第8話

朝の彼岸神社…

またハルカ宛の荷物が届いた。いつもどおりに僧侶が受け取る

僧侶「龍宮寺様。今日も荷物が届いてますよ」

ハルカ「ありがとう。我が受け取ろう」

そう言うと前よりか大きい荷物をハルカは受け取った

僧侶「しかしその大きい荷物…なんですか?」

僧侶が言うとハルカは言う

ハルカ「どうでもいいだろう。ぬいぐるみだ」

ぬいぐるみ…?我が龍人様の趣味だろうか?僧侶は不審な目でその荷物を見た

ハルカ「ならば今ここで開封して見せてあげるが?」

そう言われると僧侶は慌てる

僧侶「あ!いやいや、なんでもありません!別に怪しんでるわけではありませぬ!」

ハルカ「ならばよい」

ハルカは自室へと向かう。ハルカの姿は見えなくなると僧侶はふーっとため息をついた

僧侶「いやいや…ああやって威圧感出されると何も口にできなくなるから…」

龍人の威厳は、僧侶ですら歯向かうことができないほどである

ハルカは自室へ向かい、その荷物を確認する。それはアダルトグッズであった

ハルカ「バイブ…ローター…人間用首輪…うんうん予定どおり届いたわ」

しかしハルカは思ったがあの時荷物を開けてしまったら本当にまずいことにはなっただろう…

だが敢えて言い、頭の固い僧侶に確認できなさそうに言った。まずは自分の言ったことが良かった

このアダルトグッズ、今度来る巴に思いっきりいじってもらいたい。そう思って買った品物だ

私ってMなのね。そう思うとなんだかムズムズもある。いつ来てくれるだろうか?楽しみで仕方ない

そう考えてアダルトグッズを箱に閉まってバレないように大きい戸棚にしまう。これで良し

ハルカ「後は巴が来てくれるのを待つのみね」

ハルカは自室を出た


朝…

もちろん巴は会社に居て、仕事の準備をする。忙しいことはあるが…その疲れすら感じないほど元気に出社してる

前から言ってるがソトノのおかげである。まだまだ有り難いことにこの健康の祝福の効果が効いてる。

そう思うとどんどん張り切って仕事できる。無理なこともできそうだ。嬉しいことが多くて、巴の人生も明るかった

巴「あ。ハルカから画像が…」

会話アプリからハルカから画像が届いた。その姿に少しだけ驚く

巴「え?ハルカはMだって自分で言ってたけど…首輪なんか付けてどうされたいのかな」

ハルカは下着姿で首輪を付けて恥ずかしい顔をして自画像を送られた

もしかしてそんなにSMプレイっぽいことをしてほしいのかな。そう思うと返事は決定した

巴「ちゃんとご奉仕してあげるね…ってこれでよし」

そう返事を返し、そろそろ仕事なのでスマホをスリープモードにした

こんな甘えん坊かつMなハルカを見てしまい、ニヤニヤが止まらない。すごい楽しみである

巴「う、うふふ…ハルカ…甘えん坊なんだから…うふふ…」

思い出し笑いよりもはっきり言って気持ち悪い表情をしていた。誰かに見られるだろうが…

?「おや?巴、何をそんなにニヤニヤしてるんだい?」

そう言われてはっとする巴。後ろを振り向くと肌の白い男性がこっちを見ていた

巴「あ!いや、課長!べ、別に…なんでもありませんよ!」

課長「そうか?まあお笑い番組のネタでも思い出したのかな?」

この課長と呼ばれる人物…実は不死であり、不死でありながらも課長まで昇進した人物である

不死という種族は怖いイメージもあるのだが実際は根は真面目。仕事をしっかりとこなす種族だ

仕事熱心であり面倒見が良い、悪い噂が一切無い人物である

巴「そ、そうなんです。お笑いネタを思い出しちゃってちょっとにやけてました」

本当はハルカの写真を見てニヤけてたんだが…

課長「ハッハッハ。そういうの、たまにあるよね。じゃ、今日もよろしくね~」

そう言うと課長が巴から離れる。ふーっ。危なかった

でもあの課長、実はアマリリス悪魔協会総本山へ行き加護を受けたという話は聞いたことある

その総本山は悪魔、不死、亡霊が加護受けて人生をより良くしてくれるとのことだ

巴はそこまで思い出したが、代表の名前が思い出せなかった。あれ、なんていう名前だったかな…何…デーモンだったか

巴「今思いださくてもいいか…さ。仕事しよ」


