応援コメント

20-2」への応援コメント

  • 彼のエレジーを探した意味はもっと深かったんですね。
    エレジーの持つ心に気付いてしまった分、もっと深かったんだと……

    作者からの返信

    二人の愛を探す旅、いよいよクライマックスです。
    エレジーと教授の関係性は、実際の関係はもちろん、互いの心の在りようの変化としても、大変複雑なものでした。
    あくまでディアナとエレジーの物語である故に、彼らの全てをお届け出来た訳ではありませんが、そこには確かな『愛』があったこと、その形を、どのように受け止めて頂けたでしょうか。それをお聞きするのが怖いような一方で、胸の高鳴るような心地も致します。
    泣いても笑っても既に物語は終幕目前、次が最終話です。二人の旅の行く末に見出したものを、どうぞ一緒に感じて下さい。

  • >そういう用途で使えるように、君達を設計してしまった私が悪いんだ。

    エレジーの心にずっと生き続けていた『教授』。どんなかたなのだろう、ふんわりと想像していました。
    教授の生きざまが露わにされていく中、「私は君に愛を求めていない」のあの言葉の裏に「家族同等の本物の愛」があることを感じていたのですが、まさか。
    エレジーを、心を持つAIを生み出した親的存在が教授だったとは。
    そしてまた、教授はヒカルの本当の親でもあった。
    点が線で結ばれた……。

    心の扉を閉ざしたエレジー。その扉を自らの手で再び開かせたヒカル。二人は実の……人間とAI、「実の」だなんて言えない……いえ、言いたいですね。二人は実の兄弟だった。

    教授の後悔の念、そしてそれ以上に伝わってくる『息子エレジー』への愛が伝わる感動的なエピソードでした。

    作者からの返信

    この物語のメインテーマとして置かせて頂いた、二つ目が『死者からの声』でした。この世界は、取り巻く過去の爪痕を始めとして『死』がひどく身近な場所に存在しています。
    ただそれは、デフォルメ化された死であると言うだけで、現実世界の死も意識の大小は人それぞれでありながら、とても身近で心の深い場所に根ざす核の一つであるのだと思います。
    基本的に一方通行である死者への想いではありますが、こうして『向こう側』から届く声も、きっとあるのだと言う想いをこめて、教授とヒカル、二人の生き様を描かせて頂きました。
    この時空を超えた『家族』と『愛』の物語、いよいよ次話で終幕です。

  • >世界にたった一つの特別な『DOLL』だった
    そうでしたね!
    教授はドールが作れるんでしたよね。
    このための伏線だったんですねー(*´艸`*)♪

    >そういう用途で使えるように
    ですねー。
    エレジーの所為ではないですよねー。
    なのにそのことでエレジーが苦しむ……教授はそのことに気づいたんですね。。。(T_T)

    作者からの返信

    教授がエレジーに伝えたかったこと、伝えられずに消えていったこと、それでも消えなかったものが確かにあります。
    この世界は、ある意味で常に『残された者達』のための物語であり、死者への想いは一方通行でありながら、きっと死者から届く想いもある。彼らの最期に、こうしてエンドロールの向こう側を描くことが出来たことで、ようやく一段落がつきました。