間隔は電気信号に過ぎない、だからこそエレジーと触れ合うこともできる、奇跡や科学というより、想いあえることできたからこその温もり、という表現がとても美しいです。
別件ですが、仕事でMRのホロレンズやホロレンズ2を使うことも多く、現実世界のデジタルの融合が日常的なものになりそうな感じを抱いています。実際の机の上で飛び回る動物やキャラクターを見ていたら、いつか彼らが知能を獲得した時に、神経信号でもいいし、それらをひっくるめて感情として繋がることができたら世界は大きく変わるんだろなぁ、という気がします。
作者からの返信
またまた感想頂き、ありがとうございます!
二人の関係性が動き出す、きっかけともなる出来事です。思い入れのある一コマなので、お褒め頂きとても嬉しく思います。
お仕事でMR技術やAIによる分析・判断を日常的に利用している方々にとっては、逆に夢物語を広げるには微妙に近すぎる存在になりつつあるのかもしれません。
ただ、いつかこの距離感がもっと近付いた時には、また新たな関係性と、そこから生まれる物語に出会えるのかもしれません。そう考えると、今から期待に胸が高鳴ります!
この4−4のエピソードはとても大事なものを二人の心に植え付けたような気がします。
エレジーは確かにAIなのだろうけれど、もう殆ど3D画像の人間だと考えていいですよね。言動も行動も……彼は誰よりも人間のよう。
作者からの返信
またまた感想頂き、ありがとうございます!
やはり思い入れのあるシーンですので、心に留めて頂けて嬉しく思います。
人間とAIの間に横たわるものは何か、という問題について専門的にこの物語で追求することはありませんが、考えることは避けて通れない問いです。
主人公とエレジーの物語を、一つの可能性として夢見て紡いだことは、今だからこそ出来たことなのだと思います。そう言った意味でも、楽しく書かせて頂いております。
どうぞごゆるりと、二人の道行きをお楽しみ下さい。