20-2への応援コメント
彼のエレジーを探した意味はもっと深かったんですね。
エレジーの持つ心に気付いてしまった分、もっと深かったんだと……
作者からの返信
二人の愛を探す旅、いよいよクライマックスです。
エレジーと教授の関係性は、実際の関係はもちろん、互いの心の在りようの変化としても、大変複雑なものでした。
あくまでディアナとエレジーの物語である故に、彼らの全てをお届け出来た訳ではありませんが、そこには確かな『愛』があったこと、その形を、どのように受け止めて頂けたでしょうか。それをお聞きするのが怖いような一方で、胸の高鳴るような心地も致します。
泣いても笑っても既に物語は終幕目前、次が最終話です。二人の旅の行く末に見出したものを、どうぞ一緒に感じて下さい。
編集済
19-2への応援コメント
やっぱり……
息子と共にいたエレジーの情報はきっとあったはず。
そしてそれまでエレジーが付いた少年達より生きた時間が長かったのも記録として残っていたはず。
それが意味するものは……エレジーが彼の息子の『ヒカル』を死なせないために行動していたから。
そこにはきっと心があった。
それを誰よりも享受は知っていたという事だろう。
作者からの返信
春夏秋冬の街、ついに最期の冬編へとやって来ました。二人が求めてきた真実、旅の果てはすぐそこまで迫っております。
繋がる関係性の一端に、少しでも意外性をお届け出来ておりますでしょうか。
教授が遺した想いを解き明かすため、最後の依頼を駆け抜けて参りましょう。
18-7への応援コメント
何となくですが、この博士との生活の中でも『ヒカル』の存在がチラついてしまって、エレジーの心のあり方を考えている自分がいて……
心とは何だろうと考えてしまいます。
作者からの返信
ヒカルと過ごした短い時間、教授と過ごした長い年月、まるで長さも形も、質そのものが異なる出会いではありましたが、それでも二人はエレジーの在りようを根本から変えることになりました。
教授と過ごす静かな日々の中で、彼にとっては人よりもずっと膨大な時間が横たわっていたからこそ、そして『恋愛』を求めない教授を相手にしていたからこそ、ヒカルから与えられた愛について考え、エレジーの『心』が育って行く様をご覧頂けたかと思います。
AIの心とは何かと言う問いに対して、この物語で明白な答えを出すことはありません。ただ、ディアナとエレジー、二人の旅の果てに、その答えの一欠片を見出し、何かを心の中に残して頂けたならと願っております。
17への応援コメント
彼も傷ついた心をディアナに救われていたのも確かで……
恋愛ではないけれど愛していたのも確かで……
彼の気持ちに共鳴しているのか……不思議な、静かな気持ちになりました。
作者からの返信
『彼』の遺した想いを、こうして伝えるかどうかは、最後まで悩まされた点でもありました。
ただ、この物語が『遺された者達』の世界にあると同時に、死してなお届く想いを大切に描かせて頂きたかったこと、何より主人公であるディアナが前を向いて歩き出す核となる物語ですので、こうして最期の言葉を記すこととなりました。
過去からの声を受け取ったディアナが、この愛の形を抱えて、それでも歩いて行く道のりを共にして頂ければと思います。
15-2への応援コメント
何がディアナをこうも掻き立てるのだろうと思っていたけれど……彼女にとって、ただ一つの真実であり、ただ一つの愛情であり、ただ一つの想いだったのだと……
涙が出て仕方ないです。
作者からの返信
ここまで読み進めて頂き、ありがとうございます。
二人にとっての愛を探す旅、主人公が何度も忘れようとして、どうしても忘れることの出来なかった原点、彼女にとっては何より大切な唯一の「愛」に、ようやく辿り着くことが出来ました。
人によっては眉を顰めてしまうような、愛の形かもしれませんが、こうして世界の向こう側で受け取って頂けたこと、とても嬉しく思います。一つの「愛」の行く末を、どうぞ見届けてやって下さいませ。
20-3への応援コメント
完結、おめでとうございます! お疲れさまでした。
なんて素敵なラストなのでしょう。
『DOLL』の存在が見せられたとき思いました。「エレジーにもDOLLが、実体があったらいいのに」と。まさかこういう形で実現するとは。
恐れ入りました! 雪白楽さんの構成力のすごさに脱帽しきりです!!
『エレジー』という名がヒカルから贈られ、『Licht』という実体が教授から贈られた。
エレジーはLichtを受け取り、ディアナと結ばたいとはっきりと口で意思表示をした。
はたしてエレジーは、教授から受け取った名へと改名するのでしょうか?
私は……。
ここはそれぞれの読者の想像にお任せ。やぼなことは口にすまい。
最後に一つだけ。
二人が出会ってから共有してきた時間。それが『膨大な過去の記憶に、倫理や常識で上塗りした今でしかない』と早い段階で気づいていましたよね。あれを聞いた瞬間、ドキッとさせられました。
これまでの記憶や歴史と向き合わなければ、本当の意味で前に進むことなどできないのですよね。
このような「知っているつもりだった前へ進むための道しるべ」をわかりやすい文章でたくさん見せていただき、とっても嬉しく思っていました。
素敵な物語をどうもありがとうございました!!
作者からの返信
この世界を彼らと共に駆け抜けて下さり、また沢山のコメントで応援を頂き、ありがとうございました。もはやレビューの如き力強い感想の数々、大変励みになっております!
この物語のタイトルとした『Licht』には、様々な意味をこめさせて頂きました。旅の終わりを見届けて下さった読者の方に、どのような『Licht』を見出して頂けたのか、ワクワクしながら感想を読ませて頂いております。
物語の冒頭に戻り、二人の旅の始まりからここまでの道程を、二人が辿った記憶の世界で掬い上げた『心』を、このような形で受け止めて頂きましたこと、改めて感謝致します。
またいつか、どこかでお会い出来ますことを、心より楽しみにしております。
20-2への応援コメント
>そういう用途で使えるように、君達を設計してしまった私が悪いんだ。
エレジーの心にずっと生き続けていた『教授』。どんなかたなのだろう、ふんわりと想像していました。
教授の生きざまが露わにされていく中、「私は君に愛を求めていない」のあの言葉の裏に「家族同等の本物の愛」があることを感じていたのですが、まさか。
エレジーを、心を持つAIを生み出した親的存在が教授だったとは。
そしてまた、教授はヒカルの本当の親でもあった。
点が線で結ばれた……。
心の扉を閉ざしたエレジー。その扉を自らの手で再び開かせたヒカル。二人は実の……人間とAI、「実の」だなんて言えない……いえ、言いたいですね。二人は実の兄弟だった。
教授の後悔の念、そしてそれ以上に伝わってくる『息子エレジー』への愛が伝わる感動的なエピソードでした。
作者からの返信
この物語のメインテーマとして置かせて頂いた、二つ目が『死者からの声』でした。この世界は、取り巻く過去の爪痕を始めとして『死』がひどく身近な場所に存在しています。
ただそれは、デフォルメ化された死であると言うだけで、現実世界の死も意識の大小は人それぞれでありながら、とても身近で心の深い場所に根ざす核の一つであるのだと思います。
基本的に一方通行である死者への想いではありますが、こうして『向こう側』から届く声も、きっとあるのだと言う想いをこめて、教授とヒカル、二人の生き様を描かせて頂きました。
この時空を超えた『家族』と『愛』の物語、いよいよ次話で終幕です。
18-4への応援コメント
>僕は世界で一番尊い贈り物だと、そう思うよ
またしてもこの文章を読んだ瞬間……。今度は「エレジーのこれまでの言動」が走馬灯のように溢れ、涙が零れて止まりませんでした。
今の彼が不安を覚えつつも『自分の心』の声にしっかりと耳を傾ける自我が根づいた根源を見た。
素敵なエピソードでした。
作者からの返信
この世界から、沢山のものを涙として受け止めて下さっているようで、ありがとうございます、と申し上げるのも少々おかしいかもしれませんが。
ヒカルとエレジーの関係は、主人公との関わりとは本質的に異なるもので、過ごした時間も短くはありましたが、エレジーが変わるターニングポイントとして強い存在感が残ったかと思います。物理的に彼の心を造ったのは開発者であっても、彼の心を育てたのは紛れもなくヒカルの存在です。
この過去を本当の意味で受け止め始めたエレジーが、この先どのような結末へと駆けて行くのか。春夏秋冬の街、最後の季節がやって参ります。
16-2への応援コメント
お邪魔いたします。
>義父さんの、最後の言葉を聞くのが怖かった
読んだ瞬間、これまでのディアナが。皆に愛され、人間を、AIを救ってきたカッコいい女性ディアナの姿が走馬灯のように溢れてきました。
と同時に零れてきた涙を止めることができなかった。こうして打ち込んでいる今、なお。
「彼女のトラウマとなる何があったのかな?」
その回収を楽しみにしておりました。
トラウマ? そんな一言で表現できるものじゃなかった。
『今』過去と向き合うことができて良かった。
いえその前に。
エレジーと出会ったのがまず『今』で良かった。もっとずっと前でも、おばあちゃんになったときでもなく『今』で本当に良かった。彼と心を通わせることにより、向き合う覚悟と勇気が持てたのだから。
素敵なエピソードでした。
作者からの返信
感想頂き、ありがとうございます!
