第79話 小布施十八屋―其ノ弐への応援コメント
海石榴さま
こんにちは。
北斎が無心に筆を走らせる様子に魅了されます。一筆さすごとに絵に魂がこもっていくような筆遣い、間近で見てみたくなりますね。
作者からの返信
北斎は子供の頃、木の端くれで地面に絵を描いていたそうです。三つ子の魂を死ぬまで持ちつづけ、折々、貧にあえいだ画狂一代でしたが、本人はとても幸せだったと思います。しかしながら、北斎のそばに寄ることは、空恐ろしい気がします。
第34話 山谷堀有情―其ノ肆への応援コメント
海石榴さま
こんにちは。
「この世に生まれてきたからには、だれしも無傷では済まされない」
この言葉に胸をつかれました。
作者からの返信
できれば、背中の逃げ傷ではなく、
真正面からの向こう傷を受けたいものです。
第33話 山谷堀有情―其ノ参への応援コメント
海石榴さま
こんにちは。
ここで不昧公のお名前を拝するとは思わず、嬉しくなりました。小万さんともゆかりがあったとはまったく知りませんでした。
作者からの返信
松平出羽守は、幼名を鶴太郎と言いました。かわいいですよね。
第26話 過去への猪牙舟―其ノ陸への応援コメント
海石榴さま
こんにちは。
なんと怪しくも美しく、切ない。光る水面で踊る幻影が迫って来るようです。
作者からの返信
浅草寺から二天門へ東へ行き、花川戸で隅田川に突きあたると、墨堤通りを左折し、スカイツリーを対岸に見ながら、待乳山聖天まで歩くのが、海石榴の散歩コースです。すべて、本作に出てくるロケーションです。でも、川施餓鬼は流れてきません。山谷堀も暗渠になっています。江戸は遠くになりにけりです。
第25話 過去への猪牙舟―其ノ伍への応援コメント
海石榴さま
こんにちは。
猪牙舟に乗って長煙管を吸いながらこんな粋な会話をしてみたいものです。見知った人がつぎつぎと旅立つのを見送ったあとのやるせなさ、次第にわかるようになってきました。
拙作『ハクセキレイ』に星でご評価いただきありがとうございました。
作者からの返信
作家の菊池寛は、人生経験を積んだ人ほど、いい作品が書けるという趣旨のことを述べています。それは一面的な意見かもしれませんが、死生観などについては、真理をついていると思われます。年齢が増すほど、深みのある作品を著したいものです。
第17話 阿檀地の呪文―其ノ参への応援コメント
海石榴さま
こんにちは。
北斎先生、パフォーマンスのセンスも超一流なのですね。
百二十畳敷の髪の上を駆け、跳ね、踊る姿が見えるようでした。絵師北斎、パフォーマンス性、大絵の圧倒的な迫力とくれば、興行は大成功だったでしょうね。
作者からの返信
才能プラス口八丁手八丁でなければ、
後世に名を残せないという見本ですね。
第8話 お栄の決意-其ノ肆への応援コメント
海石榴さま
こんにちは。
お栄さんの「貧乏暮らしの掃溜めの中に、溝板通りの泥ん中に、綺麗な蓮花を咲かせてみせる」の言葉に胸をつかれました。
己の信じる道を貫くお栄さんに周囲の目は厳しかったでしょうが、誰もが認めざるを得ないずば抜けた才を持っていたことは幸せなことですね。
作者からの返信
当時は女性にとって厳しい時代です。
つつましやかさが美徳とされ、
往来を走るだけで「狂女」とみなされます。
でもこの日から、お栄さんは自分の胸に描く、
「蓮花」に向かって生きる決意をします。
あなたの「蓮花」は何ですか?
第55話 広重と英泉―其ノ伍への応援コメント
同じ題材でも、作る者によって出来あがるものは全く別のものになるということですね。
うーむ……であるならば、どっちが好きという違いはあっても、優劣を決めるようなものではないように思えるのですが。まぁ、当事者にしてみれば、そんなことに構っている場合ではないのでしょうか^^;
作者からの返信
人は同じ風景を見ても、それぞれ印象が異なります。
同じ女性を見ても、好感情を抱く人とそうでない場合があります。
絵画も優劣の論理ではなく、感覚であり、個別の世界観なのです。
作者にとっても、鑑賞者にとっても、どう感じるか。
そして対象物に心が動くか、否か。
英泉は広重の絵に心が動かなかったということでしょう。
第52話 広重と英泉―其ノ弐への応援コメント
歌川広重の東海道五十三次を見てきましたが、実像を捉え、あるがままを描写するこの作風はある意味ゴッホに近いと言えるのかもしれませんね。
故に英泉があまっちょろいと言ったのは、想像力というか、抽象性の希薄さを否定してのものだったのではと考えましたが、そういう解釈で合っているのでしょうか?
とは言え、広重の絵は素人目には良くできたものに見えますので、英泉がただ嫉妬しているのではと思わなくもありませんが(笑)
作者からの返信
英泉は英泉で「女の本質を暴く」ことをモットーに、
毒のある仇花のような美女を描くことに異才を発揮しましたから、
広重の美しく抒情的な風景画は、「きれいなだけの絵」として、
おそらく軽蔑に近い感情を抱いていたような気がします。
もっとも広重が自分より有名になったことについては、
「いけすかない野郎だぜ」とジェラシーも含まれていたのかもしれませんね。
第8話 お栄の決意-其ノ肆への応援コメント
人間、何がきっかけでふっきれ、取捨選択をし、生きる道を絞るのか。そういった感情がいっぱいにつまった描写に、心が打たれたような気分です。
またその際の描写をただ心の内に留めるではなく、衝動のまま走り出してしまった彼女のことを思うと、何やら羨ましくも思います。
話は変わりますが、かの有名な〜の件で、有名と言われても日本画のことなんて分からないのだが……と思っていたのですが、調べてみると「あぁこれね」と素人でも知っている程度には、葛飾北斎先生の絵とは有名なのですね(笑)
作者からの返信
いつも拙著をお読みいただき、
ありがとうございます。
海石榴もいろいろな決断を重ねて、
今日に至りますが、
いつもの道をちょっと脇道へそれるだけでも、
違う風景が見えてくるものです。
創作も同じようなものかもしれません。
第74話 黄泉からの声―其ノ参への応援コメント
このエピソードは、ただただ美しいですね。出てくる美しいもの、それが持つ、懐かしさ、切なさ、悲しさ。それがすべて、北斎の知るものであるというのは、味わい深いです。
作者からの返信
ありがとうございます。
幼少の頃に死に別れた母親、
美しい思い出を残して死んだお辰。
きれいなもの、懐かしいものは、
すべて彼岸の彼方にありますが、
北斎にはまだ為さねばならぬことがあり、
自ら老骨に鞭打たねばなりません。
本当は早く彼岸に行きたいのかもしれませんね。
第24話 過去への猪牙舟―其ノ肆への応援コメント
――まだ書きたい譚が山ほどあるのに、もはや逝かねばならないおのが身の因果を嘆き、憾みつつ
天才には天才の苦しみが。
羨ましいような、羨ましくないような……
作者からの返信
にしても、好きな仕事に一途に打ち込み、
脇目もふらずに突き進むからこそ、
天才の天才たるゆえんがあるのでしょうね。
俗念も雑念も打ち捨てて、
自分を信じて、まっしぐら。
そんな生き方に憧れます。
第24話 過去への猪牙舟―其ノ肆への応援コメント
画狂老人と号した男からの「あいつの方が狂ってる」という最大の賛辞。
普段いがみ合ってるけど芸術家としては誰よりも認めていた(あるいは認め合っていた)という関係性……いい……。
作者からの返信
英雄は英雄を知り、天才は天才を知る。
しかしながら、その天才も睡眠時間を削り、
しかも戯作や絵の道以外に、いっさい脇目もふらず、
命を賭して自分の志を遂げようとしたことは、
意外に知られていません。
長い長い孤独の果てに、天才は天才たり得たのだ。
そう思います。
第46話 夜鷹図の女―其ノ捌への応援コメント
昨日、別の海石榴さんの作品を拝読し、今日はこちら…どの作品も、海石榴さんのお話の登場人物は、ほんとうに息をしていますね。私は感情移入して、読んでいます。お辰さんには、涙です。
作者からの返信
昨日は拙作『吉原百人斬り』にお目通しいただき、
本日は『北斎とお栄』に過分のお言葉を頂戴し、
重ね重ね、ありがとうございます。
江戸の下町に生きる切なさや人情ドラマを、
引き続きお愉しみいただければ幸いです。
第21話 過去への猪牙舟―其ノ壱への応援コメント
なんと!タバコが!
