夏休み編
5-1 買い物
昨日部活の装飾を終えて家に帰ると、学校からの一斉通知が来た。
内容は明日から夏休みになるけど、学校の合宿が三日間だけあるらしい。
読み終わった時ぐらいにみずきちゃんから連絡が来て、どうするか聞いてきた。
もちろん行くと答えて3泊するための荷物を買いに行かないか提案をした。
すぐに了承の返信が来た。
それから午後になりみずきちゃんが私の部屋に来たので、持っていく荷物を買いに行くことにする。
みずきちゃんと電車に乗ってデパートに行く。
デパートについてふたりでまず最初に、荷物を入れるための大きいカバンを買いに行く。
すぐに決めてふたりで色違いのものを買う。
「あとは動きやすい服と靴じゃないかな?」
「そうだね。じゃあ靴屋と服屋に行ってその後に昼ごはんを食べよう」
私の提案は通って靴屋でスニーカーを買う。
そして服屋で動きやすい服をふたりで選んで買う。
「あー買った買ったー。お!あのキーホルダーおそろいで買おうよ」
「いいですね。」
そこにあったのは銀のプレートにイニシャルが書いてあるもので思ったよりも可愛かったので買うことにした。
洋服の胸ポケットに入れて昼ごはんを食べに行く。
フードコートはちょうど昼頃ということもあって、賑わっていた。
「ちょうどそこが空いてるから座ろうか」
「じゃあ私が待ってるから何か買ってきてくれないかな?」
そう言ってお金を渡して一緒に買いに行ってもらう。
そして私は空間魔法で先程から感じていた爆弾をアイテムボックスに突っ込む。
そしてみずきちゃんが戻ってきて何事も無かったかのように昼ごはんを食べ始める。
(読心発動)
デパートにいる人の心を読み取っていく。
8人目くらいでテロを起こそうとしていた人を見つけて、確信した。
「食べ終わったら手を洗いに行こう」
「うんいいよ」
そして私たちは食べ終わってお手洗いに行く。
そこで私が魔法でわかったことを教える。
「え!ほんと!じゃあどうしよっか、」
「私の魔法で姿を見えなくするから、隠れていて。王女としての威厳を見せてテロを終わらせるよ」
「ダメだよ!危ないよ。私にも手伝わせて」
「うーんじゃあ頭は私がどうにかするから仲間をバレないように倒しておいてね」
「りょー」
そしてふたりで行動を始めた。
私たちがお手洗いから出てすぐにデパートの真ん中で銃声が聞こえた。
それから大きな声が聞こえて客が悲鳴をあげ始めた。
私は風魔法で空中に浮いてその様子を見ている。
テロの主犯と思われる男が前に出てきてここにあつまってケータイなどを渡せという。
一通り集め終わったのを見計らって私は人混みの中に行き魔法を解いて男の前に出る。
「今すぐ人質を解放してください」
「ああ?可愛いお嬢ちゃんがどうしたんだ?残念だがそれは無理な話だ」
「では人質と何かを取引しませんか?」
「それはいいな、じゃあお嬢ちゃんの体が欲しいな」
そう言って、冗談めかしながら私の体をつま先から頭まで舐めまわすように見てきた。
子供に何もできないと思っているのだろうか、馬鹿だなぁ。
「交渉決裂ですね。あなた方がここに設置した爆弾は既に回収しました」
「あ?何言ってんだ、このボタンを押せばデパートは終わりだ。どこに隠したかなんてわかるはずがねえだろ」
私は無言でポケットから出したように見せて爆弾をしたに落とす。
「な、そ、それ、」
「すべて回収させていただきました。みずきちゃん、仲間は全員倒せた?」
そう言ってみずきちゃんにかかっていた魔法を解く。
「もちろん、あなたのうしろにあるよ?」
「なんだと!」
男の後ろには6人の仲間と思われる男達が倒れていた。
「抵抗せずに捕まった方がいいと思うけど、どうしますか?」
「ふ、ふざけんな!」
男はそう言って上着を脱ぐ。
そこに現れたのは大量の爆弾で、男はそれを体に巻き付けていたのだ。
「無駄な抵抗をしなければよかったのに、、」
私はそう言って素手で男の顎を殴る。
「っ!!」
そう言葉?を残して倒れた。
私は本当は殴っていただけではなく風魔法で脳みそを少しだけ揺らして意識を刈り取っただけだ。
「皆さんお怪我はありませんか?」
聞いてみたが誰も言おうとしない。
私は聞くのを諦めて警察に連絡をする。
大体の人がなんとか話せるようになった頃らへんに、警察がたくさんのパトカーを連れてやってきた。
私たちで事情を話してあげると納得して授賞式がしたいと言い出した。
また今度にしてほしいと言って断った。
色々なことがあったが、すべて大人に丸投げして、電車でふたりで一緒に帰った。
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