この物語は、大戦によって荒廃した未来と言う世界設定の都合上、SFジャンルでお届けしておりますが、本来は『お仕事小説』として書かせて頂いたものです。未来かつ架空の、ではありますが!
ですので、働く女性のカッコよさを押し出しつつも、この世界から生まれた痛みの一部を抱えた主人公が、どのように自身を形作る『傷』と向き合うのかを、一つのメインテーマとさせて頂きました。
もちろん彼女とは違う形であっても、誰しもが何かしらの『傷』を抱えて、それでも地を踏みしめて、時に立ち尽くして、それでも日々を歩き続けているのだと思います。
いつか誰かが『今』に辿り着くことを願って、お届けさせて頂きます。どうぞ最後まで、彼らの物語を見届けてやって下さいませ!
20-3への応援コメント
完結おめでとうございます。
「泣き笑い、でしょ」
「惜しい。嬉し泣き、ですよ」
(*´ー`*)
とても素敵なラストシーンでした。
執筆お疲れ様でした。
作者からの返信
いつも応援頂き、ありがとうございます!
お陰様で、こうして二人の物語をお届け出来ましたこと、いま胸を撫で下ろしております。
この二人の道行きは、あの世界でまだ続いているのかもしれませんが、物語としての終わりをこの時に迎えたことは、結果として良かったのだろうなと思っております。彼らの交わした言葉を、心の一欠片を、胸のどこかに残して頂けたなら、これほど嬉しいことはありません。
最後まで読み切って頂けたこと、改めて感謝致します。またどこか、別の世界でお会い出来るよう、これからも書き続けて参ります。
20-3への応援コメント
素晴らしい物語でした!
感情を持つAIという設定をとてもうまく書かれていて、驚くと共に夢中で読んでしまいました。
人間とAIの違いは何なのかを考えさせられますね。マスターの為に怒り、家族になれないと嘆くアンネリーゼや、ヒカルの死に心を痛めるエレジーの想いには特に心を揺さぶられました。
ドールの体を与えられたエレジーとディアナの最後の場面がとても良かったです!
エレジー、とても小粋なことを言いますね(*^^*)
文章力も高くて勉強になります。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
一息にこの世界を駆け抜けて下さったようで、とても嬉しいです。ありがとうございます。
彼らの世界では、人間とAIの間にある違いが、目で見て分かりにくい程に希薄なものとなっているが故に、決して超えられない『見えない一線』から、こうして生まれるどうしようもない痛みや寂しさがあるのだと思います。
この物語の結末には大分悩まされましたが、楽しんで頂けたようで胸を撫で下ろしております。最後まで二人の旅を見届けて頂き、重ねて感謝致します。
これからも応援、よろしくお願い致します。
20-3への応援コメント
>君の名前は『Licht』
教授にとってエレジーは息子のような存在だったんですね!
>私の、パートナーになって下さい
ラストの言葉、とっても素敵でした☆
これから二人の『愛』を探す旅は続いていくんだなって思える最終話で、読後感がとっても良かったですヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
執筆、お疲れさまでしたm(_ _)m
作者からの返信
これまで毎話欠かさず、最後まで応援頂き、更には素敵なレビューまで頂きましたこと、心より感謝致します。
二人の間にある『愛』そして、これから見つけて行くだろう『愛』の形に、我々が名前をつけることは出来ないのだろうと思います。それでもこの現実の未来にも、こうして様々に優しい『愛』が溢れていることを祈りつつ、この物語を閉じさせて頂きます。
最後まで、この世界を愛し続けて下さり、本当にありがとうございました。またどこか、別の世界でお会い出来る時を楽しみにしています。
20-2への応援コメント
>世界にたった一つの特別な『DOLL』だった
そうでしたね!
