2-9 人魚の国
人魚の国に来た次の日私は人魚姫?に案内されて服屋に来ていた。
人魚たちが来ている服は特殊な加工で私服に見えるけど実は水の中でも自由に動けるらしいので作ってもらうことにした。
採寸をして時間がかかるというので人魚の街をブラブラすることにした。
人魚の国の街はお魚が中心に売っていた。
「そこのお姉さん、これ買っていかない?」
声をかけられて振り向くとそこには可愛いアクセサリーがあった。
「では、これを貰っていきますね」
その中で特に目に止まったものを買う。
また歩き始めていると今まで静かだったサラが顔を上げた。
「サラ、どうしたの?」
「俺ここ苦手」
「水だから?」
「うん」
そうは言われてもどうしようもない気がする。
「ティア、僕に姿を隠せと命令して」
よく分からなかったがその通りにする。
すると首にあった質量が消えてサラがいなくなった。
『ティア、居なくなったりはしてないよ。
姿を表わせと命令すれば出てくるから』
頭の中に直接声が届いた。
少し感心しながらも止まった歩を進める。
その日は一日中歩いて街を探検した。
次の日
私たちは人魚姫に魔王のいる孤島に連れて行って欲しいと頼んでいる。
人魚姫は別にいいと言っていたが海で暴れている魔物を倒してほしいと頼まれたのでそこへ向かっている。
「魔物はどんなものなのでしょうか」
「多分リバイアサンだと思われーす」
「リバイアサン、ですか」
リバイアサン、青い龍で水の中を自由に、そして俊敏に動くと、聞いている。
話したあともう少し話すと海に出た。また少し泳いでいると前方に細くてとぐろをまいたような影が見えた。
「はっ!」
その影が見えて接近すると私の背後から尖ったものが飛んでいき影に当たった。
「ぐぐぐぐ」
変な声とともに影が動き出して私たちの前に姿を現した。
それと同時に私の後ろにいた付き添い人の人魚が短剣を手に持ち戦闘態勢に入った。
きっと先ほど短剣を投げたのは人魚だろう。
「あなた達にはここで死んでもらうわ」
「どうしてですか?」
「魔王様の命令だから」
その言葉と同時にすごい速さでたくさんの人魚たちとポセイドンがきた。
「増援、という訳ではなさそうだね」
「キサラギさん、きっと人魚は魔王の息がかかっていたのでしょう」
「キサラギ、どうする?」
「俺は戦えるぜ」
「じゃあみんなで戦おう。
後ろにいる人魚とポセイドンは、、、誰か電撃魔法を使えないか?」
そう聞かれて私は周りの人の時間を止めてステータスを確認することにした。
Lv42(Lv28→Lv48)
名前︰シャルティア・テスカトル
職業︰賢者
選択可能職業︰魔法使い、槍士Lv1
HP
4200/4200(+2,000)
MP
無制限
攻撃力
50
防御力
49
敏捷性
55
スタミナ
70
筋肉量
26
スキル
魔力制御 無詠唱 魔法威力上昇
基本魔法適正 光魔法適正 闇魔法適性
空間魔法適性 時空魔法適性
召喚魔法適性 認識魔法適性
治癒魔法適性 敵対魔法無効
魔法作成 恐怖耐性
神眼 魔眼 読心 獲得経験値上昇
危険察知 生命探知 魔力探知
知覚操作
加護︰女神の加護、女戦記の加護、火の精霊王の加護、獣人の加護 森人の加護
称号
聖女、賢者、
やばい。
加護がとてもたくさん増えていた。
でも今までたくさんあったので納得はできる。
(良かったありました)
私の目的の魔法作成があった。
でもすぐに気づいた。光魔法に電撃あったわ。
それと、恐怖耐性って、、、トラウマだから思い出さないようにしよう。
「キサラギさん私使えますよ」
「じゃあ空間魔法で僕達だけ海の上に移動するから電撃を海に放ってくれ」
「電撃、ですか?」
「頼んだ」
その言葉を聞いた時にはもう水の中にいたような感じではなく、簡単に動けるようになっていた。私はすぐに光魔法の雷撃を使う。
数秒すると水面にたくさんの人魚とポセイドンにリバイアサンが出てきた。
「キサラギさん、上手くいって良かったです」
人魚たちを全員キサラギさんが収納して水の上にまた私が作った船で寝ることにした。
船の中は酔うかと思っていたがその揺れは心地よくすぐに眠りに落ちた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます