第6話

ハルカの自室…

そこで夜はハルカはいる。ハルカは毎日のように巴と会話してる

この幸せ、いつまで続くだろう?告白されたあの日からハルカの日常に輝きがある

ハルカはちらっと写真立てをみた。2人でいつの間にか写真を撮った写真だ。巴の笑顔が見られる

その笑顔で何度明るくなれたか。ただ、ひとつハルカは思っていた

ハルカ「巴ともっと愛し合うようなこと…してみたいわ…」

愛し合うというのはその…あれである。もっと積極的なことをしてみたい。なかなかそのチャンスが無い

たまに来て一緒に寝てるが、それだけである。何かいい方法はないだろうか?

ハルカ「媚薬…」

そう思ったらはっと気づく。いかんいかん。大きい女が媚薬を探しに行ったらそれもおかしい。しかも龍人で、だ

しかし、ハルカはそことなく寂しい感じだった。せっかく恋人同士になれたんだからもっと恋人がすることをしたい

そう思ったら通話が来た。誰だ?と思ったらソトノだった。恋人と会話してたのに…

ハルカ「ソトノか。なんだ」

ソトノ「あ、ハルカ!実はね、縁結びの龍人と話してたらね。ぜひとも来てほしいって言われたの!」

ハルカ「縁結びの龍人…ああ、あいつか。縁心龍サチだな?」

ソトノ「そうそう!ハルカと巴ちゃんのこと言ったらワクワクするような声で言ってたわ」

ハルカ「ワクワク…あいつはちょっと変態だから不安なんだが…」

そんな変態龍人がいるのもこの国の謎なとこだ

ソトノ「ぜひとも!行ってあげて。楽しみにしてるって言ってたし!」

ハルカ「わかったわかった。巴と我で行ってやる」

ソトノ「そうしてやって!じゃあね~」

通話は終わった

その縁結びの龍人というのは前から友人だが噂によるとちょっとどころか結構な変態でもある

女と男関係無く変態なことが好きという変わりすぎな龍人である。まだ縁切りの龍人のほうがしっかりしてる

ハルカ「でも…巴との縁をもっと深めるチャンスかも…行くしかないわね」

そう思ったハルカは会話で縁結びの神社へ行く約束をする


翌日…巴とハルカはまたバス移動していた。もちろん目的地は縁結びの神社。それもそこまで遠くはない

そもそも2人が結ばれたのならとっとと縁結びの神社行けばよかったかもしれないが、ハルカはイマイチ乗り気では無かった

そう思うと巴は言う

巴「縁結びの神社なんて素敵だね。きっと良い人だろうね?」

ハルカ「う、うん…割と良い人よ」

巴「嬉しい~!ハルカとの縁をもっと深めるなんて!」

そう言うと巴は笑顔になる。ただその龍人変態だけど…その言葉は口にしなかった

その場所に近いバス停に着いた。ここは門を抜けた先に2つの神社がある

ひとつは縁結び。もうひとつは縁切り…2つの意味で存在する神社でもある

2人は神社の門をくぐると確認する

巴「えーと。こっち?」

巴が指差すほうに神社がある。そこは黒く、正直不気味な神社だった

ハルカ「そっちじゃないわ!こっち」

巴は間違えた。まだきらびやかな神社の方向だった

巴「あ、ごめんね。こっちだよね」

そう言うとその神社の方角へと進む

道なりも色々な花が生い茂る良い道だった。もう桜が散ってしまってるが、代わりにツツジだったり八重桜があったりした

そんな道を進むとようやくその縁結びの神社へとたどり着く

巴「ここ…なんだね」

ハルカ「ええ。誰でも入れるわけじゃなくて予約制だからね」

巴「もう予約、してるんだ?」

ハルカ「一応ね」

そう言うとどこからか声がした

?「お2人さん。中に入って」

声がすると巴は周りを見渡す

巴「え?どこから声がしたの?」

ハルカ「よく見ると監視カメラに音声が届くスピーカーあるわね」

ハルカが言うと巴はその監視カメラを確認した

巴「あ、ほんとだ」

ハルカ「とにかく入ろうか」

そう言うとハルカは扉を開ける

そこにはまるで神社じゃないような光景があった。周りがピンク色で、2人の椅子がある

その先に見えるのが、目的の人であろう人物いた。その人も椅子に座っておりにやっとした顔でいた

桃色のロングをしておりどことなく妖艶な雰囲気をしていた。

?「ハルカ、巴。2人とも、目の前の椅子に座ってね」

そう言うと2人は言われるまま座った

?「自己紹介するよ。アタシは縁心龍サチ。縁結びの龍人と言われてる。2人の話をソトノから聞いてるよ」

ハルカ「サチ、久しぶりだな」

サチ「ああ。しかしハルカが恋人を作るなんて…アタシはとても嬉しい」

ハルカ「サチにくどくど恋人作れだの言われたからな」

サチ「ははは。さあ、早速君たちの幸せを願って恋の祝福を…」

もう早速やってくれるのか。巴は祝福をかけられるのか頭を下げていた

サチ「ん?んんん~??」

サチの様子が変だ。するとサチは椅子から立ち上がり、2人の前へと行く

ハルカ「…どうしたのだ」

サチ「…君たちさあ。絆、すごい強く感じる」

ハルカ「…絆だと?」

ハルカがそう言うとサチは説明する

サチ「アタシ、ちょっとだけ未来が見えるんだけどさ。今まで会ったカップルからは違う、何か特別を感じる絆がある…

そもそも何かした?ハルカが龍人だから特別感はある…だけど、ここまで違う絆は…そうそう見たことがない」

巴は驚いた。特別な絆…?そう思うとハルカは言う

ハルカ「我は巴の前で愛の舞をしたことがあるが、それか?」

サチ「あ!あの舞をしたんだね?それかな…うーん…このまま簡単に祝福するのは…アタシが許さない気がする…」

自分自身が許さない?ますます巴は謎を感じた

サチ「…よし、あれを開放するか。2人共、立って。アタシの後に着いて行って」

そう言うと2人は椅子から立ち上がり、サチの後に着いて行った


サチの後に着いて行く2人

さすがに通路は神社そのものだったが、どういう意味だろう。と巴は不安を感じつつ着いて行った

ハルカ「どこに行くのだ」

サチ「君たち2人に…神聖な場所に案内してあげる。黙って着いてほしいな」

サチの後を着いて行くとサチは厳重に施錠されたドアへと行く。そして厳重な鍵を開けた

ドアが開く。そこには泉のような部屋に近い場所だった

森が生い茂る。その泉の周りの湖はキレイだった。そしてその泉の真ん中に島みたいなものがあった

サチは2人が入ったらまた厳重にドアを閉めた。そして2人に言う

サチ「…ここで、神聖なやりとりをしようじゃないか。2人共、まずは島へ行ってくれ」

巴「は、はい」

2人は島へ行った

サチ「そこで対面するように立ってくれないかな」

2人は対面をした。何をするんだ?まだ巴には理解ができなかった

サチ「そうそうそれでいい。この神聖なやりとりを見るのは…数十年ぶりかもしれない」

そして次の言葉で巴は驚愕する

サチ「そのまま裸になってくれ。この場所はそういうものだ」

え!?なんていう言葉だ。巴はさすがに慌てて言う

巴「で、でも!そんなこと言われても…!!」

巴は言うがサチは何ひとつ表情を変えずに言う

サチ「さっきから言ってるだろ?これは神聖な場所での愛の性行為だ。2人には違う絆があるから、そうするんだ

そうすれば、更に愛が深まり、もう二度と離れられない関係になる…アタシがタイミングを合わせて術をかける

2人はそのまま愛の行為をしてくれ。大丈夫。アタシしか見ない。ここは誰にもみられないからさ」

巴は周りを見渡す。確かに密閉に近いこの空間だと誰にもみられないかもしれないが…

巴「そ、そんなこと…」

ハルカ「サチ、やはりお前は変態龍人だな」

サチ「変態とか言わないでくれよ。愛のひとつやふたつ、見ても当たり前なんだよ。セックスとは、神聖なやりとりさ」

そう言われると巴の心臓が爆音になった。正直告白したときよりもドキドキする

ハルカ「巴、脱ぎましょう」

巴「わ…わかった…」

2人は服を脱ぎ、裸になる

巴はすごい恥ずかしいのか胸と局部を手で隠していた。だがハルカは何も隠してはいなかった

目の前の恋人が裸になってる…胸とあそこが見える。ハルカもやはり顔が赤い

サチ「おいおい巴。隠してどうする?見せないとこの祝福が受け取れないよ?」

巴「あ、あの…私…」

ハルカ「巴。隠さないで私に見せて。愛しい人」

巴「う、うん…」

巴は言われるがのままでハルカ(とサチ)に見せた。ふくよかな胸が見える

サチ「さあ、アタシに見せてくれ。2人の愛の形を」

巴「は、ハルカ…」

ハルカ「巴、おいで」

2人はまずは抱き合った。ハルカの胸がくっつく。これでいいのかと思ったが…

巴「こ、これでいいですか」

サチ「駄目駄目。そんなんじゃ駄目だよ。さっきから言ってるでしょ?性行為をしろって」

巴「そ、そんな…」

ハルカ「巴、私の胸を触って」

巴「え、ええ…」

ちらっとサチのほうへ顔を向ける。なんだか不満そうな顔をしてる。もうやるしかないのか…

巴はハルカの胸を触る。ハルカはかすかに声を上げる

ハルカ「ん…」

巴「ハルカのおっぱい気持ちいい感触…」

サチ「お、やる気になったね」

ハルカ「ねえ…もっと激しく揉んで…おねがい…」

巴「う、うん…」

巴は激しく揉む。ハルカの声が更に大きくなる

ハルカ「あっ!んあ…もっと…もっとぉ…!」

サチ「そうそうそんな感じ」

サチまるでアダルトビデオの監督のような人になってる

ハルカ「乳首を吸って…いやらしく…」

巴「わかった…」

巴はハルカの乳首を吸う。いやらしい音で乳首を吸う。片方の乳首を吸いつつ、片手で胸を揉む

ハルカ「ん、ああん…もっと吸って…お願い…!」

巴「ちゅ…ちゅるる…ハルカのおっぱい美味しい…!」

サチ「いいねいいね。その調子だよ」

ハルカ「私、おっぱい吸われただけでいきそう…!」

巴「ハルカ…!いいよ…」

ハルカ「あ、あああん!…はぁ…はぁ…」

ハルカは乳首を吸われ、イってしまう

巴「ハルカ、おっぱいだけで感じちゃうんだね…」

ハルカ「だってぇ…大好きな人にそんなことされちゃあ…」

サチ「それでおしまいかい?女性の大切なとこはどうしたんだい?」

スイッチの入った2人はサチに言われるがままに感じた

ハルカ「ねえ…私のおまんこ…触ってぇ…」

サチ「ついに淫語言ったね。よしよし」

そう言うと巴は局部を触る。ハルカの局部はすっかり濡れていた

巴「凄い濡れてる…ここどうしたい?」

ハルカ「おまんこ…触って…舐めて…」

巴「うん…なめるね…」

そう言うとしゃがみハルカの局部を見る。陰毛も既に濡れていた。巴は更に自分の局部を感じながら言う

サチ「もっと感じるように性行為してね」

もう言われても行為を続ける2人

巴「ぺろ…ぺろ…ハルカのおまんこから愛液が出て美味しいよ…」

ハルカ「あん…!いやん…!ああ…巴ぇ、もっとクリトリスを舐めてぇ…」

巴「うん…ぺろ…ぺろ」

ハルカ「あああん…!気持ちいいわ…!もっと…おまんこがぁ…!」

2人には何もいらない、ただ愛の行為をしていた

巴「ハルカ…私のあそこも手で愛撫するね…ん…あん…」

ハルカ「巴も感じてるの、私、嬉しい…!もっと感じて…!」

巴「ハルカ…私イっちゃ…ああああああん!!」

巴はイく。そしてハルカも自然とイってた

ハルカ「はぁ…はぁ…」

サチ「2人の高ぶりを感じるねえ…」

ハルカ「ねえ…巴、一緒にイこ…」

巴「うん…」

2人は座り、局部をくっつけた。濡れている局部を合わせた時に2人は刺激があった

サチ「お、出た。貝合わせ」

ハルカ「いくよ…巴」

巴「いつでもいいよ…」

2人はゆっくりと動かした。喘ぎ声を発していた

ハルカ「あっ、あっ…おまんこ同士をあわせると気持ちいい…!」

巴「私もだよ…!気持ちよくて…おまんこが…」

ゆっくりだったがやがて激しくなる。陰毛がこすれて更に刺激を感じる

ハルカ「あああん!巴ぇ!愛してるわぁ…!」

巴「私だって…愛してるんだから…ふあああ…!」

2人の間には何もいらない。ただ、愛し合う2人だった

ハルカ「あっ!あっ!あ…ああああん!」

巴「ハルカ…ぁああああ!」

2人に絶頂が来た。見ていたサチははっとする

