概要
寒がり冷蔵庫、熱がり片手鍋、痺れやすい枕、そして、男性恐怖症のオナホ
物が擬人化した世界で、不良品と思しき物々……。彼女らがそこに存在している意味とはなんだろうか。所有者がとるべき行動は?
テセウスの船のパラドックスの解は、オールが取り換えられてもアイデンティティは保たれているとのことですが、本当にそうでしょうか? この作品を読んで、一考して頂ければなと思います。
ちなみに最後の場面で「ヘラクレイトスの川じゃん!」と思った人は、友達になれそうなのでTwitterで呼びかけてください。
【願望OP】
『フィーバー』——パスピエ
テセウスの船のパラドックスの解は、オールが取り換えられてもアイデンティティは保たれているとのことですが、本当にそうでしょうか? この作品を読んで、一考して頂ければなと思います。
ちなみに最後の場面で「ヘラクレイトスの川じゃん!」と思った人は、友達になれそうなのでTwitterで呼びかけてください。
【願望OP】
『フィーバー』——パスピエ
お読みくださりありがとうございます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!悪い部分を削ったら、埋まらない隙間ができる。それでいいのだろうか
おおよその物語にとって欠かせないのは成長や変容。
ですが、この作品の重要なポイントの一つは「変わらないこと」。変わることは美しく素晴らしいことですが、その影で消えていくものも必ずあります。それがいいか悪いかを置いといて、そんな部分も変えることなくまるごと尊重し、愛せるおおらかな生き方は、この時代に必要なことでしょう。
それを、「不良品が擬人化した少女たち」というフィルタに通すことで読みやすく、受け入れやすい形を与えたんだな、という印象を受けました。強いメッセージ性を感じる作品ですが、個性的な設定と内容がそれを適度にほぐしてくれています。