教授はドールが作れるんでしたよね。
このための伏線だったんですねー(*´艸`*)♪
>そういう用途で使えるように
ですねー。
エレジーの所為ではないですよねー。
なのにそのことでエレジーが苦しむ……教授はそのことに気づいたんですね。。。(T_T)
作者からの返信
教授がエレジーに伝えたかったこと、伝えられずに消えていったこと、それでも消えなかったものが確かにあります。
この世界は、ある意味で常に『残された者達』のための物語であり、死者への想いは一方通行でありながら、きっと死者から届く想いもある。彼らの最期に、こうしてエンドロールの向こう側を描くことが出来たことで、ようやく一段落がつきました。
18-8への応援コメント
>何の気はなしに彼の寝室に踏み込んで
人の死に初めて直接触れたんですねー。
しかも唐突に訪れた死。
ショックですよね(T_T)
>務的な手続きは、今この空間に相応しくない
とっても人間らしい行動ですね。←AIだけれども
作者からの返信
エレジーを変えた、二つ目の出会いであり、ディアナと出会う直接の切っ掛けとなった別れでもあります。
彼らの世界は愛と共に静かな死で満ちていますが、そのどれもが主人公達にとって違う色と重みをもって『心』の深い場所に根差しています。
人にとっての、AIにとっての、そして『エレジー』にとっての死に対する眼差しを、どうか掬い取って下さったならば何よりの餞となるでしょう。
18-5への応援コメント
>君たちが生まれるところを、誰よりもずっと近くで見てた
すごいドラマチックな出会いですね!
>少しずつ自分にとっての『本物』を
『本物』、まだ見つけきってはいないですよね?
ディアナとともに歩む中で見つかると良いですねー(●´ω`●)
作者からの返信
エレジーは、この運命的な出会いから生まれた特異な『個』であり、ヒカルの存在こそがディアナへと続く長い道のりの原点であると言えます。
ディアナと歩む『心』を探す旅が始まったことで、ヒカルに与えられた言葉の一つ一つと、ようやくエレジーは本当の意味で向き合うことができるようになりました。
この出会いを無事にお届けできたことで、胸を撫で下ろしております。現代の時間軸に戻るまで、今暫くお付き合い下さい。
2-2への応援コメント
初めてコメントさせていただきます。
この物語、設定からして好みだったんですが、読み始めても好みでした…。この、廃墟っぽさが拭えない世界観に、綺麗だけれど、どこか影のあるエレジーがたまりません…。そんな彼のために、感情を露わにできるディアナもいいなと…。
タイトルにlichtとあるように、瓦礫の隙間からそっと差し込む光のような、そんな危うさと美しさがあるなぁと感じております。
(あと、この乾いた文体も好きです…そう、この地の文があるからこその、二人の紡ぐ光が綺麗に見えるのですね…)
これからも、のんびりと続きを読ませていただきます…!
作者からの返信
コメント頂き、ありがとうございます。
この作品のタイトルには様々な意味をこめて付けさせて頂いておりまして、読んで下さった全ての方にとって、その数だけの『Licht』が残れば良いと願っております。素敵な解釈をして下さっているようで、大変嬉しく思います。
いつでも彼らと共に、この世界でお待ちしております。どうぞ、ごゆるりとお楽しみ下さいませ。
13-2への応援コメント
>意識を失ったのも一度や二度じゃない
!!!!
どういうことでしょう?
うーん、でもそう聞くと11のエピソードのときに感情的に泣いていたのも、より理解できる気がします。
作者からの返信
ようやく主人公の抱えたものの一端に、こうして触れることが出来ました!
主人公とエレジーは傷を抱えた者同士、無意識の内に相手の傷を回避しようとしてしまいます。
リンネ局長はこの世界においてかなりのキーパーソンでして、数々の設定を抱えているのですが、基本的にこうして『匂わせ』ることしかしてくれません。かなりモヤモヤさせてくる人ですが、彼の言動や行動に注目して下さると、よりお楽しみ頂けるかもしれません。
4-4への応援コメント
この4−4のエピソードはとても大事なものを二人の心に植え付けたような気がします。
エレジーは確かにAIなのだろうけれど、もう殆ど3D画像の人間だと考えていいですよね。言動も行動も……彼は誰よりも人間のよう。
作者からの返信
またまた感想頂き、ありがとうございます!
