第11話
ザー…ザー…。時刻は夕方
雨はまだ降っている。巴とハルカは客室でのんびりしてた
ハルカは雑誌を読み、巴はスマホを使っていた。そして、ハルカから言葉を発した
ハルカ「…巴?ここってスマホは通じるの?」
そう言うと巴は言う
巴「私も使えるかどうか半信半疑で使ったら通じるよ。えーと、この付近の天候は…明け方まで雨だね」
巴は言うと、ハルカは言う
ハルカ「そっか…。でも巴、あの2人、なかなかいいでしょ?」
巴「良い人。そんな感じがするよ。でもカチトさんの過去聞いたらびっくりしちゃった」
巴がそう言うとハルカはうつむく
ハルカ「たとえ何かを司る龍人だからと言ってその人生は幸せまっしぐら。とは言えないのよ」
巴「今だから思うけど、マドカさんナイスフォローだね」
ハルカ「でもマドカはそんな愛する心がある龍人だったかしら。まあ、年数重ねてそうなったのかもね」
そう言うと巴は使ってるスマホを閉じ、言う
巴「ハルカ…私が会った龍人たち…みんな良すぎるね…」
ハルカ「そうね。紹介してないけど縁切りの龍人も態度は難しい人だけど、普通に良い人らしいわ」
巴「うーん縁切りかあ…怖いし興味ないね…ところでなんて名前なんだろ?」
そう言うとハルカは笑って言う
ハルカ「斬裂龍キリコっていうわね」
巴「…言われてもまた漢字がわからない」
ハルカは説明する
ハルカ「斬るの斬(ざん)で、裂空の裂(れつ)で龍よ」
そう言うと巴はなんだかかっこいいと感じた
巴「すっごい中二病な名前…イケメンなのかな」
ハルカ「確かにイケメンだけど体は女性だし、邪龍なんて呼ばれてるわ」
巴「ますます中二病全開…すごい龍人だね…」
するとドアからノックオンがした
巴「はーい?」
メイド「失礼いたします。巴様。ハルカ様。お食事の準備が整いました」
巴「食事?ああもうこんな時間なんだ」
ハルカ「行こうか巴」
メイドの案内で2人は食堂へと進んだ
食堂に入るとすでにマドカとカチトはいた。テーブルの上には様々な食事があった
巴とハルカは座ると、マドカは言う。ごはん、味噌汁、コロッケ、とんかつ、シーザーサラダ…ワインも用意してあった
マドカ「これが私たちの食事よ」
巴「わあ…!美味しそうな食事…!」
カチト「遠慮なくー。食べろー」
巴「ありがとうございます。いただきます」
そう言うと巴とハルカは食べる。同時にマドカとカチトと食べ始める
巴「お、美味しい…!」
ハルカ「神社で出されるものより美味しいなんてね…」
巴はハルカのことも見ていたが、それよりもマドカとカチトも見た。いや…マドカの口が大きいのかあっという間ごはんが吸い込まれる
とんかつだって二切れも食べるしサラダももりもり食べてる…。そんな様子を見てた巴はカチトから言われる
カチト「巴ー。マドカはー。大食いー。テレビに出そうなほどー。大食いなんだー」
巴「そ、そうなんですか!すごいなあ…」
そう言うとマドカはワインをぐびっと飲んで言う
マドカ「いやいやあの大食いファイターよりも全然よ。夕飯は食べないと駄目でしょ?」
ハルカ「だが見る限りでは我ももっと食べないと駄目かもしれんな」
マドカ「私のこと気にせず、食べてね。残しても仕方ないから」
巴「はい!」
ハルカと巴はしっかり食べようとしていた
その後…
巴「う…食べすぎた…ごちそうさまでした…」
たくさん食べてくれと言ってたくさん食べた巴。そしてハルカ
あんなにたくさん食べ物がもう何もないほど4人で思いっきり食べていた
マドカの食べっぷりは凄いが、その隣のカチトも静かにたくさん食べてた。一緒なのか…
マドカ「ふふふ…。食器はこのままでいいからね。さ、カチトいこ」
カチト「おー。いこー」
そう言うとマドカとカチトは出ようとしてた。マドカは振り返り、言う
マドカ「風呂の準備もあるわ。準備ができたら、呼ぶわね」
巴「はい。ありがとうございます」
ハルカ「じゃあ、私たちも部屋に戻りましょう」
巴「いや…ちょっと待って…食べすぎて動けない…少し待って…」
ハルカ「う、うん」
巴は人生に何番目かの食べすぎを経験してしまった
マドカ「…ふふふ、たくさん食べてくれたわね」
そう言うと2人は風呂場へ行こうとする
カチト「マドカー。余はー。またー。いじられるのかー?」
カチトがそう言うとマドカはカチトの胸を揉んだ
カチト「あっ…」
マドカ「…ヤっちゃいましょう?ドMなカチト?」
ハルカと巴は自室に戻る
巴があまりにも調子に乗り食べすぎたせいかベッドの上にいた
食べすぎただけだから心配はしなかったが、ハルカはちょっとだけ言う
ハルカ「ねえ、大丈夫?」
巴「うん…ちょっとだけ治ってきた…次は…お風呂だっけ?」