『万病に効き、長生きをもたらすと信じられていた時代』ですって!?
知らなかった〜( ̄▽ ̄;)
作者からの返信
エビデンスなき時代には、こんなものです。
なにせ、医師になるのも認可や登録はなく、
だれでも自由なれました。
ヤブ医者にかかって死んだ者、数知れず。
売れないヤブ医者は、お見合いの仲人をして
かせいでいた時代です。
第22話 過去への猪牙舟―其ノ弐への応援コメント
「講談師 見てきたように 嘘をつき」とはよく言ったものですが。本当に、江戸の町を見てきたように書かれる。素晴らしいです。
作者からの返信
ありがとうございます。
もし、よろしかったら、
拙著『北斎の娘・お栄恋々』(電子書籍)
もご一読ください。
アマゾンkindleストアで販売しています。
どなたにもおー読みいただけるよう
たしか90円ほどで販売しているはずです。
ただし、都合により、
来月あたり500円ほどに値上げ予定です。
第35話 勝川派破門―其ノ壱への応援コメント
絵描きの業(ごう)まで書ききるとは…素晴らしいことです。
作者からの返信
ありがとうございます。
ラストまで「絵描きの業」と、
馬琴の「戯作者の業」が尾を引き、
その業も儚くなって幕引きとなります。
できればほ引き続きお愉しみください。
第34話 山谷堀有情―其ノ肆への応援コメント
この回は、読んでいて泣けました…外で読んでいなくて、良かったです。愛おしいエピソードです。
作者からの返信
泣いていただいて、ありがとうございます。
ラストあたりは、加速度的に、
落涙ホロホロとなりますので、
電車の中などではお気を付けください。
第52話 広重と英泉―其ノ弐への応援コメント
感情豊でとか子供っぽいところもある英泉、魅力的ですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
現在、この英泉を主人公にした、
『淫ら絵の女』という電子書籍を
書いています。
エロい官能時代小説です(笑)。
半月後に、アマゾンkindleストアから、
販売予定です。
第49話 待乳山追憶―其ノ参への応援コメント
お栄さん、勝ち気さのあふれる嫉妬でどこか可愛らしい。
前話の春の景色がとても綺麗でした。
作者からの返信
ありがとうございます。
お栄さん、ご面相ともかく、
イキのいい心美人でしょう?
海石榴の好きなタイプです。
あの頃に生まれていれば、
春もうららの大川(隅田川)の上に、
ちょいと花見船を浮かべて、
飲めや歌えやと
いい調子をこきながら、
芸妓衆に鼻毛を抜かれたかったですねえ。
第46話 夜鷹図の女―其ノ捌への応援コメント
なんという悲劇。
やっぱり 江戸時代は 近世。
明るい面ばかりではありませんよね……
作者からの返信
江戸時代の庶民は、貧しかったですからね。
それでも生きるしかありません。
夜鷹って、今のお金で千円くらいで身を売っていました。
第14話 北斎の回想―其ノ陸への応援コメント
満願の日に雷に打たれる!爆笑してしまいましたね。一話ごとに笑っている心地がします。面白すぎます。
作者からの返信
江戸っ子の地口(駄洒落)って、面白いですよね。
第44話 夜鷹図の女―其ノ陸への応援コメント
若冲は同時代の人たちと違う世界にいるように感じました。
随分前に展示を見に行ったのです。
デッサン力が重要!ってことでしょうかね。
作者からの返信
若冲は町の浮世絵師と異なります。若い頃、御用絵師の狩野派に学び、奇想画も描きましたが、基本的には宋元画(花鳥画)の人なのです。よって浮世絵師のように春本や枕絵などの淫ら絵も手掛けていません。宋、元、明代の名画を模写することから始まり、実物写生の境地に至ったあとは、琳派の華やかな色彩感覚を取り入れた独自の画法をつくりあげています。
第43話 夜鷹図の女―其ノ伍への応援コメント
埋立地だとナメクジが多いんですか!
現代の東京は江戸時代とは比べ物にならないくらい埋立地だらけだけどナメクジ出ないなと思いきや、そういえばコンクリートで固めてしまっているからか。。。
ヴェネツィアで土のある庭に囲まれた家に住んでいたとき、部屋の中にまでナメクジが入ってきてうんざりでした。
なんであんな海水に囲まれた土地に出るんだと思っていたけれど、逆に埋立地だからだったのか・・・(古代~中世に作られた埋立地というか)
作者からの返信
しかも真水の運河や堀も多かったため、蚊が真っ黒い塊りになって飛んでいたそうです。夏はナメクジ、蚊に加え、市中でもマムシが出没しました。本所には蛇山という地名があるほどです。
第41話 夜鷹図の女―其ノ参への応援コメント
本当に来てくれたんですね、夜鷹のお辰さん。
百文の価値が分からないとはいえ、「ひと山百文」ってかなり割に合わない仕事では?
苦労したのですね。
作者からの返信
江戸時代に一文の値打ちは、幅はありますが25円前後で推移しました。よって、ひと山百文は、2500円前後となります。
第13話 北斎の回想-其ノ伍への応援コメント
二人の口喧嘩、面白いですね。きらりと光る才知があって、大好きです。
作者からの返信
北斎と馬琴って、喧嘩しながら、心の底でどこか深くつながっているんですよね。喧嘩するほど仲がいい?馬琴はこの先、死んでも喧嘩をふっかけに北斎の夢枕に現れます。日本古典文学最長の八犬伝を執筆した馬琴のしつこさ、粘着性をお楽しみください。
第40話 夜鷹図の女―其ノ弐への応援コメント
十返舎一九だったの!?