昼…

この食堂から相変わらず様々な声が聞こえる。巴と恵里菜はまた先輩と共に食事をしていた

先輩「でさー。彼氏がアダルトグッズなんか取り出して私にそれさせようとしたんだよ」

ぶふっ!巴は心の中でふいた。なんぞ。一体

後輩「あはは!ついに普通の行為じゃ飽き足らずグッズですか~!」

先輩「もうなんか嫌になったわ!これ続けるのならそろそろ別れようかなと思ってるよ!」

恵里菜「先輩そういうプレイ嫌いなんですか?」

恵里菜がノリノリで先輩に質問する

先輩「嫌い嫌い。なんか痛くなりそうだし、全力で拒否したよ!」

巴「は、ははは…」

巴、苦笑い

先輩「さて、私は食べたし早く仕事に戻るよ。じゃあね」

後輩「あ、私もそうだった。じゃ!」

そう言うと2人は食堂を出た。出たのを確認すると、恵里菜は言う

恵里菜「はーぁ、彼氏の愚痴言うならいい加減別れろっての…」

巴「聞いてると微妙な話が多いよね」

恵里菜「…巴の純粋な愛を見習えって話でもあるよ」

純粋な愛…だがハルカからあんな画像送られてきたら果たして純愛とは言えるのだろうか

巴「でも。ハルカとセックスしちゃったから…」

恵里菜「おいおい、セックスしただけで穢れるって意味じゃないからね?」

巴「う、うん…」

否定された。だが、恵里菜は言う

恵里菜「人それぞれの愛の形はあるだろうけど…巴とハルカさんの愛は純愛そのものなんだよ?妖怪とかたや龍人…

種族間を超えた禁断の愛かもしれない。だけど、その愛を貫き通している。それだけでも十分な純愛だよ?」

巴「そうだね…私、ハルカのこと世界で一番美しいと思うし、愛してるから」

巴が言うと恵里菜は笑顔で言う

恵里菜「それだけでいいさ。後はどうするか。2人の問題だからそこはきちんと話し合いな」

巴「うん、ありがとう」

何度も恵里菜の後押しで勇気をもらっているか。何度目の感謝の言葉を伝える


夕方…

今日も特別残業無し。社員たちがそれぞれの自宅へと戻っていった

恵里菜「今日も行くんでしょ?」

巴「うん。いつも行ってるけどね」

恵里菜「いいね。じゃ、バイバイ」

恵里菜はバイクで走り去っていった

巴「…今から会いに行くね。私のハルカ」

巴は意気揚々にハルカの元へと行った。バスを使って

もう何度この路線バスを使ったか。そしてどのぐらいお金を使ったか。もう記憶に無いほど行ってる

しかし隠しながら交際を続けている。この交際をわかってる人は恵里菜ぐらいだ。その恵里菜も後押ししてくれる

おおっぴらに付き合ってるのをカミングアウトしてしまおうか?それもかなりの勇気がいる行動だ

そんなこと考えていたらいつの間にか神社に近いバス停に着いた。ボタンを押し、バスを降りる

彼岸神社に着いた。まずはハルカがいるであろう洞窟へ行こうとしたが…

巴「…あ、今日は休みだった」

洞窟入口に門が閉じられていた。何度かあるたまにある定休日。今日はタイミング悪くその日だった

ハルカに会いたいだけなのにこれはどうしたらいいか…

巴は周りを見渡す。僧侶がいない。かと言って勝手に神社に入ることはできない

うーん…日が暮れてきた。こういう場合、どうすればいいのだろう…

ちらっと、神社のお賽銭箱を見る。そういえばここでお賽銭を入れることが無かった。何度も行ってるのに、だ

巴は適当にお賽銭箱にお金を入れて鈴を鳴らす。その場で拝んだ

『どうか、この愛をずっと続けられますように…』

その願いは通じたような気がした。なぜなら、恋人の声が聞こえたからだ

ハルカ「巴ー!」

そう言うと神社内からハルカが来た

巴「ハルカ!私だよ!」

そう言うと誰もいないのを確認して2人は抱き合った。何度抱き合ったのだろう?これも数えてはいないほどだ

巴「甘えん坊で、世界で一番美人なハルカ…」

ハルカ「世界で一番愛しい人…」

愛のつぶやきを言う。ハグを止めて、2人は話す

巴「今日は定休日だってすっかり忘れてたよ」

ハルカ「あら。そうしたらスマホに連絡入れてくれればよかったのに?」

あ、すっかり忘れてた。会話アプリがあるのにどうして連絡を入れなかったのだろうか。ど忘れしてしまった