ハルカ「そうね。ここのお風呂結構大きいわ」
巴「そっか…ん、お腹大丈夫になってきた」
そう言うとベッドから離れる。そしてドアのノックオンが聞こえた。メイドだ。ドアが開く
メイド「巴様、ハルカ様。お風呂の準備が整いました」
ハルカ「わかった。…じゃあ行きましょうか」
巴「うん」
メイド「お風呂に入ってるときは我々は近寄りません。安心して湯船に浸かってくださいませ」
巴「う、うん?」
メイドの言われ方が不思議だったが、そこで考えるより風呂場に行ったほうがいいと思い2人は行った
風呂場の脱衣場に入った。そこで巴とハルカは裸になる
既にタオルも用意されており、終わったらそれを使ってほしいとのことだ
何から何までちゃんとしてくれて本当にできたメイドたちだなと巴は思った
もう巴もハルカに裸を見せるのは慣れたもので恥ずかしい気分はなくなってる
巴「絶対大きそうな浴場だよね」
ハルカ「そうね。入りましょう」
だが、2人は既に先客がいたことを気づいてなかった。先客の服が、脱衣かごにあったことを
2人は浴場に入る。そこは広々として普通の温泉と変わらないほど大きい浴場だった
巴「お、おっきい!」
ハルカ「凄いわねー。さすがリーダーの家であって何もかも違うわ」
そんなこと考えてたら何か聞こえた。その声は、エロい声だった
カチト「あっ!やん…やめてぇ…!そこ、いじくり回さないで…」
マドカ「何言ってるのよ。こうやられたいのはカチトが好きだからじゃない?」
カチト「だってぇ…!ああん!」
…!?巴とハルカその声が聞こえるほうに振り向いた。そこには寝てるカチトと性器をいじってるマドカがいた
巴「え、ええ!?」
巴はびっくりした声を上げると、マドカはその声に向く
マドカ「あ、お2人さーん。今ね。カチトを責めてるのよ」
正直ストレート発言。ハルカは言う
ハルカ「な、何をしてるのだ」
ハルカは言うが、マドカはまたカチトのほうへ向く
マドカ「ほら、カチト。お客の前で貴女のいやらしい姿。見られたいと思う?」
カチト「や、やだぁ…恥ずかしいよぉ…」
巴「ど、どうしよう…?」
巴はちょっと退室したい気分だったが、ハルカは言う
ハルカ「…このまま見ることにしましょう。恐らく…マドカもカチトも…こうやって見られたいのかもしれないわ」
巴はそう言われて考えたが…
巴「わ、わかった…見よっか…」
マドカ「おーい。お2人さーん。こっちに来てちょうだい」
巴とハルカはマドカの元へと近寄る。近寄られたらマドカは興奮するような声で言う
マドカ「ほら…カチト…お望みどおり見られてるわよ…」
カチト「あまり見ないでよぉ…」
巴はカチトの体を見た。おっぱいが大きく、性器は既にトロトロしてた。恥ずかしいとは言ってるが、何も隠してない
大きくM字開脚をして性器は思いっきり見えている。よく見ると性器の部分に陰毛がない
なんで陰毛がないのだろう?そう思ったらマドカのほうから言ってくれた
マドカ「私、パイパンが好きなのよ。カチトの陰毛が出てきたら、欠かさず剃ってるわ。ねえ、カチト?」
カチト「パイパン恥ずかしいよぉ…でも…マドカのためなら…」
カチトは気が抜ける口調ではなかった。ただいじられるメスになっていた
カチト「あぁ…おまんこ見られてるぅ…愛液出ちゃうよぉ…」
そう言うとカチトの性器からとろっと愛液が出る
マドカ「見られて興奮しちゃうの?貴女は変態。そのおまんこに何をされたい?大きい声で言ってね」
巴は思ったが、ハルカを責めてるときとあまり変わらない。ひとつ言えることは、マドカのほうが声の質としては強い
命令されたら、絶対歯向かえない。そんな口調だった。さすが…女帝…。なんだか勉強になる
カチト「お願いしますぅ!おまんこをいじって!余を感じさせてください!女帝様!」
のんびりとした口調からとは思えない、ただ快楽のために懇願する龍人であった
マドカ「よく言えました」
そう言うとマドカはカチトの性器に指を突っ込む
カチト「あ、ああああん!」
マドカは激しく指を動かして絶頂へと導こうとする
マドカ「どう?Gスポットもこすってるのよ?気持ちいいわよね?」
巴とハルカは見ていた。ハルカはちょっとだけ胸を揉んだり性器をいじってた
どんどん指を動かすスピードが早くなる。カチトは声を上げるしかない状態だった
カチト「あっ!!いやっ!!駄目ぇ!!イ、イくよぉ!!」
マドカ「イくときにお願いする言葉は?」
更に責める。その口調は女帝そのものだった
カチト「潮吹きさせてくださいぃ!」
マドカ「そうよ。イきなさい。だらしなくね」
そう言うとマドカは指を最高に動かした
