荒れ野のリヴァイアサン～水の王、野望の騎士〜

登場人物たちの掛け合いなど明るく楽しいシーンもあるものの、全体的にはダークな雰囲気が立ち込めているお話です。
主人公は平和な国、平等な社会を夢みる青年騎士、アルノ―。彼はその夢を実現すべく、手段を選ばず邁進していきます。その姿は泥臭くも、揺るぎない決意を胸に突き進んでいくのです。

彼と共に行動する幼馴染アーネ、アルノ―の道場の弟子たちも、頼もしい活躍を見せてくれます。敵対する人物も魅力的に描かれており、退場するのが勿体なく感じることも！

このお話における魔法が触媒を必要としている点も、個人的に好きな部分です。水術を使うために水を皮袋で携帯しているところとか。そういう、万能でない設定が、お…続きを読む

設定、展開、構想、キャラ。とにかく壮大で作りこまれたファンタジー作品です。
また、ファンタジー的戦闘シーンだけでなく政治的な勢力争いも読みごたえがありました。
シリアスとそうでないシーンの緩急のバランスも絶妙なので読みやすいです。

本格ファンタジーをじっくり読みたいという方にとにかくおすすめです。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（218文字）

国盗り合戦の裏で繰り広げられる謀の数々・・・

神出鬼没な主人公の神算鬼謀に、あなたは没頭する事間違いなし！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（275文字）

王太子、宰相、王位を巡って派閥が争っている状況から物語は始まり、暗殺、城攻め、他国の思惑も絡んで事態はどんどん大きくなっていきます。

大規模な魔法の描写は圧巻。駆け引きも巧み。強敵の魅せ方も上手く、白熱した戦いが読者を楽しませてくれます。

中でも特筆すべきは登場人物達の苦悩でしょうか。
変えたいもの。守りたいもの。
大義の為の邪道。純粋な正義。
それぞれの譲れない理想を掲げ、近しい人間とも対立する展開には胸が痛みます。
望まぬ結果に苦しみ、そこへ更に容赦のない現実が突きつけられ、丁寧に描かれた慟哭は真に迫ります。
心揺さぶられる物語です。

陰謀、策略、友情、裏切り、正義、そして恋…様々な要素がつまった傑作です。

とにかく設定が大胆なのに、一つ一つの描写が細かく、登場人物の心情も、戦闘描写も、はたまた戦略のための会議も、とにかく濃厚で、完成度が非常に高いと思わされました。

多くの伏線と謎が思わぬところで回収されたりと、瞬き出来ないような展開の連続でとっても楽しめました！是非一読される事をお勧めします。

カクヨムを所詮子供の遊び場だと思っているそこのあなた
この作品をぜひ読んでみてください
そして心の底から驚嘆してください
書店の平台に山積みのハードカバー本として売っていてしかるべきレベルの作品です

圧倒的な筆力、リアリティ、キャラクターの造形、構成力、ストーリーティング、どれをとっても一級品
特に主人公の懊悩に容赦なくシンクロしていくデモーニッシュな筆使いは圧巻の一言

ありきたりな異世界ファンタジーに飽き足らなくなった読者さまの必読書として強く推薦いたします

王道かつ騎士がメインのファンタジーです！！

これだけで刺さる人は多いはず！！


そして、内容も細かく作られており、読んでるとどんどん惹き込まれます👍

一つ、ここで予想外なことが。

騎士ではありますが、裏切りなどの騎士道としてどうした？って道を進みます、さて、この先にある結果とは何か？

ぜひ読んでみてください！！