「すげえ。この女を描きてえ」ってのが、北斎の北斎たるゆえんですわ。
普通の男なら、
「すげえ。この女を抱きてえ」ですよ笑
作者からの返信
十返舎一九のこと、
北斎とも交流があったので、
もう少し書きたかったのですが、
本筋から離れて大幅に寄り道しかねないと思い、
やめました。
で、こんな情けないデバ亀一九となり、
本人に誠に相すまぬことになりました。
第39話 夜鷹図の女―其ノ壱への応援コメント
まあ斬られたのが髷なら、股間のものをちょん切られるよかマシですよな。
股間の方は一度斬られたら生えてこねぇですから笑
作者からの返信
江戸時代は、貧乏ながら庶民精神が健全だったのか、
猟奇的な事件が少なかったといわれています。
編集済
第38話 勝川派破門―その肆への応援コメント
異様に厚化粧なのは梅毒の発疹を隠すため?
それとも年増だからそれを隠すためか、単に夜鷹しかできない器量の女だからか――
作者からの返信
江戸時代に女郎買いをしていた男は、
ほぼ100%梅毒持ちだったといわれています。
馬琴、然り。
夜鷹の梅毒保有率も90%以上といわれていました。
第37話 勝川派破門―其ノ参への応援コメント
謎の絵師、写楽。出ましたね!
当時のほかの絵師たちは秘密を知っていたのかなあ。
最初から大首絵でデビュー、だんだん絵が地味になって小さいものになっていくとか、不思議なんですよね?
作者からの返信
蔦屋重三郎とかは、阿波徳島藩の能楽者と
知っていたかもしれません。
大首絵は歌舞伎役者などから散々、クレームがつき、
本人も版元もメゲて次第に竜頭蛇尾に陥ります。
編集済
第7話 お栄の決意-其ノ参への応援コメント
お栄さんとベロ藍…うつくしい描写ですね。お栄さんのセリフに、絵描きの業を感じます。心に残るエピソードですね。
作者からの返信
北斎はお栄に
「一度くらいは女の幸せってえェもんを味わわせてやりたい」
と、柄にもない親心を出して、油問屋の跡継ぎ息子と嫁がせました。
本当は結婚したくなかったお栄も、
その親心にほだされ、つい嫁いでしまったのが運のツキ。
結局、自分には絵筆しかなかったのだと悟る顛末と相なりました。
第36話 勝川派破門―其ノ弐への応援コメント
春光、現代の目から見ると嫉妬に心をむしばまれた嫌なやつにしか見えませんが、当時の慣習からすれば北斎の学ぶことへの貪欲さは異端だったんですね。
司馬江漢の蘭画までとは。
遠近法の影響を受けていたり・・・?
作者からの返信
幕府御用達の狩野派だと、なんでもかんでも先例どおり、師匠の筆法をかたくなまでに墨守ですが、町の浮世絵師のほうは、市井に生きる庶民派だけあって、まだ自由度があったようです。
第34話 山谷堀有情―其ノ肆への応援コメント
YouTubeで胡弓の音色を聴きながら読みました。
空の果てに吸い込まれるような伸びやかな音色――素晴らしいですね。
作者からの返信
胡弓は上方では三弦、江戸では四弦が使われていました。なぜなんでしょうね。
第32話 山谷堀有情―其ノ弐への応援コメント
藤屋さんの華やいだ雰囲気いいですねぇ。
お囃子の音色が聞こえてきそうです。
今は女性も大向こうから声をかけるんですね!
私が大学生の頃、大学の学生課から配布されるチケットで国立劇場に通っていた頃は、男性の特権なんだと思っていました。
作者からの返信
最近、自分の書いたものを読んでると、
なんか、もう少しひらがなを多くできないのかと、
反省することが増えています。
ただ、ひらがなで江戸情緒をきちんと表現できるだろうか、
という不安も少しありますけど。
(現在、官能時代小説を執筆中ですけど、
これはひらがなを割と多用しています)
第1話 馬琴の訃報―其ノ壱への応援コメント
北斎の作品が好きなので、これから先を読むのが楽しみです!
作者からの返信
ありがとうございます。
長編ですので、ゆっくりお愉しいただければと考えます。
北斎の娘のお栄さんと、枕絵師の英泉の恋模様を綴った
『北斎の娘 お栄恋々』も電子書籍で、
わずか90円程度で販売していますので、
あわせてお愉しみいただければ幸いです。
第30話 枕絵の英泉―其ノ肆への応援コメント
女だてらに大向こうから声をかけるお栄さん、かっこよ!
平等が叫ばれる現代だって聞かない。
作者からの返信
江戸時代って、女は大向こうから声をかけてはいけないという不文律があったんですけど、現代の歌舞伎座では、着物を着た「通」のお姐さんがフツーにタイミングよく声掛けをしています。
第29話 枕絵の英泉―其ノ参への応援コメント
まるでのれん分けのように「号」を師匠からもらうんですねぇ。
触手攻めっていうニッチなジャンルが現代のサブカルにありますが、こうして見ると歴史の古いものですなあ。
拙作に「クラーケン」というダイオウイカと巨大タコの中間らしき魔物を出したとき、「触手攻めは?」というコメントをもらいましたが、江戸時代からやってるわってね、思った次第です。
第24話 過去への猪牙舟―其ノ肆への応援コメント
馬琴のすごさが伺えますね。
筆の速さ、創作への熱意、膨大な仕事量と研究熱心さなど、手塚治虫先生を思い出します。
時代が違っても、後世に名を残す天才とはかくあるものでしょうか・・・。
作者からの返信
馬琴は、わが国ではじめての専業作家で、筆一本で家族の生計を立てました。
それだけに、読書、執筆、倹約に生き、それ以外のことは眼中にありまんでした。かくして、未来永劫に読みつがれる八犬伝が完成したというわけで、あの世で馬琴は大満足していることでしょう。
第22話 過去への猪牙舟―其ノ弐への応援コメント
炎天下の引っ越しはつらい!
私もヴェネツィアに住んでいた頃、一人で荷物を運んで徒歩で引っ越ししましたが、一度夏にやってきつかったので、そのあとはいつも冬に引っ越すようにしていました(苦笑
リヤカー的なものを借りてもあの街、橋だらけだから結局運ぶ羽目に。
江戸も運河が縦横無尽に走っていたから、橋が多くて大変だったのではないかなあ。
作者からの返信
北斎の引っ越しは、だいたい現在の墨田区界隈で、同じご町内に移転というパターンでした。通りひとつ隔てた長屋という引っ越しも、往々にしてありました。それほど長屋が多かったというわけで、江戸の庶民(町人)の80%は長屋暮らしでした。
第20話 阿檀地の呪文―其ノ陸への応援コメント
北斎も春画を手掛けていた・・・というか教科書に名前が載る浮世絵師は全員手掛けていた。
(謎の人物写楽は除く・・・)
この事実を知った時驚いたものです!
だって美術史で学ぶ北斎といえば、『富嶽三十六景』。
人物画のイメージすらなかった。
最後のお栄さんの姿というか服装というか、佇まいが実に粋ですな。
作者からの返信
浮世絵師は、ほぼ全員、春画を手がけていました。
なぜなら、画料が普通の美人画や風景画の10倍なのです。
みんな生きるために必死だったのです。
第17話 阿檀地の呪文―其ノ参への応援コメント
百二十畳敷に巨大なだるまを描く――走り回って俊敏に筆を運ぶ様子が目に浮かぶようです。
見学していた人々は大層驚いたでしょうね。
ナスカの地上絵といったら大げさすぎますが、大きすぎるモノは近くから見ても判別できませんからね。
しかし販促イベントを行うとは・・・
経済感覚が現代的。
作者からの返信
スケールは小さくなりますが、
作家も自著販売のため、
サイン会や講演などを行います。
ある直木賞作家は、
全国講演行脚をしました。
企画・手配したのは出版社でしょうね。
第15話 阿檀地の呪文―其ノ壱への応援コメント
掃除や片付けの代わりに引っ越しするんじゃあ、そりゃあ引っ越しの回数が増えますわな!
