ルフトハンザ航空ミュンヘン発東京行き

あらすじ
　啓一、智子夫婦の一人娘美佳の結婚式が丸の内のホテルで行われた。結婚式が終わった会場で妻智子は夫啓一に世話をするのは飽きたと別居を宣言、そのまま鎌倉の別荘に行ってしまう。娘美佳は新婚旅行から帰って平塚で新生活を始める。結果家族三人は各々別の所に住むようになった。
　そこへ二五年に渡りドイツで暮らしていた智子の妹の加代子が夫が死んだために帰国してきた。そのため品川の本宅には圭一と加代子が住み、智子は鎌倉に住むというようになった。加代子は二五年前に一度だけ啓一と関係を持ったことがあり、偶然にも一緒に住むことになってその関係が再燃していく。