応援コメント

第24話 過去への猪牙舟―其ノ肆」への応援コメント

  • ――まだ書きたい譚が山ほどあるのに、もはや逝かねばならないおのが身の因果を嘆き、憾みつつ

    天才には天才の苦しみが。
    羨ましいような、羨ましくないような……

    作者からの返信

    にしても、好きな仕事に一途に打ち込み、
    脇目もふらずに突き進むからこそ、
    天才の天才たるゆえんがあるのでしょうね。
    俗念も雑念も打ち捨てて、
    自分を信じて、まっしぐら。
    そんな生き方に憧れます。

  •  画狂老人と号した男からの「あいつの方が狂ってる」という最大の賛辞。
     普段いがみ合ってるけど芸術家としては誰よりも認めていた(あるいは認め合っていた)という関係性……いい……。

    作者からの返信

    英雄は英雄を知り、天才は天才を知る。
    しかしながら、その天才も睡眠時間を削り、
    しかも戯作や絵の道以外に、いっさい脇目もふらず、
    命を賭して自分の志を遂げようとしたことは、
    意外に知られていません。
    長い長い孤独の果てに、天才は天才たり得たのだ。
    そう思います。

  • 馬琴のすごさが伺えますね。
    筆の速さ、創作への熱意、膨大な仕事量と研究熱心さなど、手塚治虫先生を思い出します。
    時代が違っても、後世に名を残す天才とはかくあるものでしょうか・・・。

    作者からの返信

    馬琴は、わが国ではじめての専業作家で、筆一本で家族の生計を立てました。
    それだけに、読書、執筆、倹約に生き、それ以外のことは眼中にありまんでした。かくして、未来永劫に読みつがれる八犬伝が完成したというわけで、あの世で馬琴は大満足していることでしょう。

  •  天才というのは一瞬の閃きだけでは無いのですねぇ。

     身体を壊すほどの努力を何十年も続けられるほど、対象が好きでなければならないのですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    自分を信じて、ひとつのことを一途に追い求める能力を、天才というのかもしれません。
    (たぶん)

  • なるほど北斎より筆が速く明け方から長時間執筆しさらに書を読み漁るからこそ後世に名を残すんけですね。それを後世に名を残した北斎が言ってるのだから凄いですね。

    作者からの返信

    馬琴は70歳を過ぎた頃、完全に失明しました。悪い照明環境のもとで、睡眠時間をけずって目を酷使したからでしょう。しかし、畢生の大作、南総里見八犬伝という名作を遺し、永遠に後世に読み継がれていきます。もって瞑すべしでしょう。