やはり思い入れのあるシーンですので、心に留めて頂けて嬉しく思います。
人間とAIの間に横たわるものは何か、という問題について専門的にこの物語で追求することはありませんが、考えることは避けて通れない問いです。
主人公とエレジーの物語を、一つの可能性として夢見て紡いだことは、今だからこそ出来たことなのだと思います。そう言った意味でも、楽しく書かせて頂いております。
どうぞごゆるりと、二人の道行きをお楽しみ下さい。
4-4への応援コメント
間隔は電気信号に過ぎない、だからこそエレジーと触れ合うこともできる、奇跡や科学というより、想いあえることできたからこその温もり、という表現がとても美しいです。
別件ですが、仕事でMRのホロレンズやホロレンズ2を使うことも多く、現実世界のデジタルの融合が日常的なものになりそうな感じを抱いています。実際の机の上で飛び回る動物やキャラクターを見ていたら、いつか彼らが知能を獲得した時に、神経信号でもいいし、それらをひっくるめて感情として繋がることができたら世界は大きく変わるんだろなぁ、という気がします。
作者からの返信
またまた感想頂き、ありがとうございます!
二人の関係性が動き出す、きっかけともなる出来事です。思い入れのある一コマなので、お褒め頂きとても嬉しく思います。
お仕事でMR技術やAIによる分析・判断を日常的に利用している方々にとっては、逆に夢物語を広げるには微妙に近すぎる存在になりつつあるのかもしれません。
ただ、いつかこの距離感がもっと近付いた時には、また新たな関係性と、そこから生まれる物語に出会えるのかもしれません。そう考えると、今から期待に胸が高鳴ります!
2-2への応援コメント
エレジーの音楽に対する人への考えと芸術への理解に深く頷きます。
これまた昔の漫画で人が衰退した時代のロボットが自分の意識のルーツを求める中で古いレコードを手に入れたことを思い出します。
ただの自然音だったのが印象的でした。ロボットのセリフで私たちは音楽でできている、という言葉がありましたが、それは周りの音や、自分や胎内における心臓の鼓動や脈音であり、他者との感情的なハーモニーや不調和なのかもしれません。
芸術を理解するエレジー、その行き着く先に興味があります。
作者からの返信
三度感想頂き、ありがとうございます!
前回に引き続き頂いた感想から、AIと人との物語上における関係性は、長い歴史の上に築き上げられたものであることを、改めて実感させられます。
そうした過去に存在する数々の名作に、どれだけ手を伸ばすことが出来るかは分かりませんが、SF寄りではない「ヒューマン・ドラマ」という形で、どこかの世界のAIの物語をお届けしたいと思います。
エレジーと主人公、二人の化学反応で変わり行く世界を、どうぞ最後まで見届けて下さいませ!
2-1への応援コメント
海外のSFオムニバス形式のドラマの中の話で、解析によって自身の性格を元にしたAIを作り出し使役するというものがありました。AIは人のコピーだったので、気付かされるまでは自分は人なのだと思っていたという状況をいたましく思ったものです。
エレジーのこの数話の描写で人に近いものを感じます。プログラムへの疑問や呆れなどの反肯定的な考えこそ個性と自律持つ人らしさだ思うのですが、だからこそエレジーはAIと人の狭間で苦悩しているのかなとも思いました。
作者からの返信
再び感想頂き、ありがとうございます!
我が家は映画には色々と手をつけても、ドラマを観ることは殆ど無いので、こうして感想の中で情報提供を頂けると新鮮なものがあります。
エレジーの苦悩は、物語と彼の「生い立ち」に深く関わってくることですので、詳しく申し上げることは出来ませんが、こうして色々と考察するなどして楽しんで頂けて幸いです。
20-3への応援コメント
号泣しました。
本当にこれはもう……
いうべき言葉が全部無駄になりそうなくらいの感動でした。
この話を読めて良かった!
読ませてくれてありがとうございました!
作者からの返信
ここまで二人の旅路を辿って下さったこと、そして応援のコメントの数々を頂き、本当にありがとうございました!
遺された愛の物語の終わり、そして新たに見出された未来を目指す旅の始まりを、こうした感動と言う形で受け取って頂けましたこと、大変嬉しく感じております。
ここでお別れすることが名残惜しいようですが、彼らの旅が続いていくとしても、この物語は一度ここで閉じさせて頂きます。個人的にも思い入れのある世界、良い形で心に残して頂けたようで幸いです。
またいつか、別の世界でお会い出来る日を楽しみにしております。これからも応援、よろしくお願い致します!