現代人のように無駄に洋服や家財道具をため込んだり、家電をそろえたりしないから身軽ですしね。
作者からの返信
それに加えて、長屋付近の景色にすぐ飽きるみたいです。隅田川べりに暮らしたらどうかとか、芝居町近くに暮らしたらどうかとか、聖天さまのお膝元に転居したらどうかとか、浮世絵師のサガですかね。
第14話 北斎の回想―其ノ陸への応援コメント
うちの母が昔から(それも私が小学生でよく分からない頃から)、
「浮世絵って、彫師と摺師の職人技があってこそのものだと思うんだけど、下絵を描いた絵師の名前しか残らないの変よね」
といつも言ってました。
日本の浮世絵は版画だからこそ、あまり値段が高くなく、明治になって多くの外国人に買われ、西洋画においてジャポニズムを生み出したのでしょうね。
作者からの返信
江戸時代の職人って、左甚五郎クラスの神技でないと、全然、評価されなかったたいですよ。しかも、手間賃もおそろしく安い。まあ、御用絵師の狩野派以外の浮世絵師もカツカツの生活でしたから、彫師、摺師などの職人ともなると推して知るべしです。
第13話 北斎の回想-其ノ伍への応援コメント
草履を口にくわえる――歌舞伎の荒事の一場面のような芝居がかった演出ですね。
どちらかといえばリアリズムを感じさせる北斎の絵柄とは雰囲気を異にしていますよ(;^ω^)
作者からの返信
口に草履。
いかにも戯作者、馬琴の考えそうなシーンですね。
北斎も内心では、「こいつ、うめェこと、考えるじゃないか」
と思っていたようで、
当初は「てやんでえ」と、さんざんゴネてイヤがりますが、
最後は版元らの説得にあって、
馬琴のアイデアを採用したようです。
第12話 北斎の回想-其ノ肆への応援コメント
ああ版元も大変だ……
両者の言い分それぞれ分かるんですけれどね。
第11話 北斎の回想-その参への応援コメント
天才同士お互いの才覚を認め合っていたからこその仲なんでしょうね。
ヘンデルも主演歌手と大喧嘩をしても、その後も何度も主演に据えて曲を書いていたのを思い出しました。
作者からの返信
英雄は英雄の心を知り、天才は天才の心を知る。
才能のある者同士の心は共鳴し、心の深い部分でつながるのだと思います。
第9話 北斎の追想-其ノ壱への応援コメント
北斎が長生きした事を考えると龍眼酒、ききそうですね。
滝沢馬琴の時代より随分前になりますが、バッハやヘンデルも失明によって筆を折っていますね……
作者からの返信
昔は照明も貧弱で目に悪い環境に加え、
白内障、緑内障に対しても無力でしたからね。
北斎が長生きしたのは、
まず手を使って打ち込むライフワークがあったこと、
酒・たばこをのまず、よく歩いたこと、
龍眼酒などの民間療法による健康オタクであったこと、
蕎麦・慈姑などを好み、丈夫な血管を維持したこと、
さらにイヤな人間とは一切交わらなかったこと、
などが挙げられます。
第8話 お栄の決意-其ノ肆への応援コメント
ヨーロッパから伝わった顔料は江戸時代後期に既に使われていたんですね。
明治時代の赤絵が有名でそのイメージが強かったんですが、青が先だったのか……!
第6話 お栄の決意-其ノ弐への応援コメント
奥さんの方が絵の才能があるって言うのは良いのだろうか?
与謝野晶子と与謝蕪村みたいに同業で妻の方が仕事がうまくいくのは夫婦間がうまくいかない原因では?
と思ったけれど原因は姑さんなのか……?
作者からの返信
複合的要因ですね。
お栄さんは、天下の絵師・北斎が父親ですから、
どうしても比べてしまうみたいです。
しかも、亭主より自分のほうが絵がうまい。
やわな男ではもちません。
姑もうるさいとなるとね。大変です。
第2話 馬琴の訃報―其ノ弐への応援コメント
海石榴様、たびたびコメント失礼します。
ほかにどのような作品を書かれている方なのかとみていたら、こちらを見つけてしまいました!
高校の古典の時間に、映画『写楽』を見せられてから、江戸の戯作に興味を持ったり、歌舞伎を見に行くようになりました。
タグに「蔦屋重三郎」の名があったりして、興味を惹かれてこちらを先に読み進めようと思いました。
すみません!!
冒頭から当時の風俗が鮮やかに描かれ、お江戸の雰囲気にあふれていて素晴らしいです!!
作者からの返信
海石榴は電子書籍ですけども、
北斎の娘・お栄さんと、枕絵師の英泉の恋模様をつづった
『北斎の娘・お栄恋々』なども出しています。
どなたにも幅広く読んでいただけるよう、
採算度外視の90円ほどでアマゾンkindleストアから販売し、
主に女性層に読まれているようです。
よろしかったら、こちらもどうぞ。
第5話 お栄の決意-其ノ壱への応援コメント
まだここまでしか読めていませんが、もう☆☆☆。
すばらしいです。
作者からの返信
ありがとうございます。北斎、馬琴、英泉、そしてお栄さんの絡みを、引き続きお楽しみ頂ければと思います。
第1話 馬琴の訃報―其ノ壱への応援コメント
私も北斎には興味がありますので、少しずつ、読ませていただきます。
とても楽しみです。
作者からの返信
ありがとうございます。北斎をはじめ、戯作者の馬琴、枕絵師の英泉、そして女北斎といわれたお栄さんが登場します。長編ですので、ごゆっくりお楽しみください。
第6話 お栄の決意-其ノ弐への応援コメント
お栄こと葛飾応為、なぜか割りと自分の中にイメージできてるな、と思ったら朝井まかてさんの「眩」をずいぶん前に読んでました( ̄▽ ̄;)
読書メモ見るまで完全に失念´д` ;
すっかり忘れてるし、再びこちらで楽しませて頂きまーす!
いかんせんコンテスト期間も今日までなんで、先にポイント入れさせて頂きます!すんません!
作者からの返信
コメントありがとうございます。朝井まかてさんの『くらら』もよかったですね。NHKドラマにもなりましたし。
拙著は、滝沢馬琴と北斎の関係を縦軸にして展開しますので、かなりイメージが異なると思いますが、お楽しみ頂ければ幸いです。
第5話 お栄の決意-其ノ壱への応援コメント
活き活きとした文章ですねえ。活写ならぬ活書でしょうか。
お栄の物語はNHKのスペシャルドラマ『眩』を観て、それこそ繰り返し観たのですが、よみがえります。
作者からの返信
コメントありがとうございます
NHK『眩』、よかったですよねえ。
でも、あの芸達者な女優さんは丸顔で、
顔のつくりも小さく、あれッと困惑でクララとしました。
実際のお栄さんは、面長で、顔のつくりも大きく、
(真偽はともかくアゴもしゃくれていたとか)
イメージが全然ちがった女優さんでしたものですから。
(いつか大人の雰囲気のする女優さんに演じてもらいたいと
不遜ながらひそかに愚考しております。)
第4話 馬琴の訃報-其ノ肆への応援コメント
初めまして!コメント失礼します。
北斎とお栄、すごく好きな二人なので作品を見つけて嬉しくなりました(^^)
江戸時代にタイムスリップしたような気分になる文章で、読んでいて心地よいです。とても好きな雰囲気です(*^^*)
作者からの返信
会話はでるだけ江戸時代のものに近づけ、
江戸地口という当時流行のダジャレを活用してみました。
江戸下町情緒をお楽しみいただければ幸いです。
あっ、当方の電子書籍には、
お栄さんと枕絵師の英泉との恋愛を主題とする、
『北斎の娘―お栄恋々』も出していますので、
そちらも併せて楽しみいただければと思います。
第65話 門弟魚屋北渓―其ノ弐への応援コメント
北斎さんに、こんなに思ってもらうなんて北渓さん、凄いですねぇ。
その時はお小言に聞こえるかもしれませんが、後で思い出したら嬉しくなってしまいそうです。
作者からの返信
魚屋北渓は、自他ともに認める北斎の一番弟子でしたが、北斎そっくりの絵を描き、独創性はイマイチでした。それに反し、自称一番弟子の英泉の絵は、あまり北斎と似ていませんが、女絵に関しては独創性ピカイチでした。
第45話 夜鷹図の女―其ノ漆への応援コメント
>「うれしいよ。時ちゃん」
北斎さん、良い事をしましたねぇ。夜鷹図、知らなかったのでネットで見てきました。夜、暗い部屋で見たら、書かれた人が動き出しそうな迫力がありますねぇ。
作者からの返信
海石榴はこの「夜鷹図」こそ、北斎美人画の中で最高峰クラスだと思っています。
第24話 過去への猪牙舟―其ノ肆への応援コメント
天才というのは一瞬の閃きだけでは無いのですねぇ。
身体を壊すほどの努力を何十年も続けられるほど、対象が好きでなければならないのですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
自分を信じて、ひとつのことを一途に追い求める能力を、天才というのかもしれません。
(たぶん)
第15話 阿檀地の呪文―其ノ壱への応援コメント
学生時代、引越し屋のアルバイトをしていました。
本当にこういうお客さんがいて、大変往生しました。北斎さんたちは、まだ自分でやるから良いのですかねぇ。まさか、ゴミはそのままで夜逃げしたわけでは!!!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
北斎の場合、夜逃げではありませんが、ゴミはそのままにして、引っ越ししました。
そもそも部屋を片づけるという時間も手間もかけたくない。掃除なんかしたくないので、部屋が汚くなったら、引っ越ししたといわれています。
第8話 お栄の決意-其ノ肆への応援コメント
生活力が大切なんですねぇ。
でも、今にも名前が残る人たちは生活力や、家庭力まで全てを芸術に捧げてしまった、変わった人たちなのかもしれません。
お栄さんも自分に正直になれて、良かったのではないでしょうか。
第3話 馬琴の訃報-其ノ参への応援コメント
江戸弁の会話が面白いです。
北斎さんて下戸だったんですねぇ。
編集済
第101話 お栄の旅立ち―其ノ参への応援コメント
切り火の明るい勢いのある火花が
お栄さんを善次郎さんを
馬琴を
北斎を
パッと光らせてくれて
また心に焼きつけてくれるような
つよさ感じる美しいラスト
北斎たちの
生きざま描きざまにずっとひたりました
ありがとうございます♪
※読みたくなって書庫の「百日紅」と共にもってきた「風流江戸雀」の女衆の芯が通って軽やかな姿に
まだあたまのなかに熱くうかんでいる
海柘榴さまのお栄さんの格好良さをおもいました。
♪ご返信のご返信♪
『画狂残日録』すでにKindleにて手元にあり(*´꒳`*)です♡
作者からの返信
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
江戸時代の人々って、
飢餓とか貧困をくぐりぬけているだけあって、
また、病や火事でいつ死ぬかわからないだけに
肝が据わっているんですよね。
この肝の据わり方が恰好良さにつながるのだと思います。
あっ、宣伝になりますが、
海石榴は単行本のほか電子書籍も出しています。
電子書籍は『画狂残日録』と『北斎の娘・お栄恋々』です。
とくにお栄恋々のほうは、読みやすい中編で、
どなたにもご購読いただけるように
アマゾンkindleストア最低価格の99円で出しています。
よろしかったらご一読ください。
カクヨム版の筋とは全然違って、英泉とお栄さんは結ばれます。
第101話 お栄の旅立ち―其ノ参への応援コメント
時間がかかりましたが、最後まで拝読させて頂きました。
途中、夜鷹図を調べてみました。
顔を見せない。
(^_^;)
北斎という方に、とても興味がでました。
会話文が、面白いです。
日常的に、あんな会話をするのであれば、町も人も魅力的です。
読み進めるにつれて、北斎やお栄さんに惹かれていきますが、同時にその時代の彼らの暮らす環境にも強い興味を持つお話でした。
天才を許容する町と時間。
大勢の庶民が暮らすお江戸は、変わり者の存在も許してくれる、良い町だったようです。
タイムマシンがあれば、行ってみたいです。
長い間楽しませて頂き、ありがとうございました。
作者からの返信
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
そうなんですよ。
夜鷹図って、顔が見えないんですよ。
でも、顔が見えない分、余計に美人に見えません?
