18話、実力を上げる為に
久しぶりに自分のステータスを確認してみると。
名前、リュウト(大田信二)
創造の女神の加護持ち
年齢、16歳
種族、龍人族
魔力、500→700
能力、 5→7
創造の魔法使い。
(全魔法が使える)
職業、魔法剣士
万能翻訳機能保持者
(どんな言葉でも翻訳する機能)
希望のパーティーのメンバーのステータスも確認してみると。
ダンライ・ランキン
ランキン公爵家、長男
年齢、 16歳
種族、人族
魔力、300→500
能力、 4→6
火、雷の属性
職業、剣神
サヨナァ・シャロム
シャロム辺境伯家、長女
年齢、 16歳
種族、人族
魔力、300 →500
能力、 4 →6
水、風の属性
職業、魔法槍士
ナナファーナ・オスガン、
オスガン王国、第一王女、
年齢、16歳
種族、人族
魔力、300 →500
能力、 4 → 6
聖、水の属性、防御魔法、
職業、聖女
全員の魔力と能力が上がっていた。
念のために諜報係りと特殊隊の全員を鑑定したが、やはり全員の魔力と能力が以前より上がっていた。
中でもジャンクの変化が凄まじく。
ジャンク
平民
年齢、25歳
ベレー帽特殊隊長
種族、人族、
魔力、200 →500
能力、 2 → 5
風、火の属性
職業、戦士 → 将軍
初めて職業も変わって、天使教会が授けた魔力量、能力、職業は一生変わらなと言っているのは、嘘で訓練や努力で変わる事が証明されたのだ。
翌日に王城に行き、バイセラ国王に面会を求めると、直ぐに王族の応接間に通されて執事のサバンが扉の前で警護し、国王が
「リュウト様、何かありましたか?」
「半年程、配下の者たちを訓練して、鑑定した所、魔力量、能力、倍近く上がり。職業が戦士から将軍に進化した者もいました。
天使教会が言う一生変わらないと言っているのは嘘です。何のために嘘を付いているのでしょうか? それとも本当にわからないのでしょうか」
「ふむぅー、嘘を付いているのでしょうな。影の者からの報告によると、天使教会は信者を人質に、わしたち王族を排除してナチラス聖国に合併して属国にしようとしている様子です」
「今のままでは、国民の大半が天使教の信者なので、国民を敵に回しては国が成り立たないので不利ですね」
「それで、わしも頭を痛めておるが、何とか打開策を考えないといけないのに・・・・いい案が浮かばんのだ」
「天使教が計画を実行に移すのは、いつ頃かわかりますか」
「確実な事は分からんが、今の様子だと2年後位だと思って居る」
僕は暫く考えてから。
陛下が秘密に動かせる信用出来る騎士団員はどの位いますか」
「正直なところ、完全に信用出来るのは
少なく精々50人くらいです」
「その人たちを半年だけ僕に預けてくれませんか、鑑定してその人たちの能力を伸ばしていざという時に備えたいのです」
「わかりました。リュウト様の好きにして下さい」
王城を辞すると、龍神教会に転移してサガント司祭長に会い、龍神教の熱心な信者で秘密を守れる信徒を戦士に育てたいので応募者を探して欲しいと頼んで。
「冒険者ギルドに、味方はいないのですか?」
「ん? 私が言わなかったかな。すみません伝えるのを忘れていました。この国のギルドマスターは全員龍人族の子孫で、職員も龍神教の信者で固めています」
此のサガントの言葉にはリュウトも呆れて。
「ええーー!! そんな大事な事を忘れるとは・・・・ボケる年でもあるまいし。もっと先に分かっていたら、本当にも~う」
「も、申し訳ございません!」
この時を境にして、サガント司祭長の信頼度が落ちたのは言うまでもない。
僕が帰った後にサガントが信頼を取り戻すべく、必死になって戦士になりそうな信者を集める為に奔走したのは誰にも知られなかったのです。
屋敷が手狭になり、建物を増やせば目立つので、屋敷の地下に部屋数を増やして地下と思われない明るい作りにして、千人以上は収容できるようにしたのだ。
国王が選んだ騎士には、近衛騎士団長のサスガイ・ライサンもいたので、リュウトは魔法を使わずに身体強化して、魔法を使わずに剣だけで模擬戦をしてみたが。
剣聖の称号に相応しく最初は吹き飛ばされたが数日すると何とか勝てるようになり、周囲を驚かせたのだ。
サスガイの実力が分かったので、剣の指導者にした。
教え方が凄まじく怪我人が続出して、ナナファ―ナが治癒魔法で治すために奔走し、治癒魔法の威力が上がったのは、うれしい誤算だった。
ダンライも最初はサスガイに負けていたが、剣神の称号に負けないで1か月もすると勝つようになり。
サスガイが奮起して互角の戦いを繰り広げて二人の剣の実力が伯仲して伸びたのです。
諜報係りの3人も影魔法や十字手裏剣の使い方を習得して今は天使教会の内情を探っている。
サガントが、名誉回復の為に集めた戦士希望の信徒たち500人を連れて来たのには驚いた。
500人を鑑定して、20人を諜報係りに入れてハンドイに預け訓練させ。
残りは戦士としてベレー帽特殊隊に入れてジャンクに指導させてた。
ジャンクの指導は皆から地獄の訓練と恐れられて彼は鬼教官と呼ばれていたのです。
その間に僕は、魔道具の開発に力を注いで前世の知識を使い6連発の魔道銃の開発に成功して。
ベレー帽特殊隊から100人を選抜して、使い方を教えて的に当てる訓練をさせたのだ。
その晩にベッドに入ると、何故かナナファ―ナの姿を思い浮かべ、モヤモヤしてベッドから出て窓から星空を見て。
「僕はもしかして、ナナファ―ナが好きなのだろうか、彼女は王女で身分が違いすぎるからいくら好きになっても叶わぬ恋だと諦めた方がいいな」
と呟いたのは、星空に吸い込まれて消えたのでした。
今力を入れて、作っている魔道具は鑑定魔道具だ。
1人で大勢を鑑定するのは無理なのでこの魔道具が完成すれば、天使教に騙されて苦しんでいる人たちを救えると思い。
必死で取り組んでいるが、上手くいかずに試行錯誤の毎日なのです。
その他に、希望のパーティーたちの指導は僕が直接行い、メンバー全員の能力が上がり。
あのB級魔獣で鋼の猪位なら倒せる実力が付いたので、冒険者活動を復活させようとしていたのである。
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