200歳のイブ・スティエット。～俺、器用貧乏なんですよ。外伝～

平民出身のミチト・スティエットが伝説になって約130年。
マ・イードの国は最低限の平和を享受していた。
ある日、ヴァン・ガイマーデの父が受けた依頼はアラリー山脈の中にある廟から年代物の石棺を回収してくる事だった。
法外な報酬を受け取り石棺を回収した晩、無限術人間摸式の襲撃を受けてしまう。
襲撃のさ中、激高した父の指示で石棺を開けたヴァンは棺の中でアイリスの花に包まれて眠るメイド服、桃色の髪色の少女に「マスター、イブを助けてください」と言われる。
その少女は伝説のミチトの妻、イブ・スティエットだった。
だがイブは術の使えない14歳の姿で、そして存命していれば200歳になっていた。
謎の残るイブは聖地となったラージポットへ連れて行って欲しいと願い、ヴァンが代理マスターとしてイブと共に旅に出た。
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