31話、ナチラス聖国とドアイル帝国を見据えて

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 僕は17歳になって髭も濃くなって女に間違われることも無くなり、少し男らしい精悍な顔つきなって来た。


 ナチラス聖国とドアイル帝国とは険悪で、いつ戦争が起きてもおかしくない状態だ。


 ドアイル帝国は大陸を制覇して、全土を帝国の支配下に治めようとする野望を隠さず。ある意味では分かりやすく対処しやすいが、ナチラス聖国は何を考えているか分からず不気味なのだ。


 バンダイ公国とは友好的で、人の往来も盛んでナチラス聖国とドアイル帝国とは反対側に位置して平和条約も結んでるので味方なのです。


 ベレー帽特殊部隊を王都の屋敷の警備のために100人残して、全員を領地に呼び寄せ、現在の兵力は。


 ベレー帽特殊部隊が2千魔道銃部隊が500魔法部隊が200騎馬隊が600ハンドイが率いる諜報遊撃部隊が500工兵が100戦士が1万で、全部で1万4千の兵力だ。


 総司令官は僕で、将軍はジャンクその下に各部隊長がおり、部隊長までには通信機を渡して、直ぐに連絡が取れるようにしている。


 ナナファ―ナ、ダンライ、サヨナァ、ライナは僕の側近とした。


 他に奴隷だった獣人を全員解放させて獣人部隊を作った。


 獣人は魔法を使えないが、身体能力が高く肉弾戦では強力な戦士なのだ。


 募集した土魔法を使える100人を工兵にして、残りの100人は農業技術を教えて農業指導員にした。


 将軍ジャンクは、平民から成り上がって騎士爵になり将軍になたった男だが、情に厚く部下の面倒見が良く部下から慕われていた。


 だが訓練になると人が変わり鬼の様にしごくので別名が閻魔大王将軍だ。


 ジャンクの元に新しく王都から来た兵士たちも、厳しい訓練(兵士に言わせると、シゴキらしいが)で顔つきも変わり実力を付けて逞しくなったのです。


 領内が落ち着いてきたので、帝国との境にある死の森に出向き仲間たちと魔獣と戦い実践で実力を高めており。


 ダンライはS級魔獣を光速剣の舞を進化させて、剣に雷を纏わせて簡単に倒せる程になり。ライナはエルフ族の得意な弓にリュウトが教えた魔法を合わせてS魔獣を簡単に倒していた。


 ナナファ―ナは、実力を付けて防御魔法でバリアーを張り、氷結の槍で魔獣を倒して倒すとドヤ顔でリュウトを見るので皆が呆れていたのだ。


 サヨナァも氷結の槍と真空刃でS級魔獣を倒せるようになり、倒すたびに飛び上がって「やったー!」と叫んで、ダンライに抱き着くので、ダンライが顔を赤くするのが恒例になっている。


 僕は、ステータスが気になり、久ぶりに見ると。


 僕は、前回と同じで仲間たちのステータスは上がっていた。


ダンライ・ランキン

ランキン公爵家、長男

年齢、 17歳

種族、人族

魔力、300 → 600

能力、 4  → 7

火、雷の属性 

職業、剣神

「光速剣の舞」


サヨナァ・シャロム

ガンゾイ・シャロム辺境伯家、長女

年齢、 17歳

種族、人族

魔力、300  → 600

能力、 4   → 6

水、風の属性

職業、魔法槍士

[トルネード、スピア]


ナナファーナ・オスガン、

オスガン王国、第一王女、

年齢、17歳

種族、人族

魔力、300  → 600

能力、 4   → 7

聖、水の属性、防御魔法、

職業、聖女


ライナ・パイオニ

SS級冒険者

年齢、 120歳(人間の18歳)

種族、エルフ族、女性

バンダイ公国、第2王女

魔力、700 → 800

能力、 7  → 8

風、木、土、水の属性

職業、???(未定)


 ステータスが高いほど上がりにくいみたいで、ライナは少ししか上がらず。他の3人は倍近く上がっていたのです。


 ステータスが上がった事を伝えると、ライナは少ししか上がらず不満顔だったが、他の3人は飛び上がって喜んでいたのだ。


 リュウトは領都で一番好きな場所があり、海に面して断崖絶壁の場所で、そこから見る水平線や太陽が出るとき沈むときの朝焼けと夕焼けが綺麗で時々一人で見行くほどなのだ。


 今日も、夕焼けを見ていてこの場所に前世の城を建てたら綺麗だろうと思い、大好きだった姫路城を思い浮かべ。


 此処に自分の住む姫路城に似た城を建てる事を決め、1週間かけて図面と外観の絵をかきイメージを膨らませ創造の魔法で白亜の姫路城を再現したのです。


 本物は木造で白壁だが、海のそばなので丈夫な鉄筋コンクリート造にしたのだ。


 1階には、使用人たちの部屋と、食堂、大広間を作り大勢で宴会などが出来るようにして会議室や、応接間も作り。


 2階は客室、3階は仲間たちの部屋、4階は僕のプライベートの部屋と母親が来た時の部屋にした。


 自分の部屋は3LDKにしてリビングは200平方メートルにし、大勢で簡単なパーティーでも出来るようにした。


 隠蔽の魔法で作り城は見えないようにして、秘密で夜中に作り城の中は前世のマンション風にした。


 トイレとお風呂は全自動で前世の最新式にして、天守閣には広い露天風呂を作り。お風呂に浸かりながら海を眺めれるようにしたのだ。


 10日掛けて完成し、仲間を連れて来て隠ぺいの魔法を解くと白亜の城が現れて皆が驚き、丁度夕日に照らされて白亜の城が赤く輝き、ナナファ―ナとライナが同時に。


「キレ―イ~ ・・・・まるで、絵画みたい」


 と感激していたのです。


 1階から案内し、3階の仲間たちの部屋は広めの前世の2LDKで全室から海が見え、この世界の住宅と違い住みやすいので全員が気に入り喜んでいたのだ。


 今までの屋敷には軍の幹部たちに住まわせて、僕たちは城に引っ越したのです。


 僕が来たときは、やせ細り奴隷のように扱われていて、いつも怯えてた使用人たちも。


 今では健康で明るくなり元気に働いていて特に執事のボンドは本来の能力を発揮して、リュウトの代わりに領地を管理して領地の発展に貢献している位だ。


 こうして、1年後にはプテラノ領地は領都のキョウトを中心に見違えるように変わり。

 人口も増えて領民たちも明るくなって、領都は活気に溢れていたのです。

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