巴「ご、ごめん…なんか忘れちゃった…」

ハルカ「いいわよ別に。さ、私がいるから安心して入りましょう」

2人は神社内に入る


2人はハルカの自室へと入った

相変わらずと言っていいほど食事は2人分が用意されていた。2人は仲良く食べる

ここは誰にも邪魔されず、誰にも見られず、誰にも入ってはこれない…

そう思うと特別なこの空間が好きになる。前も一緒に風呂に入ったときだってセックスできた

まああれは媚薬を入れたのでそんな雰囲気になったので流れからしてセックスしたのであった

2人は食事を食べた後、布団の上でしゃべる。巴はいつものスーツを脱ぎ、普段着になっていた

巴「ねえ、ハルカ。今日送られてきた写真って何?」

そう言うとハルカは恥ずかしそうに答える

ハルカ「あのね…私ってMなのよ…だから、愛しい人にこういうの…やってほしいなって…」

ハルカは送られてきた荷物を取り出す。そこにはアダルトグッズがあった

ハルカ「こ、これ…私が付けてね…プレイをしたいって…思ったの…」

巴は何かのスイッチが入った。エロいことのスイッチである。巴は妖艶な声で返事をする

巴「…ハルカ。こんなことされたいなんて…甘えん坊すぎ。わかった」

ハルカ「私を、いじってくれる?」

果たしてこの龍人は生き神様だろうか。今いる龍人はいじられたいと願望する人である

巴「…私がヤってあげるからね…」

2人はキスをしていた

巴は下着姿になり、一方のハルカは全裸になった。ハルカは人間用の首輪を付け、その綱を巴が持つ

ハルカは興奮していたのか乳首がたち、局部も濡れていた。そんな姿を見て巴だって興奮する

こんな姿を神主と僧侶が見たら卒倒するほど凄い光景だが、そもそもここは誰にも見られない。そういう聖域である

巴「…ふふふ…ハルカ、そんな姿になって何されたいの?」

ハルカ「…いじって…ほしいの…」

巴「んー?どこをいじってほしいのかな?正直に答えなさい」

相変わらず妖艶の声を出し、ハルカに命令する

ハルカ「…おっぱいとおまんこを…いじってぇ…」

巴「おまんこはまだいじらないよ。まずは乳首からいこうね」

そう言うと巴はローターを起動させる。もちろん綱は持ったまま。ローターをハルカの乳首に近づけた

ハルカ「あっ!ローターが…」

ローターを乳首に密着させる。ハルカが声を上げた

ハルカ「あっん…!乳首をいじられるの…気持ちいいわぁ…!」

巴「すっかり乳首勃ってるね。ねえねえ、今は弱いけどもっと強くしてほしい?ほら、言ってみなさい」

巴は命令口調でハルカに言う。巴は興奮とドキドキが収まらない

ハルカ「はい…お願いします…」

そう言うと巴は持ってるローターの振動を強くさせた。ハルカはあえぐ

ハルカ「あっ!あああん…!おっぱい、気持ちいい…!感じちゃうよ…!」

巴「おっぱいだけで感じちゃうなんて…変態さん。貴女は本当に生き神様なの?今いる貴女は変態だよ?」

ハルカ「そうは言ってもぉ…!あああん!乳首で…!イっちゃうわ…!」

巴「あら、そうなの。じゃ、イって」

巴はローターで乳首を強く押し付ける

ハルカ「あ…!いやああああん!!」

ハルカはゾクゾクとした。感じていた

ハルカ「はぁ…はぁ…」

巴「これで終わりじゃないのはわかるよね?もっとしないと、駄目だよね?」

そう言うと首輪の綱をくいっと引き上げる。それだけでもハルカは興奮は収まらない

ハルカ「あ、あん…」

巴は少しの時間だけ綱を離し、ブラジャーを脱いだ。巴の胸が見える

巴「私のおっぱいを舐めなさい。いやらしく。貴女ならできるでしょ?」

ハルカ「はい…」

そう言うとハルカは巴の乳首を舐め始める

ハルカ「ちゅ…じゅるる…ぺろ…ぺろ…」

巴「歯を立てないようにね。しっかり舐めないと、この後何もしてあげない」

ハルカ「はい…」

しばらくハルカは巴の乳首を舐めていた

巴「…ふふふ、もういいわ…さあ、次はどうしたい?はっきり言いなさい」

ハルカ「おまんこ…いじってください…」

巴「そうね…股を開いてしっかり見せてね。ハルカのいやらしいおまんこをバイブで突いてあげるから感謝しなさい」

