1-4 危険回避の手段
私は自室にもどった後必要なものを空間魔法のアイテムボックスへ入れていく。
その後お父様のところへむかう。
「ティアよ言わなかったのだが、ティアも勇者とともに魔王を倒しに行って欲しい」
「そんなに落ち込まなくてもいいですよお父様。ええ、行きましょう魔王を倒しに」
「ティアありがとう。たびに必要な道具はすべてそこの宝箱に入ってある。持っていってくれ。ティアの空間魔法ならできるだろう」
「え?空間魔法を使えることを知っているのですか?」
まさかお父様にバレていたとは思わなかった。
「俺はおまえのお父様だぞ。ティアがすべての属性の魔法を使えることぐらい知っておる」
「......黙っていてごめんなさい」
「謝る必要は無い。それよりも必ず帰ってこいよ」
「はい」
そう言って空間魔法を使い宝箱をすべてアイテムボックスにしまい自室へ戻った。
部屋に入り宝箱を開けていく。
大体は金貨のような硬貨だが三つの宝箱には武器防具が入っていた。一つの宝箱に4つの防具が入っていてもう一つには4つの武器が入っていた。
最後の一つに輝く透明な水晶が入っていてそれを触ると水晶の輝きが一つの光となって私の胸の方に進んでいき体の中に入っていった。
(なんだったのかな?一様確認するか)
そう思いステータスを確認する。
スキル
魔力制御 詠唱省略 魔法威力上昇
基本魔法適正 光魔法適正 闇魔法適性
空間魔法適性 時空魔法適性
召喚魔法適性 認識魔法適性
治癒魔法適性 魔法耐性
神眼 魔眼 読心 獲得経験値上昇
危険察知 生命探知 魔力探知
知覚操作
危険察知︰自分の身に降りかかる危険を事前に察知できる。その危険には自分が恥ずかしいと思うことも含まれている。
スキルだけを確認しようとすると簡単にスキルだけが出てきた。
危険察知があればアンチラッキースケベになるかもしれない。他にもたくさん出てきていた。
(お父様、ありがとう。)
その後はまだ昼だったので城下町に行って食料を大量に買い城へ戻った。
まず兵士たちに国1番の大盾使いと軽業を使うひとを探させる。
その間に私はキサラギさんのところへむかう。
「キサラギさん、いますか?」
「はい、いますよー。」
「入りますね。」
そしてキサラギさんの部屋に入って武器と防具を渡しておく。
「それを付けて魔王を倒しに行くので明日の朝つけておいてください。」
「つけ方わからないからシャルティアさんに教えて欲しいな〜手とり足とり?」
「つけ方を書いた紙を用意しましたのでどうぞ。それでは。」
はぁ勇者めんどくさい。
そう思いながら寝る用意をする。
服を脱ぐ前に扉に施錠の魔法をかけておく。窓も閉めて外側から見えないようにする。
(これから着替えるたびにこんな事しなくちゃいけないのか。めんどくさいかも。でも私のためだしな。あ、そうか危険察知があるじゃん。)
そして服を脱いで下着も脱いで全裸になる。
水魔法と火魔法を使い温水を作って上からかぶる。そして落ちる前にその温水をアイテムボックスに収納。それを何度か繰り返して風魔法で体を乾かしていく。
完全に乾かしたところでタンスに向かおうとしたところで鏡台の前で止まる。
そこに映るのはとても綺麗で毛先まで手入れが行き届いている髪の毛に成長して可愛さが増えた顔に確かに成長して大きくなった胸、引き締まったお腹に真っ白の肌。
それにムダ毛などが1本も生えていない。
本当の美少女だろう。
だが自分に見入っていると寒くなってきたのでタンスから下着を取り出して履いて寝巻きを着る。そしてその日は終わりを告げた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます