概要
『荒磯の姫君』現代篇:あれから二百五十年、物語が再び動き出す
桑江みちるは、父の突然の単身赴任で、その父の出身地である唐子浜へと引っ越してきた。朝の海岸で、心細さに泣きそうになっていたみちるの前に、椿井咲恵と名のる少女が現れる。海から、オレンジ色の水着を着て…。やがて始まるみちるの学校生活――しかし、みちるの新生活を、二百五十年前、この地方を襲った事件の影が覆い始める。
『荒磯の姫君』現代篇第一シリーズ。
*この物語単独で読んでくださって差し支えありませんが、この物語で『荒磯の姫君』の結末の一部が明かされます。ネタバレを避けたい方は『荒磯の姫君』を先にお読みくださればと思います。
『荒磯の姫君(上)』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426904751796
『荒磯の姫君(中)』
https://kaku
『荒磯の姫君』現代篇第一シリーズ。
*この物語単独で読んでくださって差し支えありませんが、この物語で『荒磯の姫君』の結末の一部が明かされます。ネタバレを避けたい方は『荒磯の姫君』を先にお読みくださればと思います。
『荒磯の姫君(上)』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426904751796
『荒磯の姫君(中)』
https://kaku
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!海を五感に感じる――ひとりの少女の、挑戦の物語!
江戸編と同じく、今作も海のリアリティが、本当に丁寧に、丁寧に、描写されていっています。とても読み応えがあります!
作者様は、海女さんか漁師さんなんじゃないか、と思ってしまうくらいでした。
すぐれた情景描写、読みやすさへの工夫……文学作品としての魅力が、この作品には詰まっています。
海に挑む、人生に挑む――ひとりの少女の、挑戦の物語だと思いました。
みちるを助けてくれる、ヒーローのような咲恵。
その咲恵の芯の強さが、読む者の心にまで、強さを与えてくれるように感じました。
海の波が、新しい夜明けとともに爽やかに広がるような、気持ちのよい読後感を覚えました!!!
▼主人公・中学生…続きを読む