そう言うとハルカは自然と股を開き、巴にしっかり見えるように自分の性器を開いた

巴「あら…どうしてそんな濡れてるの?おっぱいいじっただけでそんなに愛液出てるの?変態すぎるわね」

ハルカ「私はおまんこを見られるのが好きだから…だから…お願い…」

そう言うと巴はバイブを用意した。そのバイブもとても振動が強く、それを見ただけでさらなる興奮がした

巴「私は…男根はないけど…こうやってバイブをみるの…ワクワクしちゃう…貴女の言うとおり、バイブを挿れてあげる」

巴は自分の口でバイブを舐める。そしてハルカの性器に挿れた。ハルカはびくっと感じた

ハルカ「あああ!!バイブがあ…!!入ってるぅ…!!」

ハルカは悲鳴にも近い声で感じていた。だが巴は決して休ませることをせず、挿れたり抜いたりしてた

巴「変態さん…!おまんこバイブに挿入して気持ちいい?喘いで、気持ちよくなって、そんな声出して、どういう感じかしら?」

そう言うと一旦バイブの挿入を止めた

ハルカ「気持ちいいわぁ…止めないでよぉ…」

巴「わかったわ…貴女が絶頂するまで、止めないであげるわ…!」

そして巴は持ってるバイブを激しく抜き差しする。そのたびにハルカの声が大きくなる

ハルカ「やっ!あっ!あっ!気持ちいいよぉ!」

巴「どう?愛する人にバイブを挿入されてる気分は?最高でしょ?」

巴も自然と興奮してる

ハルカ「あああ!私…何かでちゃうよお…!ああああん!」

巴「いいわよ出して…!」

ハルカ「巴ぇ…!巴ぇぇ…!あ、あああああああ!!」

ハルカの性器から水のようなものが出た。これは潮吹き。巴の顔に当たり、巴はすぐに飲んでいた

ハルカ「はぁ…はぁ…私、潮吹いちゃった…わ」

そう言うと巴はバイブを抜く

ハルカ「んっ…」

バイブを置き、巴は下着を脱いだ。そしてハルカに見せる

巴「ハルカ…もう我慢できない…私も…一緒にイきたい…!」

そう言うとすぐに自分の性器とハルカの性器をくっつけた。貝合わせの行為である

ハルカ「あっ…!巴…!」

巴「私もイこうね…愛してるわハルカ…」

巴はいつの間にか口調が変わり女王様口調になっていた

性器をくっつけて擦り合わせる。こすれるたびに2人は喘ぐ声を出した

擦り合わせるたびにどんどん動きがエスカレートする。2人はただ目の前の恋人を見ていた

ハルカ「あん!あん!巴ぇ!」

巴「あっ!あん…!ハルカぁ…!」

次第に絶頂を迎えようとしてた

ハルカ「一緒にイこ…!」

巴「わかったわ…!」

そして絶頂をする

ハルカ「巴、巴…!あああああああん!!」

巴「ハルカぁ…!あいして…ああああああ!!」

2人は絶頂を迎えた

巴が動かすのを終えるとまた前のようにハルカの体に寄り添った

巴「はぁ…はぁ…気持ちよかった?私のハルカ?」

巴がそう言うとハルカは笑顔で言う

ハルカ「うん…気持ちよかった…巴の愛…伝わるわ…」

そう言うとハルカは巴の頭を優しくなでた


2人は終わった後風呂場で体を洗う。そこではセックスはしなかった

入った後、布団に潜り、話していた

ハルカ「ねえ、巴。私…すごい気持ちよかった…責められて、高ぶりが止まらなかったわ」

巴「私も不思議とハルカを責めて気持ち良い感触がまだ残ってる…」

そう言うと巴は自分の手を見た。まだハルカの体の感触が残っている

ハルカ「途中感じながら気づいたけど、いつの間にか巴、口調が変わってなかった?」

巴「え?そうだったかな…」

ハルカ「自覚してないの?」

プレイの途中、巴は気がつくと女王様口調になっていた。だが、その口調もあったからこそハルカは気持ちよくなっていた

巴「もしかして私、そういうの好きなのかも…」

ハルカ「ふふふ…だったらまたやるときはその口調で言ってほしいわね」

巴「は、恥ずかしいなあ…けどハルカがそういうなら…」

ハルカ「…嬉しいわ」

巴は思ったがこの龍人、とても変態である。正直サチ以上ではないだろうか。そんなことを考えていた


ジパングの夜

これ以上にない2人の関係がありつつ、深夜を迎えようとしてた


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