海石榴は、お栄さんの恋物語にテーマを絞った著作も
電子書籍ですが出しています。
それがアマゾンkindle版の「北斎の娘―お栄恋々」です。
どなたにもお読みいただけるよう最低価格にしてありますので、
よろしかったらPC、タブレットなどでご一読ください。
第66話 門弟魚屋北渓―其ノ参への応援コメント
わが道を…。
この言葉、このお話、これからも読み返す事になると、思います。
勇気づけられる言葉でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
北斎も時空を超えて、令和の今日に、自分のファンができたことを喜んでいると思います。
編集済
第76話 散り椿の図―其ノ弐への応援コメント
切ないです…死に顔など見たくない。お栄さん。
もっと生きて、もっと描いて、お栄さんと筆でも危ういやりとりを競って欲しかったです英泉…海石榴さまの描かれる善次郎さんかっこよかった、イロオトコでした。
作者からの返信
ありがとうございます。池田善次郎こと英泉も色男と呼ばれ、喜んでいることでしょう。
あっ、この英泉とお栄さんとの恋模様だけをテーマに描いた中編として、拙著の電子書籍「北斎の娘 お栄恋々」があります。アマゾンKindle価格で最低価格の90円で販売しておりますので、よろしかったら、こちらもご一読下さい。カクヨムとは全然違って、お栄さんと英泉は何度も神社の裏手や出合い茶屋で結ばれます。(笑)
編集済
第49話 待乳山追憶―其ノ参への応援コメント
たくさん女性を知っていそうな英泉の
描く美人画や枕絵のバランスが少し乱れていて、画面から描かれた美人がぬるりと出てきそうな色気が好きです。
ここに描き出された善さんも女性にモテる洒落者のイケメンで嬉しく
そして女の立ち絵に、黒をクールに利かす知的な配色の才能が似合う彼の、人格に奥がある感じがさらにカッコよくて
筆に生きる彼らにふれられそうで
嬉しく拝読しています♪
作者からの返信
コメントありがとうございます。
英泉がお好きとは通ですね。同好の士がいて、うれしいです。
もし、よろしかったら、英泉とお栄さんの恋を描いた当方の電子書籍「北斎の娘―お栄恋々」にお目通しいただければ、なおうれしく思います。
第101話 お栄の旅立ち―其ノ参への応援コメント
最後まで拝読させて頂きました。本当にお疲れ様でした🌷
私は葛飾北斎は日本だけに留まらず、世界の美術史の中にも名を刻むべき偉大な芸術家であると思っています。そして、時にその代筆をしたお栄も(^-^)🍑
私がお栄の存在を知ったのは、杉浦日向子さんの「百日紅」を読んだからなのですが、他の方のコメントを拝見して作者さまが「この作品は杉浦日向子さんへのオマージュです」とお書きになっているのを読んで合点が行きました。私はこの作品を読んでいる時には「百日紅」の登場人物達が頭の中で動き回っていましたので🍀
きっと杉浦日向子さんも極楽浄土の蓮池のたもとでお酒を呑みながら、ニコニコしながらこの作品をお読みになっていたと思います🐉🍶
大変後れ馳せながら、歴史浪漫文学賞受賞おめでとうございます🎉💐💐これからのご活躍も楽しみにしております(^-^)🍎
作者からの返信
ラストまでお読みいただき、ありがとうございました。
また、ささやかな受賞に対して、お祝いの言葉をいただき、感謝申し上げます。
この北斎とお栄さんの物語をもっと多くの方にお読みいただくため、
実は最近、アマゾンkindleストアから、「画狂残日録」というタイトルで、
電子書籍を出しました。
これは、馬琴と北斎の因縁話を中心に据えたものです。
で、現在、お栄さんと英泉の恋模様を中心に展開する、
「お栄恋々」という電子書籍を書いておりまして、
これは、この10月中に出す予定です。
カクヨム版の「北斎とお栄―その晩年」では、
お栄さんと英泉は結ばれず、ついに未遂の恋に終わりましたが、
それではあまりに可哀想だと思いましたので、
なんとアマゾンkindle版「お栄恋々」では、めでたく結ばれます。
(ちょっとエッチで淫らな内容も)
カクヨム版とは重複しないような内容といたしましたので、
この「お栄恋々」は機会がありましたら、ご笑読ください。
コメントありがとうございました。
第99話 お栄の旅立ち―其ノ壱への応援コメント
最後の章でコメント入力出来なかったので、こちらから失礼します。
完結、お疲れ様でございました。
お栄の気分になりきったり、江戸っ子風情になったりと楽しく読ませて戴きました♪
どれだけの資料を集められ研究されたのか、想像を絶するものがあります。
北斎の版画絵はあまりにも有名ですが、娘との生活ぶりを初めて知りました。
昔の人は泳げなかった、確かにそうでした。
素晴らしいお話をありがとうございました!
編集済
第19話 阿檀地の呪文―其ノ伍への応援コメント
はじめまして。
ゆうつむぎともうします。
とてもチャーミングな北斎にお手紙と
のち、ご挨拶をさせてください。
北斎、好きな画家のなかで、特に敬愛しています。
大学で、尊敬する画家の完全な模写をせよという課題に
北斎を選びましたが、描けば描くほどその線のちからも空間も
写すことなどできませんでした。
北斎の生き方や、ものを見ている視点も知りたくて
北斎が書かれたものを読み学んでその生き方の、面白みのほうにハマってしまった昔があります。
「北斎とお栄-その晩年」
拝読をはじめ、この北斎、すごく好き。と
読み進んでおります。
楽しい時間を、ありがとうございます。
ほんとうは
「真田幸村の恋」も拝読したいのですが、
カクヨムで同じ登場人物が出てくる物語を素人のわたしは公開していて完全な世界に打ちのめされるのが怖く、開いてすぐ閉じてしまいました。
いま、先生のような方が生み出される、時代を正しく品格たかく後にまで伝える歴史小説と
異世界に行って舞台のひろがる作品達、ありすぎる距離を
中間点でとび石みたいに、繋げるものはかけないか、と
異世界冒険ものや恋愛やバトル好きさんも入り込みやすい雰囲気で、歴史の魅力にもすこしは気づいてくれないかなと
拙作を公開しました。
吉川英治、海音寺潮五郎、司馬遼太郎、まだまだたくさんの歴史小説は
わたしが生まれるまえから読まれていて死んだ後にも読み継がれてく、
その魅力に手をのばす足がかりのひとつに。
選んだ説を読み込み、作り足したものなど、歴史の面白さを汚さないように努めますので、
どうかご容赦くだされましたらと願っています。
違うお名前(たぶん含まれている意味は同じに感じております)でご出版されている
赤い表紙の歴史小説も。
いま持っているものすべてを公開し終え、別の年間の題材を描き始めたら
ご褒美の楽しみにとっています。
長い文面を手前勝手にご送信し申し訳ありません。
読書する幸せを
ありがとうございます。
海石榴 さま
ゆうつむぎ 拝
作者からの返信
北斎、ご笑読いただき、ありがとうございます。
最初に申し上げておきますが、当方はまだまだ作家として先生と呼ばれるような域には到達しておりません。
先生とお呼びいただくのは、バーや料理屋の女将に限られています(笑)。
それに、当方はカクヨム投稿作家の皆さんの作品を一読者として楽しんで拝読しております。
批評家のあら探し目線で読んだことはありません。
それぞれの作品は、それぞれの作家さんが楽しんでお書きになることが一番です。
音楽と同様、文学は文楽でもあると考えます。
拙意、お汲み取りいただければ、うれしく思います。
最後に若い才能と向上心にあふれる貴女のご健筆を祈らせてください。
海石榴拝
第78話 小布施十八屋―其ノ壱への応援コメント
いやだ、馬琴さんたら、そんなところにおいででしたの。カナ?
