エレジーの音楽に対する人への考えと芸術への理解に深く頷きます。
これまた昔の漫画で人が衰退した時代のロボットが自分の意識のルーツを求める中で古いレコードを手に入れたことを思い出します。
ただの自然音だったのが印象的でした。ロボットのセリフで私たちは音楽でできている、という言葉がありましたが、それは周りの音や、自分や胎内における心臓の鼓動や脈音であり、他者との感情的なハーモニーや不調和なのかもしれません。
芸術を理解するエレジー、その行き着く先に興味があります。
作者からの返信
三度感想頂き、ありがとうございます!
前回に引き続き頂いた感想から、AIと人との物語上における関係性は、長い歴史の上に築き上げられたものであることを、改めて実感させられます。
そうした過去に存在する数々の名作に、どれだけ手を伸ばすことが出来るかは分かりませんが、SF寄りではない「ヒューマン・ドラマ」という形で、どこかの世界のAIの物語をお届けしたいと思います。
エレジーと主人公、二人の化学反応で変わり行く世界を、どうぞ最後まで見届けて下さいませ!
初めてコメントさせていただきます。
この物語、設定からして好みだったんですが、読み始めても好みでした…。この、廃墟っぽさが拭えない世界観に、綺麗だけれど、どこか影のあるエレジーがたまりません…。そんな彼のために、感情を露わにできるディアナもいいなと…。
タイトルにlichtとあるように、瓦礫の隙間からそっと差し込む光のような、そんな危うさと美しさがあるなぁと感じております。
(あと、この乾いた文体も好きです…そう、この地の文があるからこその、二人の紡ぐ光が綺麗に見えるのですね…)
これからも、のんびりと続きを読ませていただきます…!
作者からの返信
コメント頂き、ありがとうございます。
この作品のタイトルには様々な意味をこめて付けさせて頂いておりまして、読んで下さった全ての方にとって、その数だけの『Licht』が残れば良いと願っております。素敵な解釈をして下さっているようで、大変嬉しく思います。
いつでも彼らと共に、この世界でお待ちしております。どうぞ、ごゆるりとお楽しみ下さいませ。