概要
不死の体は幸せですか
もみじの木の下で愛を誓い合ったふたりは、末永く結ばれるという逸話があった。
ある日、男子高校生・古津正語(ふるつしょうご)は、同級生の西島ふじみに呼び出される。
「どうか私を殺してください」
だがそれは愛の告白ではなく、どう聞いても殺害の依頼でしかなかった。
殺人なんてできないと断る正語だが、ふじみは自身が【不死身の化物】だと言う。
その証拠として自身の手を刃物で傷つけ、瞬く間のうちに治してみせる。
西島ふじみが嘘をついていないこと、本気で殺されたがっていることに気づいた。
なぜなら古津正語は【騙り部】――嘘を見抜ける能力を持った一族の生まれだから。
それでも殺すことができないと伝えると、西島ふじみは別の依頼を提案してきた。
その依頼とは、街で噂となっている怪しい存在【都市伝説】を検証してい
ある日、男子高校生・古津正語(ふるつしょうご)は、同級生の西島ふじみに呼び出される。
「どうか私を殺してください」
だがそれは愛の告白ではなく、どう聞いても殺害の依頼でしかなかった。
殺人なんてできないと断る正語だが、ふじみは自身が【不死身の化物】だと言う。
その証拠として自身の手を刃物で傷つけ、瞬く間のうちに治してみせる。
西島ふじみが嘘をついていないこと、本気で殺されたがっていることに気づいた。
なぜなら古津正語は【騙り部】――嘘を見抜ける能力を持った一族の生まれだから。
それでも殺すことができないと伝えると、西島ふじみは別の依頼を提案してきた。
その依頼とは、街で噂となっている怪しい存在【都市伝説】を検証してい
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