りやはり恥ずかしい。だが周りと見渡すと人は一人も来ないような雰囲気もしている

どうしようと考えてる猶予もない。まだ巴は命令するような目だ。ハルカは興奮を覚えたような感覚になる

ハルカの言葉はただひとつだった

ハルカ「わかったわ…脱ぐね…」

ハルカはひとつひとつと服を脱いだ。今日は風の無いいい天気。衣服が飛ばされることはないだろう…

ブラジャーとパンツだけになると少しだけ躊躇する。ハルカはまた巴の顔を見た

じーっとハルカの顔を見ている。そしてまた言葉を言う

巴「どうしたの?脱がないと意味がないよ」

その言葉にはどこか圧があった。一般の妖怪なのに言葉に圧力をかけられるなど、この人は色々な経験をしたからそうなってるのだろう

ハルカはブラジャーを脱いで胸を出し、パンツを下げて局部が見える状態になった

外で全裸になる恥ずかしさ。そして恋人に見られる羞恥心。ハルカは興奮が抑えられない

全部脱ぎ生まれたままの姿になると、巴もなぜか服を脱ぎだした

ハルカ「と、巴?」

巴「私だって脱ぎたいわ…」

そう言うと何も躊躇もせず巴も全裸になった。巴も興奮してたのか乳首がたっていた状態だった

巴「う、うふふ…これで私とハルカは全裸になった…」

2人して全裸になった状態。これから一体何をするのだろうか…

今日はいい天気だ。日差しがあって寒いも暑いもない。川の側で、恋人同士で裸になっていた

ハルカ「何をするの?」

そう言いつつもハルカは局部から液が漏れそうなほど興奮していた

だが、川の側なので石でゴツゴツしてる。寝そべるのはちょっと体が痛い。どんな命令をするのか?