作者からの返信
馬琴は盟友の北斎がなかなか三途の川を渡ってこないので、大変寂しいそうです。鬼哭啾啾とは、このことかと考えております。
第53話 広重と英泉―其ノ参への応援コメント
なんや、何もありゃしませんの。つまらん。
英泉の意気地無し。
作者からの返信
さすがに、渡し舟の上では、殴り合いはできません。万一、舟がコケたら全員溺死です(江戸時代の人々は100%近くカナヅチで、泳げませんでした)。あの剣聖と称された塚原卜伝でさえ、琵琶湖の渡し舟の中で、武者修行中の若者に喧嘩を売られても相手にしなかったという逸話が残っています。
第52話 広重と英泉―其ノ弐への応援コメント
英泉を止められないとみたね。
これはおもしろい。およしよと思いつつ、舟の上の喧嘩いかにあいならん。ゾクゾクしてしまうよ。
作者からの返信
いつもご笑読いただき、ありがとうございます。
英泉って、喧嘩っ早くて、
浪人の父親が仕官の口を必死で探してくれたのに、
その侍づとめもしくじりました。
何をやっても、なぜか不運に見舞われる人間なのですが、
まあ、婀娜な美人画で一世を風靡しましたので、
結果オーライといたしましょう。
第1話 馬琴の訃報―其ノ壱への応援コメント
こんにちは、葛飾応為の「夜桜美人図」が好きで、宮崎あおいさんのドラマを何年か前に観ました。既に完結済とのことで、これからゆっくり拝読させていただきます。
作者からの返信
ありがとうございます。近日中に、アマゾンkindleに電子書籍「画狂残日録―北斎と馬琴、そしてお栄」(カクヨム改定版)を出す予定です。
第101話 お栄の旅立ち―其ノ参への応援コメント
完結お疲れ様でした。
たいへん勉強になりました。
お栄の希望で終わるのが感動です。
ありがとうございました。
作者からの返信
ラストまでお読みいただき、ありがとうございました。
海石榴の文章はラノベの対極にあり、
ラノベに馴染んでいる方々は最後までお読みいただけない傾向にあります(笑)。
現在、本業があれこれと忙しく、カクヨム投稿の時間的余裕がありませんが、
いずれ、またバリバリ固めの、読者受けを一切気にしない文体で復帰予定ですので、その節はよろしくお願いいたします。
第66話 門弟魚屋北渓―其ノ参への応援コメント
>わが道をなりふり構わず突っ走れる者だけが、この世で大業をなせるのよ
心に刺さるいい言葉ですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
海石榴のテーマは、青臭い「一途」にあります。
(上梓している本のすべてのテーマです)
ひたむきなことが、人間の尊さだと信じて書いています。
迷熊さまが、一途の先に大成されることを願っています。
第55話 広重と英泉―其ノ伍への応援コメント
冨嶽三十六景、冨士三十六景どちらも素晴らしいですね。北斎の遠近法にはうなりますね。カメラオブスキュラを使ったフェルメールに匹敵すると思います。構図もこれ以上なく大胆。北斎はやはり凄いのだと再確認できました。
作者からの返信
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
広重と北斎の二人は、拮抗する巨人同士ですが、
やはり先駆者の北斎に軍配が上がるような気がします。
後の印象派のジャポニズムを牽引したのも北斎ですしね。
広重もいいのですが、抒情に流れすぎていて、
海石榴は広重の功績は認めるものの、正直あまり好きではありません。
第15話 阿檀地の呪文―其ノ壱への応援コメント
散らかったら引っ越す!
片付けるのも面倒ですけど引っ越しも大変かも
お栄はホントに逞しい
作者からの返信
ゴミ溜めになれば、引っ越す。
その転居癖は、どうやら
どうしようもなく散らかった頃合いに、
その町に暮らすことに飽きるみたいです。
第17話 阿檀地の呪文―其ノ参への応援コメント
そうそう、尾張名古屋では爆発的に人気のあったイベントでした(当方、名古屋在住)。迫力ある情景が、目に浮かんできました。達磨つながりの、エピソード挿入にも、思わずクスリ。おもしろいです。
作者からの返信
ご笑読いただけて何よりです。
当方、本業多忙につき、カクヨム投稿から遠ざかっておりますが、
小滝様のますますのご健筆を祈念しております。
第46話 夜鷹図の女―其ノ捌への応援コメント
ネットで夜鷹図を見てお辰の姿を見たのですがスラリとした気高ささえ感じさせる後ろ姿でした。その直後のお辰の最後だったのでなんともいえない寂しさがありました。
作者からの返信
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
海石榴自身は北斎の美人画の中で「夜鷹図」が最高傑作だと思っています。でも、置かれた境遇ゆえか、薄幸そうな後ろ姿ではありますよね。
第101話 お栄の旅立ち―其ノ参への応援コメント
こんにちは。
完結、おつかれさまでした!
地口まじりの生き生きとした科白、江戸の風俗、癖ある江戸っ子文人職人商人たちの生き様を、楽しく読ませていただきました。
絵画も好きなので、画工たちの描写に、奇矯な振る舞いもきっとそうであったろうなと頷きながら読んでいました。
楽しい物語を、ありがとうございました!
作者からの返信
最後までご笑読いただき、また、レビューやコメントありがとうございます。
北斎とお栄親子、さらに枕絵師英泉の一途な生き方に興味をひかれ、書いたものですが、江戸の世は現代と違い、各人個性的で、思い込んだら命がけといった人物が多かったような気がします。
最近、本業のほうがあわただしく、カクヨム様から遠ざかっておりますが、野暮な仕事が落ち着きましたら、またカムバックしたいと考えております。
(本当は執筆なんかよりも、久里 琳さまのように、もっと旅をしたいのですが、ままならぬことを嘆いております)
第14話 北斎の回想―其ノ陸への応援コメント
雷に打たれたのに生きてたのは凄い!
十万億土は良く分かりませんが遠過ぎる!
北斎の名前は妙見信仰からきていたのですね
作者からの返信
やはり大成し、名を残すような人は、
才能、努力も人並み以上なことはもちろんですが、
超がつくほどの運にも恵まれてこそなんですよね。
しかも、ゲンをやたらかつぐ。
意外と小心だったのかもしれませんが、
人間だいたいそうですよね(笑)。
第101話 お栄の旅立ち―其ノ参への応援コメント
べらんめえな江戸弁を読んでいると、裏長屋の喧騒が聞こえてきます。
その異臭さえ匂い立つ北斎とお栄の物語。江戸の旅を楽しませていただきました。
完結が残念ですが、ありがとうございました。
江戸庶民の生活にどっぷり浸った日々でした。
作者からの返信
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
千聚さまの、カクヨムにはもったいないほどの筆才と物語に、
ひそかに期待し、注目させていただいております。
第25話 過去への猪牙舟―其ノ伍への応援コメント
北斎は法華経の呪文、お栄は真言なのですね。
なにかを唱えるという考え方は似てるのに中身がまったく違うのが面白いですね。
作者からの返信
海石榴はあまり宗教には関心がなく、知識も乏しいのですが、北斎はまぎれもなく法華衆徒でした。片や、お栄は待乳山聖天宮が大好きで、ここは、浅草寺と同様、聖観音宗です(待乳山聖天宮は浅草寺の支院で、北斎親子が暮らしていた長屋を経営していた遍照院も浅草寺の支院です)。お栄は女仙人になることを目指していたので、真言密教も好きだったかもしれません。
第101話 お栄の旅立ち―其ノ参への応援コメント
完結、お疲れ様でした。
杉浦日向子さんの一連の作品を彷彿させる、本当に素敵な物語でした。
これでカクヨムをお休みとは残念ですが、またのお帰りと、本業でのご活躍をお祈りしております。
作者からの返信
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご指摘のとおり、この作品は杉浦日向子さんへのオマージュとして書いたものです。
杉浦日向子さんは、わたし海石榴にとっても永遠です。
第24話 過去への猪牙舟―其ノ肆への応援コメント
なるほど北斎より筆が速く明け方から長時間執筆しさらに書を読み漁るからこそ後世に名を残すんけですね。それを後世に名を残した北斎が言ってるのだから凄いですね。
作者からの返信
馬琴は70歳を過ぎた頃、完全に失明しました。悪い照明環境のもとで、睡眠時間をけずって目を酷使したからでしょう。しかし、畢生の大作、南総里見八犬伝という名作を遺し、永遠に後世に読み継がれていきます。もって瞑すべしでしょう。
第101話 お栄の旅立ち―其ノ参への応援コメント
完結おめでとうございます。北斎とお栄の晩年を読む事ができてありがとうございます。新型コロナが終息したら訪ねてみたい所が増えました。
作者からの返信
ありがとうございます。
海石榴のおすすめ散策コースは、東武浅草駅から隅田川へと出て、川風に吹かれながら川沿いの堤防道を待乳山聖天へとたどるコースです。
海石榴は、桜が満開になったら、毎年このコースを歩いています。コロナ禍の前は、このコースの締めくくりとして、帰りに神谷バーで軽く飲んで、駅に向かうというのがお定まりでした(現在は謹んでいますが、そろそろ神谷バーへ寄ってみたいなと思っています)。
第101話 お栄の旅立ち―其ノ参への応援コメント
完結おめでとうございます!