カチト「や…ああああああああああ!!」
カチトの性器から水が出た。潮吹き…大量の潮吹きはマドカの体にもついた
潮吹きが終わるとカチトはぐったりする
マドカ「ふふふ…よくできました。カチト、良い潮吹きだったわ」
カチト「はっ…はっ…はっ…はっ…」
潮吹きが終わると、マドカは2人に向く
マドカ「さ、2人とも見て?カチトがイった姿を」
2人はカチトを見た。そこにいたのは勝利を司る龍人ではなく、イった龍人の姿だった
ハルカ「ちょっとだけ…オナニーしちゃった」
巴「私も…自分のおまんこから愛液が出てる…」
前はサチに見られて、だったが今度は見る立場になり、興奮が収まらない
マドカ「ふふふ…巴、カチトの愛液舐めない?」
巴「ええ!?でも…」
マドカ「カチトから流れる愛液…一応神秘的なものでもあるの…」
神秘的なもの…そう言われると巴はハルカの顔を見る
ハルカ「大丈夫よ。舐めてあげなさい。浮気のレベルでは無いわ」
ハルカに許可をとった。そう言うと巴はゆっくりとカチトの性器に顔を近づける
巴「ハルカとは違う香り…この愛液…」
そう言うと巴はカチトの性器を舐める
カチト「あ!いやあああん!!」
カチトは既に敏感な体になっていた。マドカは言う
マドカ「カチトから出る体液…これは神聖なもので、貴女は祝福と同じような効果があるわ」
びっくり新事実だが、そんなことより巴はカチトの性器を舐め続ける
カチト「ああん!!気持ちいいのが止まらないよぉ!」
巴「ん…れろ…ハルカとは違う…愛液…美味しい…」
そう言うとカチトはまた限界を迎えようとした
カチト「駄目…!またイっちゃうよお…!あああああああああ!!」
カチトはまた潮吹きをした。舐めてた巴の顔に思いっきり付着する。しかし2回めなのか量はそうでもなかった
カチト「はぁ…はぁ…気持ちよさが…止まらない…」
マドカ「あらあら…、潮吹きした液体をお詫びに舐めてもらわないとね…」
巴「マドカさん大丈夫です。ちょっとびっくりしたけど、大丈夫です」
そう言うとマドカはカチトの体を起こす
カチト「あっ…体触らないでぇ…」
マドカ「駄目よ。体動いて。今度は2人の愛し方を見てみましょう」
巴「え!?」
ハルカ「巴ぇ…もう我慢できないわ…」
巴「わ、わかった。一緒にイこ」
カチトが横になってたマットをどかして、巴とハルカは貝合わせの準備をした
2人の性器が密着する。その姿を見てマドカは興奮する
マドカ「貝合わせじゃない!」
巴「行くよハルカ」
ハルカ「うん…!マドカ、カチト…よく見てくれ」
ゆっくりと動かそうとしたが、もうできているため2人はすぐにスピードを上げてこする
巴「あっ!あっ!ハルカぁ!」
ハルカ「気持ちいい…!あん!あっ!」
2人は貝合わせしてるときにマドカはカチトに言う
マドカ「よく見ましょう。これが違う人の愛し方よ」
カチト「う、うん…すごい…動き方…」
巴「だめぇ!クリとおまんこがこすれてもうイっちゃうううう!」
ハルカ「私もよぉ!あああん!!」
そして2人はすぐにイった。さっきのマドカの責めてるときにすっかり出来上がってたため。何も前戯もせず、イく
2人は息を整える。そして見つめあい。濃厚なキスをする
巴「ん…れろ…私の…ハルカ…」
ハルカ「ん…んちゅ…私の巴…」
その光景を見るとマドカは言う
マドカ「貴女たちの愛…相当なものね…ちょっと、負けちゃったかも」
カチト「そんなことないよお…マドカだってぇ…」
カチトは顔を近寄りキスをした。マドカとカチトも濃厚なキスだ
しばらく4人はお風呂からなかなか出なかったという…
翌日の朝
すっかり晴れて良い天気となった。ハルカと巴は帰ろうとしてた。お見送りにマドカとカチトはいた
巴「泊まらせてくれて、本当にありがとうございます」
マドカ「いいのよ。また来てくれると嬉しいわ」
カチト「余はー。そなたらをー。またー。歓迎するー」
ハルカ「マドカ、カチト、ではな」
そう言うとハルカと巴は呼んでくれたタクシーの中に入り、出発した
タクシーの姿が見えなくなるまで、マドカとカチトはいた
マドカ「…いっちゃったね」
カチト「あー。余はー。巴にー。祝福をー。かけるの忘れたー。失敗したー」
マドカ「いや、大丈夫よ。カチトの愛液飲んだからイコール祝福よ」
そう言うとカチトの顔が赤くなる
カチト「い、いやー。そんなことー。言われてもー」
マドカ「ふふふ。そんなカチトが面白いのよ」
2人は玄関のドアを閉めて、中に入った
ジパングの朝
心地いい天気で、今日はずっと晴れるそうだ
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