巴「…ここでオナニーしなさい」

それか…ハルカはゆっくりと石の上に腰をおろし、局部が見えるような格好をした

ハルカ「こ、こう?」

巴「そうよ。イくまでしなさい」

ハルカ「わかったわ…」

そう言うとハルカはゆっくりと局部に指を入れてやり始める

ハルカ「んっ…んっ…」

外だから、川の側だから。という理由で少しだけとまどいながらもやり始めるハルカ

ハルカ「あっ…んっ…」

巴「もっと激しく。そう、潮吹きそうなほど」

命令されたらもっと動かさないとだめっぽい。ハルカは更に動かした

ハルカ「あんっ!んあ…!」

どんどん指の動きが加速していく。巴はそれを黙って見ていた。が、巴も座り局部を広げた

巴「私もしたい。一緒にイこうね…」

そう言うと巴は自分で指を入れる。既に濡れていたのかすんなりと穴に入る

巴「あっ!ん…!」

ハルカは恋人もやっているのを見て興奮する。余計に興奮した。ハルカの指の動きが早くなった

ハルカ「巴ぇ!おまんこが、濡れるの止まらないよぉ…!」

巴「私もよ…!いっぱいいじりましょうね!」

そう言うと2人はオナニーをし続けた

ハルカ「あん!クリも一緒にこすると気持ちいい!」

巴「おまんこ…感じちゃうよ…!」

どんどんスピードが早くなる。バイブなどを使わなくとも指で十分に絶頂しそうなほぼ気持ちよかった

自然とそろそろイく体制になった

ハルカ「あん!あっ!イく!イくよおおお!」

巴「私もよおおお!んああああ!!」

2人は同時に絶頂した。潮も出ていた。体をビクビクさせる

巴とハルカはオナニーでイき、2人は体を震わせながらじっと見ていた

ハルカ「…外でのオナニー…気持ちよかった…」

巴「ええ…私もそうよ…」

その次の言葉でハルカは更に興奮する

巴「ハルカのイったおまんこ…写真におさめたいわ…」

え!?でもハルカはもう出来上がったのか何も拒否しなかった

ハルカ「うん。いいわよ…」

そう言うと巴はスマホを取り出してハルカの局部を撮影した。ハルカはますます興奮する

巴「ハルカのおまんこ…とても良い眺めね…もっとおまんこ広げて…」

ハルカ「は、はい…」

こうなると完全に従うしかない。局部を広げていた。赤い部分が丸見えだ。巴は撮影する

ハルカ「私のおまんこで…オナニーしてね?」

巴「ええ…だってハルカのおまんこだもん…。次はハルカ、私のおまんこ撮影して」

ハルカ「いいの?わかった…」

そう言うとハルカもスマホを取り出して巴のイった局部を撮影する。既に局部を広げていた

ハルカ「わあ…キレイな赤…」

巴「こうやられるだけでも十分に興奮するよ…」

ハルカはまだ興奮している。恋人の赤い部分の写真を撮っていた

ようやく撮影は終わった。巴もハルカも恋人の局部の写真を見ていた

巴「これは…見たいときに見たいから写真自体に鍵をしておくね」

ハルカ「そうね。巴のおまんこ…とてもいいわね…」

ようやく巴は女王様モードが消えたっぽい。満足したからだろう

巴「満足した。そろそろ服着よう?」

ハルカ「うん!」


2人は服を着て今の時間をのんびりと過ごしていた

川のせせらぎの音が気持ちよく、空気も美味しい。マイナスイオンというやつだろうか

結局性行為に近いことをしたのだが、2人はそこまで嫌がらずに行為を終えていた

のんびりとした空間でハルカはしゃべる

ハルカ「ねえ、巴。いつか指輪買おう?」

そう言うと巴はハルカの顔見て嬉しそうな顔をする

巴「そうだね!でも指輪って一緒に買うものなのかな」

ハルカ「んー。プロポーズはサプライズな感じあるけど、私と巴ならもうプロポーズしてるものだし一緒でいいんじゃないかしら?」

あ~。前に結婚しようって布団の中で言ったからねと思った巴

巴「うん。だったらいつか指輪買おう?」

ハルカ「そうね。でも心配なのは私の指太いから指輪入るかしら…」

そう言うとハルカは自分の指を見る

巴は思ったがあまり指が太いという感じはないが…見る限りでは

巴「大丈夫だよ。大きいサイズと私用のサイズ、あると思うからさ」

ハルカ「だよね。うーん!今から楽しみだわ~!」

そこまで楽しみと言ってくれるなんて…もう早めに予定を決めておこうと思った。そうだ。式をあげる会場はどうするのだろう

巴「ねえ。式をあげる会場ってどこにするの?」

そう言うとハルカは予想外のことを言う

ハルカ「私、ウェディングドレスにあこがれていて…教会で式をしたいのよ。そして披露宴も当然あってね!」

巴「和式のウェディングはしないんだ!?」

ハルカ「そうよ。だって彼岸神社じゃつまらないと思うし…ウェディングドレス、着てみたいの」

なるほどな~。だったらハルカの要望どおりにしたほうがいいと思う

巴「わかった。じゃあ、そうしようか」

ハルカ「やった~!巴と一緒のウェディング~!」

巴「あ、ははは…」

私も結局ウェディングドレスか。でも良さげだ

巴「私は次に会社の人たちにカミングアウトしないとだめだね…」

ハルカ「私も神主と坊主たちにカミングアウト、するわ」

巴「上手くいくかなあ」

ハルカ「私は半分ぐらいバレているから大丈夫よ」

巴「…ま、上手くいくと思うね!」

2人は笑いあった。大丈夫。上手くいく。そう思った

ふと気づくと15時を回っていた。そろそろ帰ろうか

巴「ねえ、そろそろ帰ろう?」

ハルカ「そうね!」

2人は立ち上がりその場を後にした


彼岸神社まで着いた。2人は周りを見渡し誰もいないことを確認するとお別れの挨拶で抱きついた

巴「じゃあね。ハルカ。今度は指輪を買いにいこ!」

ハルカ「ええ!次も楽しみにしてるわ!」

笑顔で抱きつき、そして離れた

巴はハルカが見えなくなるまで見ていた。その後ろ姿はどこかウキウキしてるような姿だった

前にデートに行ったときにその後ろ姿はどこか悲しい姿をしていた

だが、もう結婚すると決めたら心も最高になっているのだろう。ウキウキする姿を見て巴も心が穏やかになった

空を見上げた。キレイな夕日があった。雲もあまりない、キレイな天気だった

巴「…ハルカ、これから一生…ずっといようね。まずは周りの理解を求めようね」

そう言うと巴は静かに神社を離れていった


ジパングの夕日

これからの2人を祝福するように淡い赤が包んでくれた




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