まるで目の前で喋っているような北斎さんやお栄さん、江戸の人々の描写が生き生きといていて、読んでいて心地よかったです。
当時の風俗事情もすごくよく調べられていて、とても勉強になりました。
素敵な作品をありがとうございました!
作者からの返信
最後までご笑読いただき、ありがとうございました。
北新地物語も、回を重ねるにつれて、ますます面白くなってきましたね。
実は当方も学生時代、北新地の某クラブで黒服のバイトをしておりました。そこのチェーン店の社長が卒業したら、うちで働かないかと打診されましたが、自分は東京で編集者になることが夢でしたので、上京して現在に至ります。
当時のホステスのお姐さんや、バーテンダーなどの方からは実によくしていただきました。懐かしい思い出です。
第101話 お栄の旅立ち―其ノ参への応援コメント
お疲れ様でした。
北斎とお栄は名前と引っ越し暦くらいしか知らなかったので、周辺の付き合いも含めて非常に勉強になりました。
作者からの返信
最後までご笑読いただき、ありがとうございました。北斎は当方の好きなタイプの人物ですので、書きやすかったことが完結につながりました。なお、恥ずかしながら、当方はこの春、歴史浪漫文学賞というささやかな賞をいただきました。これもカクヨム同好の皆様方の温かい励ましのおかげと深く感謝いたしております。
第101話 お栄の旅立ち―其ノ参への応援コメント
お疲れさまでした。
実は上野浅草には縁があるもので、妙な親近感を感じておりました。
そして画に狂い、画に興じた親子の生き様、大変面白く読ませていただきました。
さらば、江戸。
さらば、浅草。
さらば、北斎。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
最後までご笑読いただき、ありがとうございました。海石榴は脚本仕事などの本業に当分専念のため、この作品完結にて、休筆させていただきます。なお、当方、この春、歴史浪漫文学賞というささやかな賞をいただきました。これもカクヨム同好の皆様方の温かい励ましのおかげと深く感謝いたしております。
第101話 お栄の旅立ち―其ノ参への応援コメント
お栄、小布施に行くんですね。
新しい未来が期待されますね。
長編のご完結、本当におめでとうございます!🎊
貴作によって、従来にはない父娘像が見えました。
作者からの返信
最後までご笑読いただき、ありがとうございました。北斎死後のお栄の足跡は、実は記録にありません(女の人の足跡は、記録されない時代です)。ただ筆者は、小布施に行き、そこで死亡したことはほぼ間違いないと確信しています。なお、海石榴はこの春、歴史浪漫文学賞というささやかな賞をいただきました。これもカクヨム同好の皆様方のお励ましのおかげだと深く感謝しております。
第10話 北斎の回想-其ノ弐への応援コメント
「那時かのとき遅し這時このとき速し、渦うずまく潮水うしおに波瀾なみ逆立ちて、百千万ももよろずの……」よい文章を抜き出されましたね。そうそう、漢字だらけで……そこにロマンを感じるんですよね(笑)
歴史浪漫文学賞、もちろん、存じあげております。受賞、おめでとうございます!!
作者からの返信
ご祝辞、ありがとうございます。小滝ダイゴロウ様も長編を書き上げられましたら、応募してみてはいかがでしょうか。大出版社のメジャーな賞よりも、割と獲得しやすい賞かと思います。それにしても「雪のまち幻想文学賞」がなくなったことは、お前もかよ!ですよね。ほそぼそとでも続ければいいのに、どうしてなくなったんですかね。
第9話 北斎の追想-其ノ壱への応援コメント
安定した筆致に、おもしろく読ませていただいております。南総里見八犬伝、小学生のころからの愛読書でした。
作者からの返信
ふところ島のご隠居、鎌倉こそこそ話。興味深く読ませていただいております。南総里見八犬伝、いいですよね。なお、海石榴もこの春、「日本歴史浪漫文学賞」というささやかな賞をいただきました。今後精進あるのみです。
第18話 阿檀地の呪文―其ノ肆への応援コメント
4時間で20枚。その一枚一枚が細部まで描かれた傑作であるでしょうに。まさに神技ですね。
作者からの返信
北斎はとにかく筆が迅く、筆運びに迷いがなかったそうです。と、言っても残念ながら見てきたわけではありませんが(笑)。一度、筆を握れば、疾風怒濤。わたしみたいな小才のボンクラは、お恥ずかしい限りです。
第39話 夜鷹図の女―其ノ壱への応援コメント
こんにちは。
彼らが歩いた町の空気が匂ってくるような描写を愉しんでいます。
北斎と応為、英泉に春章、写楽といった画師たちの画を思い浮かべると、一段と楽しいですね。
作者からの返信
お愉しみいただけて何よりです。
江戸の町は、トルコ、ブラジルなどの町とは
かなり匂いが異なるとは思いますが、
歴史や文化は違っても、
庶民レベルの哀歓は変わることがないのではないでしょうか。
100話前後で完結させようと思っていますので、
よろしければお付き合いください。
第13話 北斎の回想-其ノ伍への応援コメント
草鞋を口に咥える描写は絵的な派手さは期待できますがリアリティーとしてはどうか…自分としては北斎に一票ですね。足に履いてるものをわざわざ口に咥えてる間に攻められてしまいそうで…でも夢はざまで呼んだ馬琴が草履を咥えていたというのはとてもいいシーンですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
北斎と馬琴は、双方、天邪鬼で狷介という性格でした。根底が似た者同士ゆえに、ぶつかることが多かったのですが、心の奥では互いをリスペクトしていました。要するに、喧嘩といっても仲のいい者同士のじゃれあいなのです(子供や同級生のマウンティングの取り合いみたいなものです)。
この馬琴は、北斎のいまわのきわに亡魂となって現れます。よろしかったら、お付き合いください。
第13話 北斎の回想-其ノ伍への応援コメント
べらんめー調が面白いです
作者からの返信
いつもご笑読いただき、ありがとうございます。
江戸時代の庶民(下町っ子)は、
たぶんこんな感じの口調で話していたと思うのですが……。
夢はタイムトリップして、浅草あたりの
小汚い裏路地の長屋で住んでみることです。
第83話 門弟高井鴻山―其ノ参への応援コメント
海石榴さま
こんにちは。
約二四〇キロを六日で歩くとなると一日約四〇キロの旅。健脚であろうと現代人にはまねしがたい膝栗毛、それを当時八十三歳であった北斎が歩き切ったとは。もう想像を絶します。
作者からの返信
でしょう。
江戸の人々は毎日テクシー(古い!)ですから、
現代人が考えられぬほど健脚であったといいます。
女の人でも東海道を一日35キロ歩いた、といわれています。
海石榴など一日1万歩、散歩しただけでも足が痛くなり、
こんな人間は江戸時代には「足弱」と軽蔑されました。