燈子、お前、尾上になれ。って私も言われたい!最高すぎる!

とにかく読んでいる間中、中尉!がんばれ!!となり、主人公の川村宗一郎が大好きになりました。
初恋の女性は別の男性を見ていた。それが自分の師匠であり、男惚れしていた少佐という悩ましいところ。
腹が立つほどに恋愛に不器用だけど、本当はすごい男だと知っている少佐。少佐しか見えない大切な初恋の人、燈子。自分が欲しい女性なのに、とりもとうと奔走してしまう中尉の切なさ。太平洋戦争という悲しい時代の中でも貫き通した少佐と燈子の愛を支えた中尉。そして、悲しすぎる別れ。少佐と燈子のラストシーン、少佐と中尉のラストシーンは圧巻!涙腺崩壊です。時が経ち、輪廻転生を信じたい主人公とひ孫のやりとり。本当の本当のラストシーンによかったぁと声がでちゃいました。是非に最後までハンカチ片手にお読みください!