概要
【完結】無慈悲で残虐までな英雄王と、今日私は結婚する
グランドール王国の姫であるリーリエは、幼い頃に大量の奴隷を母親サーシャと共に逃がした罪から、王宮で虐待を受けていた。
とある日、アダブランカ王国を圧政から救った英雄王であるクノリス王からリーリエを嫁によこさなければ、戦争を仕掛けるという手紙がグランドール王国の王宮に届き、リーリエはアダブランカ王国に嫁入りすることになった。
しかし、クノリスはグランドール王国でリーリエ達が逃がした奴隷の一人で……
とある日、アダブランカ王国を圧政から救った英雄王であるクノリス王からリーリエを嫁によこさなければ、戦争を仕掛けるという手紙がグランドール王国の王宮に届き、リーリエはアダブランカ王国に嫁入りすることになった。
しかし、クノリスはグランドール王国でリーリエ達が逃がした奴隷の一人で……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!本当の繁栄と幸せを求めて。姫君が動き出す時、皆の戦いは勝利へ走り出す。
つらい境遇の姫君が他国の王様との婚姻をきっかけに幸せになる物語。
大雑把に言えば、そういうお話です。流行の溺愛ものといえるかもしれない。
ですが、甘いだけではありません。
歴史の生み出した歪みを変えようと起きた出来事が、姫君のつらい境遇を招いた理由でもあり、婚姻の理由ともなっている。
周囲の好悪様々な感情もまた歴史を背景に生まれてきていると分かる。
やがては歴史の一部となるのだろう中で、王も姫君もせいいっぱいの戦いを繰り広げていくのです。
周囲の『王族』『貴族』、騎士たちも。
読めばきっと、彼らの血潮の熱さが感じられるはず
決して可愛くなんかない、人間の業を味わうヒストリカルファンタジ…続きを読む