サチ「このタイミング!それっ!」

サチは愛の祝福の術をかけた。そのタイミングで2人は同時にイった

貝合わせが終わった。2人は息が絶え絶えで、そのまま見つめていた

ハルカ「はぁ…はぁ…巴…」

巴「ハルカ…はぁ…はぁぁ…」

2人の性行為が終わった。サチは2人に近寄り、拍手をする

サチ「ありがとう!良かった良かった!絶頂する時に祝福の術をかけたよ。いいものが見れてアタシは嬉しい!」

だが、そんな言葉よりも2人は顔を近寄りキスをする

巴「ん…んあ…ハルカぁ…」

舌を絡ませ合う、濃厚なキスだ

ハルカ「ん…ん…巴ぇ…」

サチ「おやおや…2回戦、はじめちゃうのかい?」

本当に完全にヤるスイッチの入ってしまった2人であった


ハルカ「…全く、お前は冗談抜きの変態だな…」

2人共服に着て帰り際。一方の巴はあまり言葉を言ってない

サチ「ハッハッハ!だが、良かったね。これで2人の愛は更に深まったよ!今まで以上にね!安心しな」

ハルカ「…まあ、一応お礼は言ってやる」

サチ「いやいやこちらこそ。じゃあ、お幸せに~」

そう言うと2人は帰ることになる

ハルカ「さ、巴。いこ」

巴「う、うん…」

巴はふと、またあのエッセイを思い出した。冬美とアルエルの恋は一切性行為に無い付き合いだったとのこと

こうして流れとは言えどハルカとセックスしたのは後から考えれば恥ずかしいことだった

だが、恥ずかしいイコールどこか幸せな気分ではあった。これはサチの祝福だろうか?

そんなこと考えつつ、2人はその神社を後にする

サチは2人が見えなくなるまで見送った後、静かにドアを閉める。そして言う

サチ「いやあ~~~~~~!!最高のもん見れたよ~~~~~!!こんな純粋な百合エロとか初めて見た!!

すっごいもん見れた!!こっちも嬉しい~~~~~~~!!」

そう言うとその部屋の椅子にもう一度座る。そしてまた独り言を言う

サチ「…ハルカ、巴、一言言ってなかったね。アタシはちょっとだけ未来が見えるっていうのは嘘。実際は未来はほぼ見える

君たちの未来は…とても明るい。今すぐにでも結婚すべきだ。だが、そんな助言はいらないだろう。後は2人の問題…

2人はこれからどうやって暮らしていけるか。まずそれを考えるべきだ。ま、その助言もいらないかもね」

サチはさっき見ていたハルカと巴のセックスをもう一度思い出した。良きかな…。またニヤニヤしてしまう

サチ「…なんだか同志が恋しくなっちゃった。隣の縁切り龍人の顔でも見ていこうかな」

そう思ったサチは立って隣にあるという縁切りの龍人に会おうと思っていた


ハルカと巴はバスの中、会話があまり無く少し無言が続いた。まだ恥ずかしいという気持ちがあったかもしれない

巴は思った。自分の口でハルカのあそこを…その口の食感?というのが未だに消えない

その後の貝合わせも凄い感じていた。サチの言葉の後に濃厚なキスをしてふたたびしようかと思った…

そう思うとますます恥ずかしい気持ちだった。だが、無言の状態が無くなったのはハルカのほうだった

ハルカ「…私と愛し合って、まだ恥ずかしい?」

そう言うと、巴はちょっとトーンの低い声でしゃべる

巴「う、うん…でも…ハルカとこうやって愛し合えて…恥ずかしいよりも嬉しいが先に気持ちとして出てる…」

ハルカ「そうね…私も巴に近い感情かもしれないわ…貴女との愛、人生で一番嬉しかったわ」

巴「ありがとう。ねえ、ハルカ…」

ハルカ「何?巴?」

巴「…もし、ハルカが良かったら…もう一度…やってもいいよ…」

ハルカ「ふふふ。今度はもっと雰囲気ある場所で誰にも見られずにやりましょう?」

巴「わかったよ。ハルカの愛…もっと感じたい…」

2人座席で巴はハルカにひっつく。ハルカは肩を抱き、笑顔で受け止める


ジパング、今日はそろそろ夕方だ

ただでさえ愛の深い2人だったが、更に深まった。深淵のごとき、愛だった


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る