青春色リップシンク 〜 いつか、また君に恋をする。

父親の転勤で、東京から兵庫県明石市星海町に編入することとなった主人公・山本明日夢。90年代以降の再開発でかつてと全く姿を変えたこの町は、関西の中でも稀有な「関西弁を喋らない町」としても有名だった。初めは苛烈な過去や慣れない環境によって“地味なクラスメイト”として溶け込んでいた明日夢だったが、入学式にすれ違ったある少女と親交を深めることで運命が変わっていく。

この物語は、中学、高校、そして、大学生。多感な青春時代を生き抜いた者たちが紡ぐ、ひとつの青春の形である。