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 女の子は炎の魔法を行使した。


 手のひらから放たれた漆黒の炎はチンピラたちの全身を包み込み、大きく燃え上がる。ただ、悲鳴やうめき声が一切しないということは、もしかしたら炎に触れた直後に体が炭化するなどして事切れたのかもしれない。


 未知の魔法だから、食らったあとにどうなっていても不思議はないもんね……。


 そして炎が収まると辺りには沈黙が訪れ、彼らのいた場所には燃え跡すら残っていなかったのだった。



 その後、この出来事がトラウマとなった僕は、トンモロ村へ戻って自宅へ引きこもった。 



 BAD END 2-5

 

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