概要
初めて愛した貴女が空を大好きでいてくれてよかった。
昭和、平成、令和へと時代の過渡期、老人は日本人の国防意識の低さを嘆く。
しかし、ひ孫に『暢気に人が生きられる姿はこの国の勝利だ』と諭される。
老人、川村宗一郎は目の覚める思いで、長かった戦後が終わる気がした。
戦時中、彼はとても美しい、しかしながら切ない初恋をしていたことを思い出す。
彼の初恋は告白できずじまいの失恋からはじまった。
悔しいかな、大好きな彼女は別の男しか見えていない。それでも、彼は彼女の恋を応援してしまうのだ。
その初恋の彼女に酷似しているひ孫の泰子。
宗一郎は在りし日の大好きな人達との愛おしくも切ない思い出を語りだす。
史実に名高い三四三飛行隊創設、紫電改開発と激動激務の中も太平洋戦争末期に純愛、死別、そして、初恋の女性が想いをつないだラブレターに隠されていた想いを彼自身も知ることになる。
しかし、ひ孫に『暢気に人が生きられる姿はこの国の勝利だ』と諭される。
老人、川村宗一郎は目の覚める思いで、長かった戦後が終わる気がした。
戦時中、彼はとても美しい、しかしながら切ない初恋をしていたことを思い出す。
彼の初恋は告白できずじまいの失恋からはじまった。
悔しいかな、大好きな彼女は別の男しか見えていない。それでも、彼は彼女の恋を応援してしまうのだ。
その初恋の彼女に酷似しているひ孫の泰子。
宗一郎は在りし日の大好きな人達との愛おしくも切ない思い出を語りだす。
史実に名高い三四三飛行隊創設、紫電改開発と激動激務の中も太平洋戦争末期に純愛、死別、そして、初恋の女性が想いをつないだラブレターに隠されていた想いを彼自身も知ることになる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!燈子、お前、尾上になれ。って私も言われたい!最高すぎる!
とにかく読んでいる間中、中尉!がんばれ!!となり、主人公の川村宗一郎が大好きになりました。
初恋の女性は別の男性を見ていた。それが自分の師匠であり、男惚れしていた少佐という悩ましいところ。
腹が立つほどに恋愛に不器用だけど、本当はすごい男だと知っている少佐。少佐しか見えない大切な初恋の人、燈子。自分が欲しい女性なのに、とりもとうと奔走してしまう中尉の切なさ。太平洋戦争という悲しい時代の中でも貫き通した少佐と燈子の愛を支えた中尉。そして、悲しすぎる別れ。少佐と燈子のラストシーン、少佐と中尉のラストシーンは圧巻!涙腺崩壊です。時が経ち、輪廻転生を信じたい主人公とひ孫のやりとり。本当の本当のラスト…続きを読む